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古民家の自然換気(4)換気口の更新

自然換気を図るため、前回までに厨子二階(屋根裏)に換気口(下図でA2、B2)を設けました。

<換気口A2>

<換気口B2>

これらの換気口を設置したついでに、従来からある換気口(既製品のガラリ)のうち劣化しているものを取り替えることにします。
もともとの主屋(古民家)にはもちろん既製品のガラリなどありませんが、15年程前に水周りを中心に行ったリフォームにおいていくつか設置されています。
このうち洗面所用のもの(自然換気)が下写真のとおりボ劣化し、フード上部から雨水が入る恐れがある状態になっています。

15年で更新と言うのは短いように思いますが、実際には材質がプラスティックですので、これでも長持ちしたほうなのかもしれませんね。

更新するため、まずは既存のものを取り外します。
このガラリには鍔があり、その鍔部分をビスで取り付けてあるようです。
しかし、鍔部分は外壁材(トタン)で覆われているため、周囲のトタンまで剥がす必要があり苦戦しつつ撤去。

考えてみると、ガラリ(プラスティック製)の耐久性がトタンに比べ大幅に小さいため、このような手間が生じることになります。
両者が同程度の耐久性であれば、一緒に交換すれば良いわけですから。
そこで、新しいものはプラスティック製ではなくステンレス製にします。
プラスティック製が約700円なのに対してステンレス製は約2,500円と高価になりますが、ここはケチらずにいきましょう(^_^)
サイズは角型ガラリが規格化されているのか、同サイズのものがホームセンターで販売されていました。

取り付け自体は簡単(ビスでとめて、外周をシーリング剤で充填)。

実はちょうど2年前にトイレ用の換気口を同じステンレス製のものに取り替えました(下写真)。

まだ2年ですので当然と言えば当然ですが、劣化等はみられません。

<続きます>

古民家の自然換気(3)外壁の換気口

前回、外壁に換気口(下写真及び図で「換気口A2」)を設けたことで、夏季、室内にこもる暖気を自然換気するとともに、厨子二階(屋根裏)に空気の流れが生じることを期待しています。

換気されるようになったのは上図(厨子二階の平面図)で24畳側になりますが、この24畳側と土壁で仕切られた16畳側についても同様に換気口を設けることにします。

ところで、この16畳側の北側半分(下写真で手前側)は他の所よりも床高(差し鴨居の天端位置)が低くなっており、その分、天井が(相対的に)高く、居室として使いやすいようになっています。


(改修工事前の写真)

厨子二階は本二階とは異なり二階は物置き的な用途になりますが(「厨子」には仏具のほかに収納という意味があります)、一部は簡易的な居室として使われることもあったようです。

実際、ここは居室として使われていたらしく、ここにのみ採光用の窓や吊り天井が設けられています。


(改修工事前の写真)

この窓ですが、昔は雨戸が入っていたのだろうと思いますが、既に見る影も無く、特に敷居は浸入した雨でボロボロでした。
幸い構造部分には達していませんでしたが、雨が入るような状態ではマズイと改修工事において大工さんがうまい具合に壁板を張れるようにしてくれました(最後の壁板張りのみDIY施工)。

<工事前の外観>

<工事後にDIYにて壁板張り&塗装>

この結果、建物の内側は現在、下写真の状態になっています。

ようやく本題の換気のことに話が戻りますが、この窓だったところには壁土がありませんので、ここなら容易に換気口を設けることができそうです。
(本来は、24畳側と同じように妻面の最上部に換気口を設けたいところですが、設置には足場が必要となり厄介なのです。)

換気口は丸型のガラリ(φ100×2箇所)を利用しますが、設置するのに窓の侵入防止柵(鉄の棒)が邪魔になります。

ちなみに、この鉄の棒の間隔(120mm)では小動物は入れるでしょうから、人間(盗人)の侵入防止用でしょうか。
昔でも用心深かったものですね。

鉄の棒はサビサビですし、構造には関係ありませんので(鴨居を外して)撤去します。

ボロボロの敷居にはいずれ柿渋を塗布するつもりです(下写真は未塗布の状態)。

換気口の設置箇所に建物の内側から穴を開けます。

この16畳側には採光窓(ガラス瓦)がありませんので、照明がないと真っ暗なのですが、穴を開けたことで幾分明るくなりました。
今回開けた穴にはガラリを取り付けますが、同様にして小さい窓(船の客室にあるようなもの)を取り付けてみるのも面白いかもしれませんね(^_^)
そして、エツリ(竹木舞)をして壁土をつけて完成させます(99%やらないと思います・・・)。

外側からガラリを取り付け、シーリング剤を充填します。

設置完了です。

この換気口の設置により下図のとおり自然換気されることを期待していますが、効果のほどは??

<続きます>

自然農:クローバー草生栽培(夏野菜)

(このブログ記事は日照りが続いていた一週間程前のもので、その後の降雨により状況が変わっています。)

菜種梅雨の頃にポットに種蒔きしたスイカは、現在、下写真の状態にまで成長しています。

連休時分に市販されているポット苗ぐらいの大きさです。
無肥料で畑の地力頼りなのですが、現状の地力ではスイカの栽培は厳しいのかもしれません。
ただ、このような幼苗時にはウリハムシが付きやすいものですが、全く付いていないのが意外です。
過酷な環境に育っているだけあって、案外頑強なのかもしれませんね。

こちらはスイカと同じウリ科のキュウリ(地這い)です。
ホームセンターで買った苗を植え付けたものなので既に大きく育っています。

もちろん無肥料ですが、キュウリが育つぐらいの地力はあるようです。

キュウリが生り始めましたので、二番手のキュウリの種を蒔いたところ発芽しました。

キュウリ(左)に近接してスイカ(右)が生えていますが、これは4月に直播きしたものです(スイカのことを忘れてキュウリの種を蒔いたわけです・・・)。
先にスイカの成長がイマイチと書きましたが、自然状態では今時分はこの程度の大きさが本来なのかもしれませんね。

ところで、下写真は雑草対策として畑一面にクローバーを生やしているところの現状です。

昨秋、クローバー草生栽培としてダイコンやニンジンの種を蒔きましたが、幼苗時にクローバーの勢いに押されてイマイチの結果に終わりました(と言ってもニンジンの花が咲いているように大きく育つものもありました)。

夏野菜でうまくいくかどうか、実験的にクローバーの中でキュウリを育ててみることにします。

地這いのキュウリですので蔓がクローバーの上を這っていくのを期待していますが、どうなるでしょうか。

ちなみに昨夏はクローバーがそれほど広がっておらず、クローバーが育っていないところにはメヒシバなどの雑草が密集していました。

その後、冬・春の間にクローバーが一面に広がったことで、今夏は雑草の生える余地がないような感じです。
雑草を抑えつつも、キュウリが育ってくれればクローバー草生栽培は最高なのですがね(クローバーは地下茎を広げますので、一般的な家庭菜園を行う場合には絶対禁止です)。

通常?の畑では、被覆材(春草が枯れたものや庭木の剪定枝葉)により雑草が抑えられています。

被覆材は土壌中の水分の蒸発も防いでくれているようです。
日照り続きのなかでも先般種を蒔いたダイズが発芽しています。

通路部などの被覆が少ないところでは夏草(メヒシバなど)が生えてきています。

なるべく草刈りしない考えでいますが、どこまで草刈りしないでいられるものか・・・。