月別アーカイブ: 2016年8月

トタン壁の塗装

近所に大変お世話になっている長老の方がみえます。
ご自宅の前に納屋があるのですが、その外壁のトタンがかなりサビはじめています。
日頃のお世話になっている感謝の気持ちとして、週末を利用してトタンの塗装を行いました。

塗装前の状態です。

IMG_3870

特に下部がサビています。
かなり昔にコールタールで塗装されたとのこと。
一般的にはコールタールのうえにはコールタールしか塗装できません。
しかし、隣近所の方(一級建築士)に伺ったところ、コールタールでも相当な時間が経ったものにはペンキ(合成樹脂塗料)塗装も可能だと教えていただきました。

トタンにはコールタールを塗ったことがないので分からないのですが、なんとなく粘度が低く塗りにくそうな感じがします。
ここはペンキで塗装することにします。

ホームセンターで購入したトタン用の油性塗料とトタン用のローラー刷毛です。

IMG_3869

油性塗料は7kgで4,000円程度の安価なものです。
ペンキにはいろんな種類がありますが、所詮は合成樹脂(プラスティック)を油(油性の場合)か水(水性の場合)で溶いたものだと思います。
難しいことは考えずに手頃な価格の油性塗料(ブラック)を選びました。

作業途中の写真がありませんが、ワイヤーブラシでサビを落として、ローラー刷毛で塗装すれば完成です。
簡易な養生で済ませたこともあり、実質半日で終わりました。

IMG_3873

IMG_3874

以前のコールタール塗装に気泡のようなものが付着しているところがあり、その部分がどうしてもムラのようになってしまいました。

それでも真っ黒な壁は良いものですね。
上部の土壁は大直し仕上げでしょうか。
漆喰を塗れば、黒と白のコントラストで一層見栄えがしそうです。

漆喰といえば、土蔵の軒の修理で塗ったことがありますが、本職のような仕上がりを求めなければ意外と簡単なものです。
そのうえ安価です。
一度塗りですが、20kg1袋(約1,800円)でこれだけ塗ることができます。

IMG_3014

黒のトタン壁に白の漆喰もありかもしれませんね!

自然農 ダイコンの種播き(2)

この夏は本当に雨が降りませんでした。
8月も終わりになり、ようやく台風の影響で雨が降りました。

これからは秋雨前線による長雨の時期に入ります。
この長雨をもらうことで、冬草が芽生え成長します。

一方の夏草は既に種をつけ始めていますので、勢いのピークは越えたのでしょう。

夏草の勢いが弱まったこの時期に、冬草に先行して冬野菜の種を播くことになります。

ニンジン(秋蒔き)も今の時期に種を蒔きます。
昨年の今頃に種を播き、収穫せずにそのままにしておいたニンジンは、初夏に花を咲かせ、いま種をつけています。

初夏に花が咲いていたときの様子です。

IMG_1806

白くレースのような花です。
観賞用としてニンジンの花を一面に咲かせるのも良いかもしれませんね。

現在は、このようにたくさんの種をつけています。

IMG_3910

これは刈り取った状態ですが、刈り取らずにそのままにしておけば、風で種が飛散し秋雨により自然と発芽するわけです。
本当に自然はうまくできているものです。
ニンジンの野草化も可能性あり???

ただ、場所だけは変えたほうが良いので、刈り取って畑に置いてありました。
そうしたところ雨で濡れてしまい・・・
そこでニンジンはひとまず置いておき、ダイコンの種を播くことにします。

ダイコンを蒔くのは、こちらの畝です。
先ほどのニンジンを刈り取ったところです。

IMG_3908

作業に支障となる草(野草化しているシソなど)は軽く刈り取り、そのまま畝に置いてあります。
写真の手前は、春に自然生えしたニンジンです。

今回蒔く種は今春に採種したものです。
(一代交配種から採種したものですので、スーパーで売っているようなものは期待できません。)
ピンボケしてわかりにくいですが、殻のまま保管してありました。

