月別アーカイブ: 2017年1月

果樹園の再生(2)スモモの植え付け

前回、モモの苗木を植え付けました。

モモは初春に咲く花も楽しめますので、畑の通路(?)に沿わせて植えました。

この通路沿いには、もう1本植えることができます。
そこで、モモと同じように花も楽しめるものとしてスモモを思いつき、ホームセンターで苗木を買ってきました。

スモモにも様々な品種があるようですが、購入したものはホームセンターに唯一あった「貴陽」という品種です。
「貴陽」は、スモモの代表的な品種「太陽」から交雑実生で生まれたもので、果実はモモほどの大玉になるとのことです。
スモモは自家結実性がありませんので、本来であれば異なる品種のものをもう1本を植える必要があります。
しかし、「スモモモ/モモモ/モモノウチ」と言う早口言葉があるようにスモモもモモと同じ系統だろうと、とりあえずはモモの花粉に期待することにします(^_^)

ということで、モモの隣に植え付けます。

ところで、早口言葉のとおりスモモもモモも同じ「バラ科」の樹木ですが、さらに詳しくはモモが「モモ属」なのに対して、スモモは「サクラ属」になります。
モモよりも同じサクラ属のウメやアンズに近い系統ということになりますね。

そのウメですが、早くも春の気配を感じ開花してきました。

上写真ですが、ちょうどこの時、iPhoneのタッチパネルの感度が悪く、肝心の花にピントを合わすことができませんでした・・・

このウメの木は数年前まではほとんど花が咲かず、実がつくこともありませんでした。
老木だからと諦めていたのですが、2年前から結実するようになり、昨年はたくさんの実を収穫できました(下写真は別の木ですが、このような感じです)。

結実しなかったのは剪定時に枝先を切り詰め、花芽を落としてしまっていたのだと思います。

まだ今シーズンの剪定をおこなっていませんでしたので、剪定することにします。
枝先を切り詰めるのは最小限にし、徒長枝(下写真で矢印)や交差枝を中心に根元から切り取っていきます。

しかし、花が咲くなか剪定とは情けないですね・・・
それでも、今時分になると既に花の蕾が膨らんでいますので、葉芽と間違って花芽を落としてしまうことがないので良いかもしれません(言い訳です)。

剪定後の写真です。

良い感じに剪定できたはずなのですが、写真でみると背後のカキの木などと合わさってよく分かりませんね。

カキもこの冬の間に剪定しておきたいものです。

<続きます>

里山整備2017(2)雑木林と竹林

今シーズンの里山整備を昨年末からおこなっています。
(と言っても週末のみの作業で、また耕作放棄地の整備も平行しておこなっているため、ほとんど進んでいません・・・)

竹の間伐については、昨シーズンまでに一通り終えることができましたので、今年からは新しい竹へ更新する作業(前年に新しく生えた竹と同数程度、古いものを伐採する)をおこなっています。

さて、これまでの作業を踏まえ、今後、下図のように里山を整備していきたいと考えています。

現在は、竹が全域に広がっており、そのなかにクヌギやスギが点在するような状態です。
ただ、上図で色分けしているとおり、黄色と緑色の区域では少し様相が異なります。

黄色の区域は、竹の勢いが緑色の区域に比べ弱いです。
また、クヌギは黄色の区域にしか生えていません。
この近くには昔、炭焼き窯があったと地元の長老から聞いていますので、その原料としてクヌギが保護育成されていたのかもしれません。
また、その当時は黄色の区域には竹は生えておらず、その後、緑色の区域から竹が侵入したのではないかと思っています。

一方、緑色の区域は竹の勢いが強いです。
クヌギ(落葉樹)は全くなく、常緑の雑木や針葉樹が生えています。
自宅の西側に位置するこの里山は、冬の季節風「鈴鹿オロシ」を遮る防風林としての役割も担っています。
このため、自宅側(緑色の区域)は常緑樹や竹を配置し、畑側(黄色の区域)に落葉樹を配置してあったのかもしれません。

