月別アーカイブ: 2017年7月

庭の整備(21)手動式芝刈機

昨春、主屋南側の砂利敷きだったところを芝庭に変えました(夏の照り返し防止と雑草対策のため)。
ちょうど1年前の今頃は下写真の状態でした(まだ生え揃っていないところがあります)。

【2016年7月下旬】

冬は茶色く枯れた状態(休眠期)に。

【2017年3月中旬】

そして今春(5月連休前)、全体的に緑がかってくるとともに、部分的に緑の濃い箇所が現れてきました。

【2017年4月下旬】

この緑の濃い部分は最初、雑草が生えているのかと思いましたが、その部分の芝をよく見ると穂をつけているのです。

芝はイネ科の植物ですので当然と言えば当然なのですが、なんとなく意外な感じ。

そして現在、再び緑の絨毯になっています。
旺盛に成長していますので、あまり伸びてしまわないうちに芝刈りをすることにします。
芝刈機を使って全体を刈る前に、土間コンとのキワを刈込鋏で刈り込みます。

全体を芝刈機で刈って完了。

芝刈機は、昨年は電動式のもの(下写真)を使っていたのですが、手動式のものに買い換えました。

と言うのは、電動式と言っても安価な家庭用ですので、女性でも簡単・安全に使える一方、動作がチンタラ・・・
全く問題なく芝を刈れるものの、エンジン式刈払機などのハイパワーな機械に慣れてしまっている身にはどうにも使い心地が悪いのです。
それに電源コードの準備や取り回しも面倒です。

そこで、電源コードが不要で、自分の体力次第でハイパワーな運転も可能!?な手動式のもの(下写真)を購入しました。

購入した機種はミナト電機工業の刈り込み幅300mmのもので、価格は約6,000円。
ネットで薪割り用の楔を購入する際、送料を無料にするため一緒に購入したのですが、この価格では安物買いの銭失いになることも覚悟・・・。
また、替え刃などの交換部品はなく、切れなくなれば買い換えるしかないというのも不満です(マキタやリョービのものでも同じです)。

実際に使ってみると電動式に比べて早く刈れます。
手動式のほうが刈り込み幅が広い(電動式:230mm、手動式:300mm)こともあって所要時間は半分以下です。
さらに、さほど力を要さず軽快に動作します(芝が伸びているところでは重くなります)。

これでは電動式の存在価値がありませんが、実は手動式は刃(リール刃×固定刃)のセッティングに微妙な調整が必要で、調整がまずいと全然刈り込めないのです。
刃の調整には危険も伴いますので、こうしたことに慣れていない方向けに電動式のものがあるのかもしれません。

<続きます>

古民家の自然換気(9)天井板張り

前回、土壁を補修(荒壁部分)しました。

この後の中塗り・上塗りは荒壁部分が完全に乾いてからになりますので、先に天井板を張ることにします。

先般、吊り天井を撤去していますので、現在、下写真のとおり天井がない状態になっています(これはこれで良いかも)。

今回、施工するのは上写真で朱色点線の範囲(台所側)になります。
隣接する緑色点線の範囲(居間側)と同じ天井(大和天井)に統一する考えです。

天井の構成(断面)は下図のとおりです。

元々は厚1寸弱の松材を張っただけのシンプルなものだったのですが、冬季、暖気が天井裏に逃げてしまうため、建築士さんの助言をもとにサンドイッチ状に断熱材を入れることを考えました(もちろん高気密住宅のような断熱ではなく、とりあえず隙間を塞ぐと言ったユルイ考えです)。
天井板(上図で朱色)は一昨年の改修工事で余ったシブキ板(外壁用の羽目板、4分厚)の流用です。
そのシブキ板は既に使い切っているのですが、途中で板の種類が変わると見た目に影響しますので、2年前に予定分をまとめて入手してあります(その後、倉庫に積んだままで、虫が入る前に早く施工せねばと思っていたのです・・・)。

今回、天井板を張るのは下図の朱色着色範囲で、面積は2坪(4畳)です。

上図で左下の箇所には厨子二階へ出入りするための開口部を設けることにしています(右側の大きい開口部は採光及び換気用)。

では、施工します。
まずは材料の加工から。
天井板に用いる羽目板は4分幅のアイジャクリ加工が施されていますが、この片側の溝を溝切りカッターで広げ、2分幅の目透かしを入れます(1枚目の図を参照。特に意味はなく、遊びです・・・)。