IMG_3925

手で殻を砕きつつ条播きし覆土します。

IMG_3927

あっという間に一畝分が完了。
30分もかかっていません。
作業前と何も変わっていないように見えますが、種播き完了後の状態です。

IMG_3928

写真の上部で、こちらの畝に向かって垂れ下がってきているのは、ゴボウですね。
ゴボウも種播きの時期です。

ダイコンの種はまだまだありますので、隣の大豆の畝にも播くことにします。

IMG_3934

大豆がありますので、こちらは大豆と大豆の間に点播きします。

IMG_3933

さあ、どんなダイコンができるでしょう。

自然農 ダイコンの種播き(1)

自宅に隣接して約1反(10a)の畑があります。
畑の1反は、耕作せず草刈りなどの管理をするだけでも大変な広さです。

亡き父は慣行農法(耕運・施肥・除草による一般的な農法)で野菜類を作っていました。
私も1年(冬・夏の1シーズン)は同じように作りました。

除草し、管理機で耕し、畝を作ります。
草ひとつない畝に整然と並ぶ野菜の姿には満足感を覚えます。
(写真の畑では「エン麦」という緑肥作物も作っています。)

IMG_0549

とりあえず化学肥料さえ施しておけば、野菜の苗は元気に育ち、自家消費用としては十二分のものが収穫できます。

IMG_0552

週末に農作業していますが、こればかりに時間を使う訳にもいきません。
当時は主屋(古民家)の改修は手付かずでの状態で、農作業をしていても「こんなことをしている場合ではないのじゃないか」と気が焦りました。

野菜は、スーパーへ行けば安く買うことができます。
肥料や資材、燃料代などにかかる費用だって馬鹿になりません。

では何のために耕作しているのか?
それは、荒地にしてしまわないためです。
このことを当地では「土地を守り(もり)する」と言っています。

土地を守るために、多大な労力とお金をかけて、化学肥料が化けたような野菜(地の恵みではなく石油製品?)をやむ無く作っているようなものです。

それによって土地自体が肥えているのならまだしも、長年の化学肥料の使用によって地力は低下する一方。
化学肥料を施さなければダイコンすら育たない土地になっています。
(それで化学肥料をやるという悪循環です。)

ジリ貧状態に陥っているように思えてなりません。
いま全国の田舎は元気がありませんが、このことひとつを取っても分かるような気がします。

早くも「慣行農法」に限界を感じているとき、「自然農法」のことに思い至りました。
自然農法とは「不耕起」「無肥料」「無除草」「無農薬」を原則とする農法で、故福岡正信氏が提唱されたものです。
学生時代(一応は農学部出身)は興味すらありませんでしたが、この状況に至っては「これしかない」と思わずにはいられませんでした。

とは言うものの、自然農法にはマニュアル的なものはありません。
手探りで、これまでやっていた除草や施肥をひとつづつ止めていくしかありません。

自然農に切り替えたものの、耕起や施肥を止めた畑は、まるで麻薬が切れたかのようなありさまです。
野菜は全く育たず、強い雑草ばかりがこれでもかと生い茂り・・・

まだまだ切り替えたばかりで今も手探り状態ですが、それでも少しづつ草の勢いが落ち着き、育つ野菜もあるようになってきました。

「ダイコンの種播き」というタイトルで始めましたが、長くなりましたので今回はここまでにします。
次回、自然農によるダイコンの種播きについて書きたいと思います。

最後に現在の畑の様子です。

IMG_3929

IMG_3931

倉庫の整理(4)麦わら帽子&ヘルメット掛け作製

盛夏の現在、屋外作業に麦わら帽子は必須です。
また、山仕事でのチェーンソーワーク時にはヘルメットを被ります。

これらの安全のための用具は、いつでもすぐに手に取れるようにしておきたいものです。
そこで今回は帽子掛けとヘルメット掛けを作ります。

まずは帽子掛け。
作るといっても適当な木の枝を探してきてビスで取り付けるだけです。

IMG_3463

このような二叉の枝を加工しました。
樹種は、昨冬に伐採した椿だと思います。

吸い付くように麦わら帽子が掛かります。
自然素材同士で相性が良いのかもしれません(^_^)

IMG_3465

帽子掛けは、タンス(雨合羽やウエスなどの収納用)の側面に取り付けました。
タンスの正面には「安全第一」の看板を取り付け、帽子やヘルメットの被り忘れなど横着しないように自身を戒めます!

