月別アーカイブ: 2019年6月

雨水対策(18)雨水浸透排水路の延伸と播き芝

先般、主屋のアプローチに播き芝を行いました。

こうして少しずつ手を入れていることもあって、主屋の表側(南側)については、それなりの状況を保っています。

しかし、主屋の裏側(北側)までは手が回らず、下写真の有り様です・・・。

父亡き後、除草剤を撒くのを止めたものの、草取りもしていないため草ボウボウ。
さらに、主屋(上写真で左側)に沿って古瓦が雑然と並べてあるのも見苦しいです。
この古瓦は軒の雨垂れが主屋側に跳ね返らないようにと、4年前の改修工事の際に当面の対策として講じたものです(軒先に雨樋はついています)。
仮の状態で4年が経過したことに我ながら呆れますが、主屋の裏側も少しずつでも整備していくことにします。

この主屋裏側については、排水性を改良するとともに、雑草を芝に置き換えたいと考えています。
芝の生育には水はけに加えて日当たりの良さが欠かせませんが、ここは時刻によって主屋の陰になるため、芝がちゃんと生育するかどうか確認すべく、昨秋、実験的に播き芝を行なってみました(下写真が播き芝直後の様子)。

それから半年以上が経過し、現在の様子が下写真です。

無事根付いて緑が濃くなってきています。
雑草も生えてきていますが、その量は以前に比べて少なく、芝が雑草を抑えているのがわかります。

日照についてはクリアするとし、あとは水はけです。
土地の排水性を改善するため、ちょうど1年前の今頃、この下流側に整備した雨水浸透排水路(下写真)を延伸させることにします。

この施工済の排水路に接続させるとともに主屋に平行になるように水糸を張って排水路の位置を決定します。

雨水浸透排水路と言う小難しい名前を付けていますが、単なる土水路です。
水糸に沿って幅30cm、深さ30cm程度の溝を掘ります。

掘り上げた土は隣接する通路に敷き均し、排水路及び下流側に向かって下り勾配になるようにします。
地山の土は粘性土で芝の生育には余り適していないと思いますが、改良せずにこのまま(水はけの良い山砂などで置き換えない)播き芝を行うことにします。

播き芝に用いる芝のランナーは主屋表の芝生を切って用います(新たに購入する必要がありません)。
今の時期(春と秋)は芝が盛んに成長する時期で、下写真の箇所は昨春に播き芝したばかりにも関わらず隣接する敷石(石畳)のところにまで侵入しています。

侵入している部分を切って播き芝用に使えば一石二鳥です(当面は播き芝用にランナーが必要なので都合良いですが、いずれは敷石側に侵入しないように根止めしたほうが良さそうです)。

切って集めたランナーはしばらく水に浸けて水揚げさせます。

これらのランナーを雨後を狙って先に敷き均した土の上にばら播きます。

ばら播いた後、板で押さえつけて土と密着させますが、このとき雨で土が湿っていると土(粘性土)が糊の役割を果たして良い具合に密着するのです。

この上に目土として山砂を被せて播き芝の完了です(土が湿った状態で行なっているため、水やりも行う必要がありません)。

ブログでは1回の記事で書いていますが、実際には時間の空いたときに作業ができるように、いくつかのエリアにわけて上流から下流に向けて尺取り虫のように進めています。
こうして下流側に進めていくと、大きな敷石が行く手を阻みます。

上写真で左側には昔、土壁造りの納屋が建っており(今は鉄骨倉庫)、そこに「機織り部屋」と呼ばれていた部屋がありました。
その機織り部屋に主屋から渡るための敷石が、納屋無き後も残っているのです。
今となっては邪魔なだけですので撤去することにしますが、特に真ん中の敷石は大黒柱の礎石になるぐらい大きく、そう簡単には持ち運べません。
こういうときは原始的なテコとコロの原理を活用し、掘り上げて邪魔にならないところまで移動。

