庭整備」カテゴリーアーカイブ

庭の整備(79)飛び石を設置

笹藪と化していた井戸(下写真で右上)の周辺を少しずつ整備しており、昨秋には流しで井戸水を使えるようになりました。

朝一番の洗顔や屋外作業時の手洗いなどに活用したいと思っているのですが、ひとつ問題が・・・。
と言うのは、流しの前は芝が張ってあるため、流しを使うには芝を踏んでいかなければならないのです。

芝は頑強であるものの、同じところを繰り返し通ると土が締まって、そこだけ芝の生育が悪くなってしまいます。
そこで、下図のとおり通路(敷石)と流しの間に飛び石を設置し、芝を踏まずに済むようにすることにします。

飛び石には昔、主屋と納屋との行き来に使われていたものを再利用したいと思っています。

この飛び石は2年前に播き芝を行う際に撤去しましたが、井戸のところで使うつもりで保管してあるのです。
ちなみに、元々飛び石があったところは現在、下写真のようになっています。

飛び石は2個設置し、そのうち流し寄りのものは水栓を操作しやすいように流しの右手前に設置することにします。

飛び石は20cm程度埋めて据え付けることになります。
そこで、据え付け箇所付近の地中の状態を確認するため、配管工事の際に撮影した写真を見ると・・・

地中に庭木の根とパイプがあり、庭木の根は避けるとしてもパイプが微妙です。
そこで、慎重に地面を掘ってパイプの位置と深さを確認。

飛び石を20cm程度埋めるのに対し、パイプの土被りは25cmです。
両者が接することはないもののクリアランスが小さいためパイプの横に大きめの石を敷いて、飛び石の荷重が直接パイプにかからないようにしておきます。

そして、コロの原理を駆使して!?デカく重たい石を運んできました。

水準器でレベルを確認しながら据え付けます。

飛び石の天端が芝と揃うぐらいにしたかったのですが、庭木の根やパイプの関係で少し高くなりました。

飛び石周りの芝を復旧。

目土を入れて1箇所目の飛び石の設置完了。

実際に飛び石のうえに立って流しを使ってみると、飛び石が流しから離れ過ぎていることがわかりました。
かと言って、飛び石をこれ以上流しに近づけることは庭木の根があるため無理です。
そこで、流しと飛び石との間に上写真で手前側に写っている延べ石(端材)を入れることにします(延べ石は高さが小さいため根のうえに据え付け可能)。

続いて、通路側の飛び石も同様に設置します。
石の大きさに合わせて地面を掘ります。

今度はこの石を使います。

先に設置した飛び石との関係を見ながら据え付けます。

設置完了。

今回設置した飛び石のラインと通路とは直交していません。
飛び石のラインと通路との交点に目印になるものを設置すれば両者の関係がわかりやすくなりそうです。
ちょうど石臼の片割れがあるため、それを据え付けてみることに。

実は、この作業を実際に行ったのは今年の5月連休中のことで、現在、下写真のようになっています(飛び石はすっかり周囲に馴染んでいます)。

先の石臼に続ける形で、玉石を使って敷石も始めたのですが、時間切れで途中までになっています。
今秋か、来春にでも続きができればと思っています。

庭の整備(78)グリーンカーテン設置

今年も暑い夏になりそうです。
近年のような酷暑になるとエアコン無しとはいかないものの、できるだけエアコン(電気)に頼らなくても済むよう、これまでに主屋(古民家)の自然換気、主屋周りの緑化(砂利敷→芝生)などを行ってきました。
また、暑さ対策のために設置したわけではありませんが、主屋前の水鉢(ハス&メダカ)が意外にも暑さ対策になっています。

もちろん気分的なものですが、夏の炎天下、水の中を涼しげに泳ぎまわるメダカを目にすると、あたかも自分が水の中にいるような錯覚になり、外気は変わらずとも体感温度がぐっと下がります(個人的感想です^_^)。
このような暑さ対策の効果に改めて気づいたことで、今年はグリーンカーテンを設置したいと思ってきました。
既にプランターでゴーヤとアサガオを育ててあり、それらが大きくなってきたことから支柱を立てることにします。

上写真にちょうど1年前に作った縁台が写っていますが、その日射し避けになるような形でグリーンカーテン(支柱)を配置することにします。
支柱の上部は軒先(垂木の先端に取り付けられている鼻隠し)に固定すれば良さそうです。

軒先の高さやプランターなどのサイズをもとに下図を考えてみました。

水鉢を中心にプランターと支柱を配置。
支柱にはネットを張りますが、水鉢のメダカに給餌しやすいように水鉢の周囲を除外しています。

では、作っていきます。
支柱には太さ3cm程度の竹(冬に伐採して倉庫に保管してあったマダケ)を使うことにして所定の長さで切断。

竹どうしを紐(農業用キョージンバンドを使用)でしばって組みます。

支柱にネット(海苔養殖用ネットの再利用品)を張って据え付け。

下写真のとおり支柱の上端が屋根の鼻隠しにかかるようになっています。

このままでは台風などで倒れてしまうため、ビス(SUS製)と絶縁電線(VVFケーブルの再利用:φ1.6mm単線)を使って支柱と鼻隠しとをしっかり緊結します。

下端もしっかり固定したいところですが、土間コンのため、とりあえずプランターをウェイトにして固定することにします(台風時にはコンクリートブロックなどで補強する必要がありそうです)。

水鉢の手前の竹を切断(メダカに給餌しやすいように)。

ネットが足りていないところに糸を張ってゴーヤやアサガオの蔓を誘引します。

そして、完成です!

ゴーヤやアサガオで覆われれば、縁台の良い日射し避けになりそうです。

縁台から見える景色も変わることでしょう。

ところで、水鉢のハスが早くも咲きそうになっています。

今春も株分けしましたが(ブログ記事にはしていません)、年々、株が太ってきており、今年もたくさんの花を期待できそうです(^_^)