次に柿渋を塗布します。

白木のままでは黒色の梁との違和感が大きいですが、柿渋を塗布しておくと数ヶ月でかなり発色し周囲と馴染んできます。

天井板を張っていきます。

追っかけて根太を打ち、施工した箇所に乗って作業しています。
こうした作業は(石膏ボードの撤去などに比べ)やる気になりますね。

下から見上げた状態です。

断熱材が足りませんでしたが、とりあえずは全ての天井板を張れました。

今後、根太に対して床板を張る予定です(上写真で手前側と同様)。

下写真で梯子が掛けてある開口部から厨子二階へ出入りすることになります。

台所側と居間側で天井が統一されました。

<施工後>

ただ、天井を張ったことにより、大黒柱が棟まで伸びいる様子が見えなくなったのが残念です。

<施工前>

<続きます>

古民家の自然換気(8)土壁の補修(荒壁)

前回、吊り天井などを撤去しました。

その結果、これまで隠れていた差し鴨居や土壁が現れました。

隠れていた箇所(上写真で左側)の土壁は漆喰仕上げであることが分かりました(上写真は漆喰を剥がした後)。
右側の土壁も元々は漆喰仕上げだったのだと思いますが、その後の塗り替えにより現在は砂壁仕上げになっています。
このように左右で異なっていますが、一連の壁ですので仕上げも統一させるつもりです。
この部屋には薪ストーブがあるのですが、その薪ストーブ導入の際に背後の壁を漆喰仕上げとしたことから、この壁も漆喰仕上げにする予定です。

また、上写真で朱色丸印の箇所は、15年前のリフォームにおいてコンセント等を設置するため壁土が削り取られています。
傷は荒壁まで達していますので、荒壁、中塗りの順で補修することにします(この程度であれば中塗りの一発で補修できるのかも)。
これらの補修が終わった後、全面を漆喰で上塗りすることになります。

補修箇所は下写真の計3箇所です(3箇所目は小壁が接続していたところ)。

壁土は一昨年の改修工事で発生したものを再利用します。

既存の土壁に水打ちした後、中塗り鏝を使って塗りつけます。

泥遊びのようで楽しい作業です(^_^)

中塗りで既存壁の面(ツラ)に合わせますので、2〜3分程度(中塗り厚)控えています。

中塗り部分の補修は、今回補修した荒壁部分が完全に乾燥してから行う予定です。

ついでに右側部分の上塗り(砂壁)も剥がしておきます。
壁に水打ちしても剥がせますが、水が滴り落ちて厄介なので下写真の剥離材を用います(以前参加した壁塗りワークショップで教えてもらいました)。

上塗りするように剥離材を塗りつけます。

数分待って、ヘラなどでこそぎ落とします。

砂壁をこそぎ落として現れたのは中塗りではなく、クリーム色をした下塗り材です。

下塗り材も同様にこそぎ落として、中塗りが現れました。

<続きます>

古民家の自然換気(7)吊り天井の撤去

前回、台所側と居間側を分断していた垂れ壁などを撤去したことで、幾分スッキリした感じになりました。

<ビフォー>

<アフター>

ところで、上写真の点線で示すように大黒柱と副大黒とを差し鴨居が結んでいるのだと思いますが、以前のリフォームにより差し鴨居の半分程度が隠れた状態になっています(昭和40年代から隠れた状態にあります)。
これらに格子戸の下にある差し大引(敷居)を加えた四部材が、我が家のカナメとも言える部分ですので、全体が見えるようにしたいものです。
ただ、隠れている部分はひょっとすると過去のリフォーム等において無残な姿になっている可能性も無きにしもあらず。

いずれにせよ剥がさないことには分かりませんので、吊り天井(石膏ボード+クロス)とともに撤去します。
相変わらず石膏ボードの粉塵にはうんざり・・・。
とりあえず石膏ボードを撤去したことで、隠れていた差し鴨居などが現れました。