続いて、ヘルメット掛けを作ります。

ヘルメットは木の枝の帽子掛けでは滑り落ちてしまいます。
そこでヘルメットのツバの部分を挟み込むかたちでヘルメットを掛けるようにします。

ダンボールでツバ部分を型取ります。

IMG_3526

型紙どおりに板(野地板の残材)を切り取ります。
この板の裏面(左右)に板の小片を重ねて、ヘルメットのツバを挟み込めるようにします。

IMG_3527

タンスの側板に取り付けて完成。

IMG_3530

市販のヘルメット掛けを参考に作りましたが、こうするとヘルメットをしっかりホールドできるのですね。

ちなみにヘルメットは本職が使うハスクバーナ社(スウェーデン)のものです。
安ものでも良かったのですが・・・
でもイヤーガードでヘルメットを固定できる(アゴ紐を使わない)など使い勝手がとても良いです。
冬のチェーンソーワーク時だけでなく、夏の草刈りで刈り払い機を使うときも活躍しています。

<続きます>

倉庫の整理(3)剪定道具掛け作製

前回、農具掛けを作り、鍬などの農具を整理しました。

農具は、まだ鎌などの小物があります。
ほかに庭仕事の剪定道具もあります。

今回は、それらを整理するための道具掛けを作ります。
いずれも使用頻度の高いものですので、壁掛け式にして、倉庫の出入口を入ったところに設置します。

2つある倉庫のうち古いほうの鉄骨倉庫で、築30年を超えています。
鉄骨の塗装が劣化し、サビが出てきています。
(内部の塗装は一度も塗替していません。)

IMG_3324

道具掛けを設置する前に、この部分だけでもサビを落とし塗装します。
道具掛け自体よりも、このような下準備のほうが大変です・・・
でも後でやるのは更に大変ですので、ここは我慢して作業です!

塗装完了。

IMG_3334

壁掛け式の道具掛けは、壁にベニア板を貼ることが多いと思います。
今回はベニア板ではなく、余りもの(短尺)の羽目板と野地板を使おうと思います。
(無垢の木であれば、処分するときは釘を抜いて燃やすなり、裏山に置いておくこともできます。)

倉庫の胴縁(Cチャンネル)に直接板を張るのではなく、木の胴縁を挟みます。
タッピングビスで胴縁をとめます。

IMG_3335

木の胴縁に野地板を打ち付けます。
道具の形にあわせて留め具(ビス)をとめれば完成。

IMG_3337

こちらは剪定道具関係としました。

出入口を挟んで反対側には、同様に鎌などの農具関係のものを設置しました。

IMG_3452

<続きます>

井戸の再生(12)竹蓋作製(2個目)

前回、井戸の竹蓋を作りました。

IMG_3825

初めてにしては上出来だと自己満足しています(^_^)
ただ、竹を編むシュロ縄が斜めになってしまったのが反省点です。

自宅敷地内にはこの井戸とは別の井戸もあります。
そこで二つ目となる竹蓋作りに再チャレンジします。

今回作製する竹蓋を設置する井戸です。

IMG_3854

この井戸は主屋の表側(南側)にあります。
昔は来客用として使われていたそうです。
前回竹蓋を作ったお勝手用の井戸(主屋の裏側)は陶製の井筒(円形)でしたが、こちらは石材で井桁(四角形)が組まれています。
現在設置されているコンクリート製の蓋(柵板)のうえに竹蓋を重ねることにします。