敷石をクリアすれば、次は植木(ナンテン)が行く手を阻みます。
ナンテンのような灌木なら掘り上げられないこともありませんが、ナンテンを優先して排水路を蛇行させることにします。

建物に近接して樹木などを鬱蒼とさせると、湿気が溜まって建物に良くありませんが、この程度なら問題ないでしょう(主屋との離隔は約2m)。
ちなみに、以前この場所(主屋と倉庫との間)は下写真のとおり樹木で鬱蒼としていました。

当時は除草剤を撒いていたので雑草は生えていないものの、主屋(古民家)側は湿気って空気が淀んでいる感じがします。
実際、隣接する主屋の土台はシロアリにやられていたため、注意せねばと思っています。
とは言え、植物は様々な面で大切な役割を果たしていますので、無くすのではなく、芝や灌木に置き換えることで通風も確保されるようにしたいと考えています(下写真で通路の突き当たりにコンクリートブロック壁がありますが、いずれはこれも解体あるいは低くして風通しを良くするつもりです)。

排水路の蛇行部分も播き芝完了。

排水路(雨水透水排水路)については、溝への竹や石(コンクリート塊)の投入が残っていますが、播き芝のように時期に制約がないため追い追いやっていくことにします。

斧掛けの作製

週末は草刈り三昧、と言った季節になりました。
つい先日まで防寒服を着て山で竹や木を伐っていたように思いますが、季節の移ろいは早いものです。
山仕事で使用していたチェーンソーなどの道具は清掃したうえ収納棚に収納し、次の冬まで休んでもらいます。

チェーンソーは棚に収まっていますが、問題は上写真で収納棚の横に立て掛けてある薪割り用の斧です。
薪割りは、この離れの近くで行なっていたため出入り口に近い、この場所に置きっ放しになっているのです・・・。
このように乱雑に置いてあるのは気持ち良いものでありませんし、特に斧のような刃物類をぞんざいに扱うのは禁物です。

そこで、斧をきちんと収納できるようにしたいと思います。
私の場合、薪割りは一度に行うのではなく、空いた時間に少しずつ行うことが多いため、容易に取り出し・格納できるように斧を掛けて収納するタイプのものにすると良さそうです。
掛けて収納するタイプと言えば、以前、農具を収納するための農具掛けを作ったことがあります。

これにも斧を掛けられますが、斧は頭部が重いうえ幅が狭いことから安定しません。
斧を掛けるには農具以上にしっかりホールドさせる必要があります。

そこで、斧を2箇所で保持するようにし、この保持するための部材を壁面に平行に設置する案を下図のとおり考えました。

所有している斧3本(和斧2本、洋斧1本)と大ハンマー1本(クサビ割り用)の計4本を掛けられるようにしています。

それでは保持するための部材から加工していきます。
65×20mmの角材(杉板の端材)に斧をホールドするための開口を設けます。

ジグソーよりもホールソーを使ったほうが綺麗に加工できるのではないかと思い、随分前にホームセンターで買ってあった木工用ホールソーを使ってみましたが(上写真)、刃を逆回転させているのではないかと思うほど切れ味悪し。
「安モノ(数種類セットで500円程度)の銭失い」とは、まさにこのことです・・・。

当然切り口も酷いため、ヤスリ掛けに手間がかかります。

2本の保持具で開口の大きさが異なるのは、柄の先端(上写真で上側)の太さと付け根のそれに合わせているためです。

この部材を補強するとともに壁面(鉄骨の胴縁材)に取り付けるための角材(20mm角)を用意します。

L形に組みます。

あとは取り付けるだけですが、せっかくなのでオイルステイン(VATON、オーク色)で塗装しておきます。

塗料の乾燥後、鉄骨の胴縁材に対してタッピングでビス留め。

斧を掛けてみると、しっかりとホールドされて良い感じです。

こうして斧が片付くと、収納棚の側板部分(上写真で右側)も有効に使えそうに見えてきました。
ここにも物を掛けられるようにフックを取り付けることにします。
フックの材料には昨冬に伐採した樹木から適当な分枝箇所を見繕って用います。

