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薪棚設置(14)薪積みと薪棚のまとめ

前回で薪棚が完成しました。

薪棚が完成したことから早速、薪を積んでいくことにします。
薪は昨冬に伐採、薪割りしたものを乾燥やアク抜きのため下写真のとおり雨曝しにしてあります。

既にこの冬に使えそうなぐらい乾燥が進んできていますが、今後は梅雨まで雨曝したうえ、1年半ほど薪棚で乾燥させる予定です。

いきなりですが、薪積み完了。

やはり、ちゃんと収納すると良いものです。

なんてことのない薪棚ですが、作った本人にとっては見飽きないものがあります(^_^)

下写真は主屋の表側から見た状態です。

ほかの薪棚は主屋の裏手にあり、薪ストーブの煙突も表からは見えないため、これまで来客者は我が家が薪Lifeを送っていることを知るすべがありませんでした。
薪Lifeに関心ある人に、さりげなく存在感を示してくれる存在になってくれることでしょう。

さて、今回薪棚を作るのに要した材料と費用を下表にまとめました。

費用は2万円以内に収まったことになります。
単管パイプを用いて作った第2号薪棚もちょうど同じ金額(18,800円)がかかりましたが、容量は半分で、しかも屋根も設けていませんので安価にできたように思います。
今回作ったような薪棚は手間がかかりますが、木工や大工仕事が好きならアリかもしれません。

また、今回から図面のPDFファイルも掲載することしました。

本当は大元のCADデータも掲載するようにしたいのですが、WordPress単体ではセキュリティの関係でできませんでした。
ところで、情報化の進展に伴いPC内のデータも増える一方です。
写真もスマホで気軽に撮影できるため、気づけばPC内に1万枚近くが溜まっていてもおかしくありません。
こうしたこともあって、少しでも参考になりそうなことは作業後に図面や写真を含めてブログ記事としてまとめ・公開し、基本的に手元には残さないようにしようと思っています。
もちろん私の頭のなかからも直ぐに消えてしまいますので、全てはブログ記事と言うことになります。

さて、昨年から作ってきた薪棚ですが、今回の第3号薪棚で計画のものが全て完成したことになります。
構造や屋根の有無、費用など、それぞれ異なっていますので、参考として下表にまとめておきます。

第1号薪棚>2019年7月設置、構造:木造、容量:約2.5m3

第2号薪棚>2019年11月設置、構造:単管パイプ、容量:約2.5m3

第3号薪棚>2020年8月設置、構造:木造、容量:約4.7m3

第2号薪棚と第3号薪棚の配置は「く」の字になっており、その間がちょうど薪割り場所に良い感じになっています。
次はその整備をしたいと思っています。
薪ストーブ(ボイラー)関連の作業はまだまだ続きそうです(^_^;

薪棚設置(13)完成!

前回、棟上げし、屋根の野地板を下写真のところまで張ることができました。

不足分(半坪)の野地板をホームセンターで購入してきましたので、それを張ります。

次に、この上に防水用のアスファルトルーフィングを張ります。
アスファルトルーフィングは5年前の主屋(古民家)の改修工事で余ったものがありますので、それを使うことにします。

工事で余ったものを、何か使えるだろうと置いていってもらったのですが、5年間使うことなく、かと言って一般ゴミとして処分することもできず邪魔になっていたのです。

在庫一掃!とばかり、タッカー(下写真で赤色のハンドルのもの)を使って張っていきます。

全然足りると思っていたのですが、実際に張ってみると上写真のとおり半分程度の面積分しかありませんでした・・・。

アスファルトルーフィングは20m2で4,000円もせず、ホームセンターでも買えます。
しかし、問題は1巻20m単位で買う必要があることです。
今回必要なのが4mなのに対して20mも買えば、在庫一掃どころか、当初より不良在庫を抱えてしまうことになります・・・。
切り売りしているところを探して彷徨うも見つからず、代わりに耐候性のあるブルーシートでも買おうと近くのホームセンターに行ったところ、なんと切り売りしているではありませんか!
4m分(約700円)を購入。

残りを張ります。

ガレージ側の水切りをどうしようかと思ったのですが、アスファルトルーフィングを内側に折り込んでおくことにしました。
薪は多少濡れても構いませんし、こうしておけば屋根の下地材が濡れることがないでしょう。

屋根で日陰になり、心地良い風も通るため上写真のとおりアマガエルがたくさん休んでいます(この日も酷暑です・・・)。

屋根は最終的には杉皮を葺いて仕上げたいと思っていますが、とりあえずアスファルトルーフィングを張っておけば雨漏りの心配はいらなくなるため屋根工事はとりあえずここまでとします。

ところで、薪棚自体は幅があるため転倒することはないものの、暴風等により揺れて薪が落ちるかもしれません。
そこで、薪棚の揺れ止めとして隣接するガレージ(鉄骨造)と連結しておくことにします。
連結具を角材を使って作製。

これを薪棚の柱に対してビス留めしますが、思案するのがガレージ側です。
鉄骨の胴縁に対してタッピングで留めるとしても、そのままでは外壁(トタン)の波板が潰れてしまいます。
そこで、波の高さ(9mm)と同じ厚さの板を詰めておくことにします。

そして、タッピングで胴縁(鉄骨)に対してビス留めします。

揺れ止めの取り付け完了。

ところで、上写真のとおり土台は防腐塗装により茶色になっているのに対して、柱より上は無塗装のままです。
このままでも良いのですが、オイルステン(VATON:オーク色)で塗装しておきます。

塗装すると一気に周囲と馴染みます。

これで完成かと思いきや、ガレージ側の外壁(トタン)に苔が生えているのが目に入りました・・・。

薪を積むと掃除できなくなりますので、この機会に真鍮ブラシで擦って苔を落としておきます。

そして、第3号薪棚の(暫定)完成です!