月別アーカイブ: 2017年10月

竹ボイラーの導入(3)全体計画

7月下旬にボイラー本体(ATOウッドボイラー)が納入されましたが、現在まで倉庫に置いた状態になっています・・・。

ボイラーの導入に向け、まずは全体的な計画(ボイラー及び管路の配置)を検討することにします。
ボイラーの水源には井戸を使いますが、この井戸には昨年に電動ポンプを設置したことから、ボイラーへ井戸水を圧送できるようになっています。
そして、ボイラーで熱した井戸水は、給湯用(炊事・風呂等)として使う考えです。
と言うことは、ポンプ(倉庫内に設置)や台所・浴室などの水回り(主屋)に近いところにボイラーを設置すれば、配管延長が短くなり、電気(電動ポンプ運転)や熱のロスが小さくなります。

これを考慮し考えたのが下図の配置案(平面図)です。

井戸のポンプは倉庫内に設置してありますが、ボイラーも同じ倉庫内に設置し、ポンプの近くになるようにしています。
そして、この倉庫の対面には主屋(台所などの水回り)がありますので、倉庫と主屋の間にある通路を横断する形で水と湯の2本のパイプを配置しています。

ちなみに、ウッドボイラーは下図のとおり熱交換器を通して給湯する仕組み(直圧式)ですので、井戸のポンプだけで蛇口(給水栓)まで圧送できます。
このため、ボイラーから圧送するためのポンプを改めて設けることはしていません。

ボイラーを屋内設置することから、火災予防のため、薪ストーブのときと同様に建物(可燃物)との離隔をとる必要があります。
ウッドボイラーの取説を読むと、消防法を考慮し次の離隔を取るように記載されています(別途、各自治体の条例を遵守)。

  • 後面:1.5m以上
  • 側面:1.0m以上
  • 正面(焚き口側):2.0m以上

ボイラーを設置する倉庫は鉄骨構造&トタン張り(不燃材)のため、建物との間に関しては上記の離隔をとる必要はありませんが、この範囲内に可燃物を設置しないようにしなければなりません。

下写真で物入れが置いてあるところにボイラーを設置することになりますが、ボイラーの側面側については不燃材の壁になるため問題ありません。
ボイラーの正面と後面については、ちょうど倉庫の出入口(正面側:幅6尺、後面側:幅3尺)と重なりますで、ここに可燃物を置かないようにすれば安全と言えそうです。

ボイラーの配置を決定するには本体だけではなく、煙突も要検討です。
そこで、断面図を描いて煙突の配置を検討します。

煙突は壁出しとし、煙突トップが横引き(約1.2m)の2倍以上、かつ屋根から1m以上高くなるようにしています。
煙突の効果を考えると、壁出しではなく、真っ直ぐに立ち上げて屋根出しにしたいところですが、屋根材がスレート(不燃材)の大波であるため、屋根出しにすると煙突がダムのようになって雨水を堰き止めてしまうのです。
壁出しの場合でも庇を貫通させる必要があるのですが、こちらの屋根材は同じスレートでも小波のため、なんとかなるように(安易に)考えています。
煙突と建物(可燃物)との離隔については、基本的に不燃材ですが、基準の300mmはとるようにしています。

ボイラーの配置はこれで問題がなさそうですので、今後、これをベースに詳細を詰めていくことにします。

<続きます>

竹ボイラーの導入(2)ボイラー選定

裏山の竹(熱源)や井戸(水源)を活用するため、ボイラーの導入を計画しています。
このため、今年7月に井戸水の水質検査(飲用10項目+硬度)を行ない、ボイラーの水源として問題ないことを確認したところです。

次に、導入するボイラーの機種を検討することにします。
ボイラーの燃料としては竹を考えていましたが、これまでに裏山や敷地を管理するなかで竹だけではなく木も多く発生することがわかってきました。
このため、ボイラーの機種選定においては、竹に特化したものではなく、木質資源全般を燃料にできる汎用的なものを対象とします。

このようなボイラーで、価格面でなんとか手が届くもの(それでも価格はガス給湯器の4倍程度・・・)として次のものが候補に上がりました。

  • モキ製作所「無煙薪ボイラ」
  • エーテーオー「ウッドボイラー」

この内のモキ製作所と言えば、昨年導入した薪ストーブ(MD80Ⅱ、下写真)のメーカーです。

このストーブはシンプルな構造に特徴があるのですが、ボイラーについても、耐久性や自由度(様々な用途への対応)を重視することからシンプルな構造であることが第一条件であると考えています(ガス給湯器などはボタンひとつで使えて便利ですが、構造が複雑で中身がブラックボックス化されているのとは正反対の指向です)。