差し鴨居は少し傷があるものの、古色塗りで目立たなくなるレベルのようです。
ただ、上貼りにより通気がなかったため虫にとっては居心地が良かったようで、他の部分に比べてキクイムシによる被害(穿孔)が多くあります。

続いて、野縁等の下地材も撤去します。

吊り天井が無くなった状態で見上げると下写真のとおりです。

ダイナミックな感じや開放感があって、これはこれで良いものです。
大屋根まで吹き抜けにしている古民家再生の事例を見かけますが、確かにそうしたくなります。
ただ、夏は良いとしても(特別な対策をしない場合)冬が辛そうですので、我が家の場合は採光用の窓を設け、天井裏の一部を見える程度にするつもりです。

ところで、解体撤去に伴い、僅かな面積にも関わらず大量の廃材が発生しました。
木材は釘を抜いて再利用(野縁材)したり、薪ストーブの焚き付け(胴縁材)として使えますが、石膏ボードについては専門業者に処分を依頼せざるを得ません。

石膏ボードは非常に安価(坪700円程度)ですが、買うよりも処分費のほうが高いという厄介な代物です。
処分費は上がる一方かと思いますので、処分費を含めたトータルコストや環境負荷を考慮し木材を採用するということが今後はあり得るのかもしれませんね。

<続きます>

自然農:竹マルチ(竹肥料)

タケノコの時期は既に終わりましたが、その後もしばらくは食用にならない細いものが上がってきます。

特に今年からは下図で黄色着色エリア(雑木林)に上がってくるタケノコの全てを伐採しているため、例年になく長期間かつ畑側に上がってくるものが多いように感じています。

こうして伐採した竹(タケノコ)は、これまでは山に残置していたのですが、試しに畑の被覆材(マルチ)&肥料として利用することにします。

この時期に伐採した竹はまだ木質化していませんので手でポキンと折ることができ、また1週間も経てば腐熟し始めます。

竹を原料にする肥料としては竹チップや竹パウダーがありますが、いずれも加工(粉砕)するのに機械(チッパーシュレッダー)や燃料、労力を必要とします。
その点、この時期の竹をそのまま使えば機械は不要となります。

さらに畑の畝に並べていくだけですので労力もかからず申し分なしです(ただし、不耕起を前提にしないと採用できないと思います)。

ちなみに上写真の箇所は、昨冬に伐採木の枝葉で被覆(マルチ)しているため、今の時期に除草せずともこの状態です(除草なしでいけそうな感じです)。
そのうえ、自然素材の被覆材はいずれ腐って土地を肥やしてくれます。

竹のマルチの傍らでは、夏野菜のゴーヤが自生してきています。

近くにはソラマメの枯れ枝が林立していますので、それによじ登って成長することでしょう。

雑草対策として、マルチとは別にクローバー草生栽培も試みており、先般、地這いキュウリ(2番手)を育て始めました(無肥料)。

そのキュウリですが、アッと言う間に大きくなり、旺盛な勢いで成長しています。

害虫のウリハムシもいるのですが、葉には虫食いの跡がほとんどありません。
クローバーの中でこれほどの勢いで成長するとは正直、思っていませんでした。

キュウリの勢いがこれほどあるのなら、スイカも成長するのではないか??
どのような成長をするか確認するためスイカの苗(この夏に食べたスイカの種を蒔いたもの)を植え付けてみることにします(収穫は時期的に期待できないと思います)。

植え付け完了。

マルチもクローバー草生もしていないところはさすがに夏草の勢いが強いですが、除草は最小限にしています。

上写真ではダイズとコスモスとの間(通路)の草(主にメヒシバ)を手鎌で軽く刈り込んでいます。

下写真はブッシュ化したトマトですが、ここまでくるとトマトが雑草のようなもので雑草も気にならなくなるかも(^_^;

古民家の自然換気(6)土壁の撤去

換気及び採光を図るべく開口部(下図で朱色囲み)の造作を行うこととし、前回、厨子二階の床板を撤去しました。

(厨子二階の平面図)