また、里山と畑の境界(上図で橙色の区域)には果樹が植えられていたようです。
現在は既に果樹はなく、ツバキやカシなどの照葉樹や竹が侵入してきています。

整備の方針をまとめると次のとおりです。

【黄色の区域】落葉樹を中心とした雑木林
・侵入している竹を伐採(最終的には竹を無くす。)

【緑色の区域】竹と常緑樹の混合林
・竹の間伐を継続

【橙色の区域】果樹
・果樹の植栽

ということで、今シーズンは竹の伐採とともに、橙色の区域で大きくなっている木を伐採することにします。

橙色の区域の現況は次のとおりです。

<西側>

ヤブツバキやシロダモ、ヤマビワなどが自生し、畑側にせり出してきています。

<北側>

手前側にミミズバイ、ウラジロガシ、ヤマビワ、ネズミモチなどが生えています。

木を伐倒する前に、これらの木の根元に積んである庭木の剪定枝などを片付けることにします。

これまでは燃やすに燃やせなかったため、このようなところに積んであったわけです。
このようにしておくと、ササやツル草がはびこっても刈り払い機で草刈りできないため苦慮していました。

取り出してみると、3年以上前のものにも関わらず腐ることなく残っています。

積んだ状態では風通しがあるためか腐りにくいのかもしれません。
カラカラに乾燥していますので、薪ストーブの焚き付けに使えます(^_^)

細かい枝と少し太いものに分けて集めます。

敷地が片付くだけでなく、ストーブの燃料にもなって一挙両得です。

<続きます>

柿渋の仕込み(6)試し塗りのその後

自前で仕込んだ柿渋ですが、昨年11月末に試し塗りをおこないました。

<平成28年11月30日塗布>

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<塗布後4日経過>

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そして、試し塗りから約2ヶ月が経過した現在の状況です。

<平成29年1月24日>

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もっとも濃く発色しているのが「市販品」です。
この柿渋は、同じ市内で製造・販売されている、伊勢型紙の「おおすぎ」さまで購入したものです。
「これほど発色するか!」と驚くほど濃く素晴らしい発色具合です。
伊勢型紙(の用紙)を作るのに柿渋が使われるそうですが、確かに伊勢型紙の色と同じです。

次に濃く発色しているのが、意外なことに昨年(H28)仕込んだものです。
上写真で「H28(1)」とあるのが、「リョウノタマ」という呼ばれる柿を使って仕込んだものです。
「H28(2)」のほうは、干し柿用の渋柿を使ったものです。
干し柿用の渋柿のほうが渋が強いのか、「H28(2)」のほうが若干濃く発色しているようにみえます。

次い濃いものが「H26(WS)」です。
これは、平成26年に大台町(旧宮川村)で開催された柿渋仕込みワークショップに参加した際に、仕込んだものをサンプルとして頂いてきたものです。

一方、「H26(自家製)」は全く発色していません。
これは上記のワークショップ後に、復習がてら自宅にあった甘柿を使って仕込んだものです。
甘柿でも渋がある時期に採取すれば良いという情報もありましたが、時期が遅く既に渋がなくなっていたのかもしれません。

「H27」は最初のうちこそ発色したものの、その後発色が進むことはありませんでした。
これは渋柿を使って仕込んだものです。
しかし、仕込み後に定期的に撹拌しなければいけないものをサボってしまい、コンニャク状のもの(下写真)ができてしまいました。

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『柿渋』(今井敬潤著)には「この凝固は柿渋製造において最も恐れられているもので、コンニャク状になると樽全体がダメになる。」(正確な引用ではありません。)とあります。

やはり、肝心のタンニン(渋)はコンニャク状のものに凝結され、残りの液体はカスだったということですね。
淡い期待を抱いて液体を保管してありましたが、残念(T.T)

3箇年の仕込みと試し塗りの結果から得られたことをまとめると次のとおりです。

・柿の採取&仕込みの時期は8月末。
・渋柿を使う(上記時期に採取の甘柿では失敗する)。
・仕込み後、少なくとも1ヶ月間は毎日撹拌する。

あとは、昨年仕込んだものを2年ほど熟成させれば市販品のような発色が得られるのかどうかですね。
しかし、オオスギさまの柿渋の発色はスゴイです。
何か秘伝の仕込み法があるのかもしれません(^_^)