まずは竹を切り揃えます。
竹は円筒形なので、木材(角材)に比べ固定しづらいです。
そこで、固定用の作業台(角材の上部に切り込み)を用意しました。

IMG_3834

竹を置くと、このような感じになります。
ちょっとしたことなのですが、作業がスムーズにできるようになります。

IMG_3835

前回、竹を編むときにシュロ縄が斜めになってしまったことから、今回は編む位置にマーカーで印をつけました。

IMG_3836

柿渋を木材に塗布したことがありますが、竹に柿渋を塗布するとどうなるのでしょうか。
二年前に仕込んだ柿渋を初めて使います。

IMG_3841

塗布後の状態です。

IMG_3844

写真ではわかりませんが、青竹は水を弾くような感じで、あまり塗りごたえがありません。
一方の乾燥した竹は柿渋が吸収されていくのがわかり、効果に期待が持てます。
それ以前に自家製の柿渋自体がうまく熟成できているのかという問題がありますが・・・

乾燥のため1日おいて、先につけた印を目印にしてシュロ縄を編みます。

IMG_3850

目印があることがで、今回は斜めになることなく編むことができました。

完成した竹蓋を井戸に設置します。

IMG_3867

コンクリートの蓋だけに比べると趣きがあるでしょうか?

<続きます>

柿渋の仕込み(2)

前回、柿渋用の柿を収穫しました。

IMG_3886 (1)

早起きして朝に採取したのですが、仕込みは帰宅後の夜に行うつもりで軒下に置いておきました。
そうしたところ、帰宅時には既に日差しが当たったところで変色が始まっています・・・

IMG_3888

急ぎ仕込むことにします。
ここからの柿渋の仕込み方は、2年前に参加した柿渋のワークショップ(大杉谷移住促進協議会さま主催)で教えていただいた方法です。

柿をビニール袋に入れて、木槌で砕きます。
柿のヘタは付いたままで良いそうです。

IMG_3890

土間コンのうえで作業していますが、柿渋がコンクリートに付着すると変色するため、ブルーシートなどで養生しておいたほうが安心です。
欲張って一度にたくさんの柿をビニール袋に入れると砕くのが大変になります。
小分けしたほうが作業が捗ります。

砕いたものを容器に入れ、水をヒタヒタになるぐらいまで入れます。
容器は陶器やプラスティック製のもので、金属製のものは不適です。
水も水道水ではなく、残留塩素のない井戸水が良いそうです。

IMG_3891

この状態で一週間以上置いておき、柿からタンニンを溶出させます。

・・・

市販の柿渋になりますが、これまでにいろいろと使いました。
(当地の鈴鹿は伊勢型紙で有名で、その用紙を作るのに柿渋を使います。この柿渋を市内で製造販売している「オオスギ」さまで購入しています。)

いくつか紹介したいと思います。

昨年の主屋の改修工事では、床組を全面的にやり直しました。
土台・大引き・束柱にはヒノキ材を使いましたが、防腐効果を期待して柿渋を塗布しました。
(柿渋塗布のみDIYで施工)

IMG_1356

新しく入れ替えた化粧柱や框には、柿渋に弁柄や黒色顔料を混ぜて古色塗りを行いました。
写真は、奥の框から古色塗りしているところです。
(古色塗りのみDIYで施工)

IMG_1360

大和天井の板の貼り替えでは、弁柄などの顔料は混ぜずに柿渋のみを塗布しました。
写真は貼り替え時のものですが、時間とともに赤みを帯びた色に発色してきています。
(全てDIYで施工)

IMG_3233

外部も、漆喰の白色が映えるように色あせていた木材に古色塗りを行いました。
(古色塗りのみDIYで施工)

IMG_1656

郵便ポストは、柿渋で溶いた弁柄で着色しました。
(DIYで作ったポストに着色)

IMG_2100

<続きます>