上写真で梁の下に見えているものは、15年程前に行ったリフォームで設けた吊り天井の下地です。

この吊り天井は一般的な石膏ボード+クロスで仕上げられているため、1F側(下写真左側)は洋風?な感じになっています。

洋風?な感じになっているのは上写真で「台所」と示す範囲だけで、「居間」側については昔のまま(和風)です(写真では天井板が一時撤去されています)。
この台所と居間は別々の部屋だったのですが、一昨年の改修工事において床高さを合わせたことで、ひとつの部屋(LD)になりました。
その結果、ひと部屋の真ん中を境に洋風と和風とに分断された状態になっています。

元々、台所と居間は連続していたと思われ、両者の天井の形式も大和天井で統一されています(1枚目写真参照)。
このため、この機会に元の天井に戻すなどして統一させることにします。
15年前のリフォームで設けた吊り天井などを早くも撤去することになり勿体ないですが、クロスも黄ばんできていることですし良い機会と思うことにしましょう。

まずは台所と居間を区切っている垂れ壁や戸あたり(上写真)を解体・撤去します。

垂れ壁(石膏ボード)を解体する際、粉塵が酷くて苦戦するも撤去完了(適当な写真を撮っていませんでした)。

垂れ壁の跡が丸太梁に残っていますので、その箇所を古色塗り(柿渋や弁柄を使用)します。

この丸太梁の上部(大和天井の梁との間)には土壁(下写真で朱色点線)があります。

上写真で奥の丸太梁にも同様の土壁(青色点線)があったのですが、15年前のリフォームで丸太梁を「現し」にするため撤去しています。
40年程前はこのような梁には合板を貼って隠すのが流行ったようですが、今時は土壁を取って「現し」にするのが流行っているわけです。
壁を塗り替えるだけでも綺麗になりますし、様々な面で良いと思うのですが、いろいろせずにはいられないのが人間のサガなのでしょうね。
こんなことを書きながらも、奥の丸太梁と統一させるため、手前の丸太梁の土壁(朱色点線)も解体・撤去することにします(奥の土壁を作り直すよりは容易です)。

土壁の解体は土埃が舞うなどして大変です。
ちょうど土壁の下方に吊り天井があるため、吊り天井側に解体した壁土を落とすようにします。

一階の部屋側に壁土が落ちないようにマスカーテープで養生しておきます。

小さい壁ですが、丁寧にエツリ(小舞掻き)が施されています。

撤去完了。
梁に付着している壁土などの汚れを真鍮ブラシを使って落とします。

壁土が接していたところは表面がザラついた感じになっていますので、柿渋を塗布しておきます(こうすると荒れた肌にクリームを塗ったような感じに落ち着きます)。

土壁があったところには、とりあえず(吊り天井を撤去し、新たな天井を設置するまでの間)断熱材を入れて塞いでおきます。

垂れ壁や戸あたりなどがなくなったことでスッキリしました。
また、途中で分断されていた3枚組みの格子戸も一連になりました。

<ビフォー>

<アフター>

<続きます>

果樹園の再生(11)モモの収穫

モモの苗木を昨年、今年と1本ずつ植えていますが、昨年に植えたもの(品種:大玉白鳳)は早くもたくさんの花や実をつけました。

<4月中旬:開花>

<6月初旬:結実>

そして果実が紅く熟し、いよいよ収穫時期になりました(^_^)

10個結実したのですが、大きくなる前に自然落下するものなどがあり(自然の摘果?)、最終的には7個が残りました。

小ぶりですが、色艶とも文句なしです。

実際に食べてみると「甘〜い^_^」
売っているものに勝るとも劣らずの甘さです。

モモの木を植えたものの、実際には余り期待しておらず、桃花を楽しめたら良いぐらいにしか思っていませんでしたので驚きと嬉しさで一杯です。
しかも、無肥料・無農薬です。
土地が肥えておらず、野菜だと(無肥料では)豆科のものぐらいしか満足にできないことを思うと本当に驚きです。
1枚目写真で桃花がカラスノエンドウ(豆科)のなかで咲いているように、案外、雑草によるアシスト(緑肥)があるのかもしれませんね。

このモモと同時期に植えたクリ(品種:ポロタン)も結実し始めました。

まさに「桃栗三年」ですね。

ナシも元気よく育っていますが、こちらはもうしばらく時間がかかるようです。

<続きます>