月別アーカイブ: 2019年5月

庭の整備(50)睡蓮鉢とタマリュウ

前回、竹の筧を更新しました。

ところで、この筧の右隣には盆栽棚があります。
この盆栽棚を設置する際、昔の石臼を有効活用して鉢植えの台(下写真で朱色矢印。写真は昨夏撮影)も設けたのですが、これが芝刈りの邪魔になるのです。

芝生の端部にあるのであれば芝刈りの支障になることはないのですが、島状に配置すると厄介です。
しかも、北側の影になるところは芝の生育も悪くなると言うオマケ付きです(写真では分かりにくいです)。
そこで、この鉢植えの台は無くすことにし、基礎の石臼も撤去することにします。

石臼の撤去跡には、前回、筧を更新する際に剥がした芝を流用して張っておきます。

芝生内に島状に配置したものと言えば、昨秋に設置した睡蓮鉢(下写真:昨秋撮影、米搗き臼を転用)もそうです。
そろそろ睡蓮の植え付け時期が近づいていますが、このままでは芝刈りの邪魔になること必至です。

ところで、芝庭を整備する際、排水路を設けるため境界にレンガを設けたのですが、それが良い具合に芝刈りの邪魔にならないのです。

写真は電動式の芝刈機。現在は刈払機を使用

そこで、睡蓮鉢の周囲も同様にレンガを使って縁石(芝の根止め)を設けることにします。
また、この機会に睡蓮鉢の設置場所を玄関前に変更します。

玄関の左手には坪庭(広さ1坪)があり、昨年に再生した敷石(石畳)を挟む形で玄関の右手に配置しようと言う考えです。

坪庭は祖父の代に造られたものですが、それに負けないものを造らねばなりませんね!

レンガの縁石は睡蓮鉢の形状に合わせて(半)円形(R=540mm)にすることにし、図を描いてレンガの配置方法を検討します。

レンガをカットして繋げることで擬似的な円形を作るわけですが、コンピュータ(CAD)によると2辺をそれぞれ約18mmで斜切りすれば良いとのこと(私の算数能力では算出不能・・・)。

コンピュータの指示寸法通り、ディスクグラインダー(ダイヤモンドホイール装着)を使って両面から切り込みを入れます。

切り込み箇所にレンガ用タガネを打ち込んで切断します。

同寸法で9個の加工完了。

これが本当に円形になるのか、設置場所に仮置きして確認してみます。

設計寸法で組み上がりました。
当たり前とは言え、コンピュータもなかなかやるものです。

こうして配置したレンガの外周で芝を切り、内側の芝を剥がします。

この箇所の芝張りは表層の砂利だけを撤去し、まき芝により行ったところです。
このため、土中から出てくる砂利をフルイ分けておきます。

芝自体は、束にして販売されているものと同じような状態で剥がれてきます。

このように芝の根は非常に浅く、このため芝張り時においては表層部の土壌改良だけでも問題ないわけです。
このことは逆に見れば、芝生では深層部への土壌改良の効果は期待できないと言うことになります。
欧米では見渡す限り芝生だけが広がっているになっているようなところがありますが、絵葉書的に美しいものの土壌としては貧しいのではないかと思います。

閑話休題。

芝を剥いだところに、まずは睡蓮鉢を据えることにします。
しかし、睡蓮鉢は昔、米搗き臼(陶製)として使われていたもので、側面にある亀裂から水が滲み出るのです。

この半年の間に鉢内の水が減るようなことはなく、漏水量は僅かなのですが、亀裂部は常に水分が補給されるため苔が生えてきています。

これが石製の睡蓮鉢なら風情があって良いと喜ぶところですが、陶製のため亀裂の拡大などの悪影響を及ぼしかねません。
そこで、据え付ける前に一旦、水を空にして止水しておくことにします。
こうした用途に用いる止水材にはいろいろあるようですが、今回は一般的なシリコンシーリング材を使うことにします。
シリコンシーリング材は外壁や浴室にも使うように水密製・耐候性を有しており、この程度の亀裂であれば最適の止水材なのではないかと思います(あくまでも素人考え。変性シリコンシーリング材は水密性が劣るようです)。

睡蓮鉢の内側から亀裂部分にシーリング。

昨秋に睡蓮鉢を設置した際は、石臼の石を基礎にし、その上に据えました。

しかし、これだと見た目にも安定感がありません。
それでは、米搗き臼として使われていたときはどうなっていたのかと言うと、下写真のとおり土中に埋められていたようです。