このような観点から、両者の詳細をネットで調べてみます。
まず「無煙薪ボイラ」については、薪ストーブのシンプルさから同様と思われるのですが、残念ながらネットからは詳しい情報を得ることができませんでした・・・。


(モキ製作所HPより)

もう一方の「ウッドボイラー」については、外観が洒落ているゆえにガス給湯器などのように構造が複雑でブラックボックス化されているような第一印象を抱いたのですが、調べてみると実はとてもシンプルな構造であるようです。


(「ウッドボイラー」リーフレットより)

語弊があるかもしれませんが、ボイラー本体は五右衛門風呂のようなもの(無圧開放型)とも言え(もちろん熱効率・耐水性・安全性に格段の向上あり)、用途に応じて熱交換器などを追加することで、給湯システムや暖房システムを構築できるようになっています。
このシンプルさと自由度の高さに魅力を感じ、メーカーに種々の疑問点を問い合わせみることに。
その結果、竹を燃料として使用する際の留意事項等についても助言いただき、最終的にウッドボイラーを導入することに決めました。
あと機種選定に当たっては、伊那谷(長野県)で古民家を再生されてみえる野人さん(ブログのハンドルネーム)がこのウッドボイラーを使ってみえることも大きなポイントになりました。

ウッドボイラーは数種類の機種が設定されていますが、選んだのは最も小型(安価)のN-200NSB(貯湯容量:200リットル)です。
小型と言っても、給湯の目安は3箇所、床暖房だと2箇所とのことですので、我が家には十二分の能力です。

こうしたボイラーを導入する場合、通常は設備屋さんに据付・配管工事を含めて依頼するものだと思いますが、今回は全てDIYにて行うつもりですので、ボイラー本体はメーカーから直接購入することにします。
ちなみに、今回は自家用井戸のみを水源にするクローズドなシステムとするため私のような個人(無資格者)でも配管工事ができるのですが(技術的に可能かは別問題です・・・)、自治体の水道を使う場合は法令(水道法及び自治体の給水条例)により禁止されているため業者に依頼せざるを得ません。

そんなことで、ボイラー本体が届きました。

実際には7月下旬には届いており、現在まで倉庫内に置いた状態になっています・・・。

<続きます>

古民家の自然換気(27)井桁形照明3

前回、井桁形の照明カバーを作りました。

照明本体は電球ソケット(LED)ですが、これを竹天井に取り付けるための配線方法を検討します。
竹天井には一定間隔で根太を入れていますので、そこに引掛シーリングを設置すれば、施工が容易で見た目も良くなりそうです。

しかし、この根太は、厨子二階の管理時(掃除等)に合板を置いて作業できるようにするために設置したものです。
このため、根太(45mm角)に引掛シーリングを設置するための穴(10mm程度)をあけることは強度的にできません(根太を設置する際には照明のことは考えていませんでした・・・)。

そこで、下図(断面図)に示す位置に引掛シーリングを設置することにします。

この場合、上図のとおり照明器具の電源コード(丸打ちコード)に1m程度の長さが必要となりますが、市販のもの(50cm程度)では長さが足りません。
このため、引掛シーリング(ソケット)、丸打ちコード(0.75mm2)、電球ソケット(E26)、LED電球(40形)の各部品をそれぞれ購入し、組み立てます。

電球ソケットはキーのないもので良かったのですが(壁スイッチで操作するため)、パナソニックのものは既に生産中止になっていました。
このようなソケットは今時、需要がないのでしょうね。

照明器具側はこれで完成ですので、テストとして電源につないで点灯(竹天井の場所ではありません)。

良い感じです(^_^)
ここの元々の照明器具はプラスティック製カバーのものなのですが、自作のもののほうが部屋の雰囲気に合っているように感じます。
こんなことなら、もう1個余分に作っておくべきでした。

本来の竹天井のほうに取り付けられるようにします。
電気ケーブルは元々の照明器具用のもの(壁スイッチ式)が使えますが、引掛シーリング(ボディ)を取り付けるための架台が必要になるため端材を使って作ります。

この架台を厨子二階の床板に設置し、電気ケーブル(下図でVVF1.6×2C)を接続します。

スイッチON!

今回の照明により、丸太梁(黒色)と漆喰(白色)とのコントラストが際立つように感じます。

今回の照明器具を追加したことで、この部屋(LD)の広さ(15畳)に対して十分な明るさになりました。