収納棚の側板にビス留めして取り付けます。

これに何を掛けるかと言うと、刈払機の肩掛けバンドです。

肩掛けバンドは両肩に掛けるタイプのものを使っているのですが、片肩のものに比べて複雑な分、適当に収納するとバンドがこんがらがって再び使う際に難儀してしまうのです。
こうしておけばサッと装着できることでしょう。

ところで、今回斧掛けやフックを設置したのは離れの1F(ガレージ)です。
ここは今や趣味の工房!?と化しています。

里山や古民家に係る作業で道具が増える一方、その整理までは手が回らず乱雑な有り様です・・・。
上写真で朱色矢印で示す箇所に棚(古い本棚を再利用)がありますが、そこには電動工具類を収納しています。

こうした工具は、使わないときはダンボール箱などに収納したほうが良いのかもしれません。
しかし、私のような横着な人間は箱から出すのが億劫になって死蔵品となりかねず、その点、こうしておくと直ぐに使えて良いのです。

ただ、問題は棚にガラス戸がないため工具が埃まみれになってしまうことです。
ほとんどがヤフオクで買ったジャンク品なので壊れても惜しくないとは言え、埃にまみれた工具を使うのは気持ち良いものではありません。
以前から、透明のアクリル板などを使って戸を付けたいと思っていたのですが、アクリル板も安くはなく、工具よりも戸の方が高価なんてことになりかねません。

何か良い方法(材料)はないものかと思っていたところ、テーブルクロスに使われる透明シートをカーテンのように掛ける方法を思いつきました。
これなら安価(3尺幅で300円/m程度)ですし、ホームセンターで必要寸法だけを購入できます。

早速ホームセンターで購入し、棚の大きさにあわせてカット。
薄いシート(t=0.2mm)なので単にピンや釘で棚に取り付けただけでは、早晩取り付け箇所で破れてしまいそうです。
そこで、薄板(幅を棚板の厚さ15mmでカット)でシートで押さえたうえ、この板に釘を打つことにします。

そして、シートの設置完了。

斧掛けやフック、シートといずれも大したことではありませんが、薪割りや草刈り、修繕作業などを気持ち良く安全に行うため少しずつでも整理していきたいと思っています。

庭の整備(53)播き芝と縁石の修正

5月連休に植え付けたは元気よく生育しており、葉が水面全体を覆うようになってきました。

メダカが見えにくくなりましたが、メダカにとってはこれぐらい葉があったほうが落ち着くことでしょう。

ところで、この水鉢を設置する際、芝を剥がしました(1m2強)。

剥がした芝はとりあえず仮置きした状態になっています。

乾燥に強い芝でも、このまま置いておけば枯れてしまいます。
ちょうど今(5月)は芝張りの適期ですので、これを使って芝生箇所を拡張することにします。
その場所は下写真のアプローチ(現状は敷き砂利)です。

ここは昨春に施工した敷石(石畳)を延長する予定で、その敷石の両サイドを張り芝にしたいと考えています。
敷石については石材店に依頼することがあるため(延べ石を敷石と再利用)、芝張りを先行することになりますが、芝張りは敷石の計画位置を踏まえて行う必要があります。
そこで、敷石の位置を決めるため昨春敷設した敷石のラインを真っ直ぐに延長します(上写真で朱色点線)。
ところが、そうすると進むにつれて庭に近づいていってしまうのです(庭との離隔:80cm→50cm)。

実は、このことは昨春に敷石を敷設する際に気付いており、逆にアプローチと庭との境界(縁石)のラインを伸ばす形で敷石を敷設すると玄関から外れてしまうのです(下図で水色線)。