これにならって下部(1/3程度)を土中に埋めて据え付けることにします。
睡蓮鉢の据付場所に穴を掘り、その底に砂利(先にフルイ分けしたもの)を敷き詰めます。

レベルで水平を確認しながら据え付けます。

続いて、境界部にレンガを据え付けます(コンクリート等は不使用)。

さて、睡蓮鉢とレンガとの間のスペースをどうするか?
少し綺麗目の小石を敷き詰める案が思い浮かびますが、やはりここはタマリュウで植栽することにします(馬鹿のひとつ覚え!)。

芝を剥がした分だけ土が減っているため、これを補足する山砂を建材屋さんで購入(軽トラ1.5車分。今回はこの一部使用)。

山砂を投入、敷き均します。

タマリュウは先日、シバザクラを植栽したときにポット苗(10ポット)を一緒に購入してありますので、それを植え付けます。

ケチってポット苗の数が少ないため隙間があいています・・・。
2〜3年もすれば埋まるでしょうし、その成長過程を見るのもまた楽しみです(実際には雑草取りに追われることになります)。

庭の整備(49)竹の筧の更新(改良)

前回、シバザクラの植栽箇所を拡張しました。

ところで、上写真の朱色矢印で示す箇所に竹の筧が写っていますが、倒れて手水鉢に寄り掛かった状態になっています・・・。
この筧や手水鉢は、3年半前に外便所を解体・撤去した際、その跡地に設けたものです。
そして、3年半の間に竹製の筧が劣化したわけです。

筧を新しく作りかえることにし、古いものを撤去します。

根元を直接、地面に埋めてあったため、埋設部分が腐朽しています。
この部分さえ問題なかったならば、見た目は悪いものの後1〜2年は使えたのではないかと思います。
竹を腐朽しにくくするには、地面に直接、接しないようにすれば良く、そうすれば5年はもつようなりそうです。
そこで、コンクリートの基礎を設け、その上に竹を立てる構造とします。

基礎には竹を固定するための支柱をあらかじめ設けておくことにします。
支柱には塩ビ管を用いることにし、手元にある塩ビ管と竹を実際に組み合わせて適当なサイズの塩ビ管を選定します。

VU40A(外径48mm)に竹を挿すようにすると、ちょうど良い塩梅です。
塩ビ管(支柱)を含む基礎は恒久物になりますので、次回、筧を更新する際は、内径が48mm強の竹を伐り出してくれば良いことになります。

VU40A(外径48mm)だと、ちょうど建築ブロックの空洞内(約50mm×約80mm)に収まりますので、廃材の建築ブロックを再利用して基礎を作ります(型枠を使わずに済みます)。

建築ブロックと塩ビ管との隙間にモルタルを詰めます。

この基礎は、天端が地面より少し高くなるように設置しますので(雨水が溜まらないようにするため)、地上部の面積が少しでも少なくなるように天端の角をハツっておきます(芝刈りに刈払機を使用するため)。

続いて、筧本体を作っていきます。
既設のものは丸竹をそのまま使用したのですが、加工や、稈のなかにホースを通すのに苦労しました。
苦労してもいずれは乾燥により割れてしまいますので、最初から割って使うことにします。
そうすれば節を取るのも簡単です(玄翁を使用)。

ただ、割って使う場合、上端の節による止水が期待できなくなりますので、柱部分よりも一回り太い竹を使って天蓋を設けます(止水だけでなく、割った竹の固定にもなります)。

口部分は一回り細い竹(約30mm)を用い、それを柱部分に固定できるようにホールソー(φ30mm)を使って穿孔します。

口部分は丸竹のまま使うため、中を水が通るように節を鉄筋など(今回はロープ固定金具を使用)を使って打ち抜いてあります。

あとは柱部分にビニールホース(散水用)を通して組み立てるだけですが、ホースを無理に曲げると力が掛かってしまうため、柱部分と口部分との接続箇所にエルボ(下写真で朱色矢印)を使うことにします。

下写真のとおりホースを通します。

柱部分をシュロ縄で結ぶとともに天蓋を被せて組み立てます。

筧の設置箇所に基礎を据え付けます。

基礎の天端が地面より高く、芝より低くなるようにしています。
また、基礎(支柱)の鉛直がとれていないと筧本体も傾いてしまいますので、レベルを使って調整しています。

支柱に筧本体を立て、ホースを散水栓に繋げば完成です。

蛇口を開けると井戸水が出てきました!

新しい竹の筧から澄んだ水が流れ出てくるのは、なんとも清々しいものです。

この筧や手水鉢は、ちょっとした手洗い用に使おうと考えて設けたのですが、八割方は小鳥や野良猫の水呑場として使われているような状況です。

庭の整備(48)シバザクラの株分けと挿し芽

下写真は、先月(4月)中旬に撮影した我が家の畑の様子です。

大根や菜の花が咲いて春爛漫と言った感じです。
畑の耕作は自然農により行なっており、基本的に無除草のため、ともすれば荒れ放題に見られてしまいがちです。
こうした場合でも、縁が締まっていれば見た目が良くなるのではないかと思い、昨年()、駐車場(上写真で手前側)との隣接部にシバザクラ(ピンク色の花)を植栽しました。

今春、植栽後初めての花期を迎えたのですが、ビッシリと花をつけて花の絨毯のようです。
また、野菜の花が白や黄色が多いところにシバザクラのピンク色が加わって一層華やかに感じます。

シバザクラはこのように花が美しいですが、それ以上に驚いているのが旺盛な成長力です。
1年で植栽時にあった隙間はほとんど埋まり、ササやスギナ、ドクダミのような宿根草でさえ抑える勢いです(グランドカバープランツとして適)。

そこで、シバザクラの植栽箇所をさらに延長して今回、新たに苗を植え付けることにします(下写真で朱色矢印の範囲)。

苗は、これまでと同じ生産農場(市内の石黒植物園さま)で同じ品種(オータムローズ)のものを購入(15ポット)。

今回購入したポット苗を、1年前に植え付けたものと並べてみると下写真のとおりです。

たった1年で10倍程度に広がっており、驚くべき成長力です。

今回苗を植え付ける場所は宿根草(ササやドクダミ、スギナ)や球根植物(キンギョソウ等)が蔓延っている厄介なところです。
シバザクラの成長力に期待するものの、とりあえずは植え付けに際して地上部を刈り取っておきます。

30cm間隔で苗を植え付けます(8ポット)。

来春には大きく成長して花を楽しませてくれることでしょう。

さて、今回8ポットを植え付けたのに対して購入したのは15ポットで、まだ7ポットが残っています。
これらを植え付けたいと考えているのが、アプローチの通路沿いです。

この通路の南側(上写真で左側)には既にタマリュウを植栽してあります(’17年秋’18年春)。
一方の北側(上写真で右側)には槙垣があり、その根元にササが生い茂っています。
アプローチのためササを伸ばし放題にするわけにもいかず、定期的に刈らなければなりません。
そこで、管理が容易で見栄えも良いシバザクラに置き換えたいと考えているのです。
昨春、試験的にササが茂っていないところに植えたもの(3ポット分)が現在、下写真のとおり花を咲かせています。

この場所は長年の除草剤の使用により土が固結し、痩せてもいるため、シバザクラは無理かもしれないと試験的に植えたのですが、枯れることなく成長して花が咲きました(槇垣の南側に位置して日当たりは良好)。

下写真で下側に置いてあるポット苗が購入時の大きさになりますので、1年で5倍程度に成長したことになります。
畑(約10倍に成長)に比べると成長力は劣りますが、この場所でも問題ない感じですので、通路北側の全区間にシバザクラを植栽していくことにします。

とは言え、現状においてはササが蔓延っていて植え付けられそうにありません。
今年の夏にササを枯らしたうえ(除草剤を使用)、秋に植え付けるのが良さそうです。
秋まで時間がありますので、残っているポット苗(7個)を株分けしておけば秋には元の大きさにまで成長しそうです(購入数を減らして節約しようと言う魂胆です・・・)。
1個のポット苗を3分割し、ひとつずつポットに植え付けます。

7個のポット苗が21個に3倍増!

このことを知人に話したところ、シバザラクは挿し芽でも増やせるとの情報を入手。
通路沿いに植栽するには、さらに多くの苗が必要になるため、挿し芽も行うことにします。
挿し木と同じようにすれば良いのだろうと安易に考え、満開状態のシバザクラから挿し穂を採取。

挿し木の場合、挿し床として鹿沼土を用いることが多いですが、粒径が大きすぎるように感じるため、山砂をメインにして培養土と木灰を混ぜたものを挿し床とします。

適当に挿して24ポット分を作製。

この挿し芽は実際には4月下旬に実施したのですが、それから2週経過後の現状が下写真です。

青々として元気なものがある一方、半分程度が萎れてしまっています。
萎れているのは、いずれも花がついていたものです。
つまり、挿し穂にはこの春に伸びた新芽を用いなければならないと言うことです(基本です・・・)。

新しい挿し穂を採取し、萎れたものと取り替えておきます。

株分けしたもの(下写真で中央のトレイ)の中にも今ひとつ元気がないものがありますが、復活してほしいものです。