そこで、止むなく上図で朱色線のとおり敷石を敷設したのです。

このため、敷石の線形は途中で折れ点が入ってしまいますが、延伸する敷石の計画位置を下写真に示すとおり設定します。

この敷石の両サイドを張り芝にするのですが、上写真で向かって右側は井戸の整備(パイプ等の埋設)が絡んでくるため、今春は左側に芝を張ることにします。

まずは敷き砂利の撤去から行います。

最初ツルハシで挑むも長年の転圧(昔は自動車を乗り入れていました)によりカチカチに締め固まっていて手に負えません。
そこで、コンクリートのハツリに使う電動ハンマー(上写真で先端が棒状の工具)を引っ張り出してきて使うと余裕でほぐしていきます。
電動ハンマー(ヤフオクの中古)を買った当初は電動ハンマーなんて使う機会が無いだろうと思っていましたが、意外にも出番があるものです(それでも年1、2回)。

ほぐしたものはフルイを用いて砂利を取り除きます(砂利は車道部で砂利が少なくっているところに補足して再利用)。

砂利を除去した分だけボリュームが減っていますので、山砂を投入するとともに、これに肥料分として木灰(薪ストーブやボイラーから出たもの)を混ぜます。

ここに昨春行った「播き芝(まき芝)」の方法で芝を張っていきます。

目土(山砂)を被せて転圧。
そして、たっぷり水やりして芝張りの完了です。

サラサラの山砂の状態では野良猫の糞場になってしまいますので、芝が根付くまでネットを被せて養生しておきます。

この反対側(上写真で向かって右側)については早ければ今秋に芝張りしたいと思っています。
その右側の縁石のラインですが、敷石の計画ラインと平行でないため途中でボトルネック部が生じてスッキリしません。

この機会に平行になるように修正しておくことにします(下図で朱色線→水色線)

こうするとアプローチの幅員が2.3mに広がります。
ここを自動車が通ることは基本的にありませんが、こうしておけば将来、建物の工事等で重機が入ることになった場合にも都合良いことでしょう。

ちなみに、道路を通行できる車の車両制限(幅)は2.5mです。
しかし、我が家で制限レベルの車両を必要とするような工事はまずないはずです。
4年前の改修工事で大きなラフター(ラフテレーンクレーン、下写真で左側の白と赤のブーム)がやってきてましたが、このレベルが最大と考えても良さそうです。

ラフター(16t)の幅をネットで調べると2.2m前後ですので、2.3m確保しておけばなんとかなるでしょう。

アプローチの幅員と言えば、昔はさらに狭くて2m未満だったのですが、20年程前に離れを新築する際、重機が入れなかったため下写真の井戸の流しを移設したと言う経緯があります。

この流しが元々あった場所には基礎として使われていたと思われる石が乱雑に残っています。
将来的には井戸周りも整備したいと考えていますので、この際に撤去しておくことにします。

撤去した石の周りにあった苔は縁石の修正後に植え直せるように剥がして仮置き。

それでは、縁石の位置を修正していきます。
敷石の計画ラインに平行になるように水糸を張ります(下写真ではまだ水糸を張っていません)。

水糸(位置と高さ)にあわせて縁石を据え直していきます。

井戸がある場所より先は井戸(井桁)に平行(主屋に直交)になるように線形を変えます。

この線形に沿って据えて行くも、途中で庭木(カイヅカイブキ)の根が行く手を阻みます。

それほど太くない(5cm程度)ため切除する手もありますが、ここは樹木を優先し、縁石を飛ばして配置することにします。

また、この井戸周りは将来的に整備する際、井戸水を使えるようにパイプを埋設配管する考えです。
その際に配管しやすいように縁石(のサイズ)を合わせておきます。

縁石の据付完了。

元々、流しの基礎として使われていた石(上写真で左側)を撤去したため、その分、土のボリュームが減っています。

山砂を補足し、井戸に近づくにつれ高くなるように勾配をつけます(雨水により井桁周りが崩れないようにするため)。

仮置きしてあった苔を移植して完了です。

井戸は昭和30年代に簡易水道が供用されて以来、使われなくなったこともあり、数年前まで周囲は笹などに覆われて近寄りがたい感じでした。

井戸(1号井)の再利用に向け、これまで少しずつ整備を進めてきましたが、今回の整備で弾みがついたように感じています。