月別アーカイブ: 2017年5月

薪ストーブの導入(53)薪割り開始

昨冬、里山耕作放棄地の整備において樹木(雑木)を伐採しました。
これらの伐採した樹木は薪ストーブの薪として使用するため、自宅敷地内に引き上げてきてあります。

大小様々な約15本の樹木を伐採しましたが、薪として使えるのがこれだけの量になります(昨シーズンの使用実績から1シーズン分はあると思っています)。
伐る木はあったとしても必要量と作業にかけられる時間から、これが良いところではないかと感じています。
まあ、このペースでも20年(薪ストーブの耐用年数)も続けていけば里山や耕作放棄地は変わっていくことでしょう。

さて、これらの原木が十分乾燥して来シーズンの薪として使えるものかわかりませんが、時間が経つほど木が硬くなり薪割りに苦労しそうですので、梅雨明け頃までには薪割りを終えてしまいたいと思っています。
それで薪割りを始めるも、これまで針葉樹(古材)の薪割りで使っていた洋斧(FISKARS X25、下写真で左端)では弾かれてしまい全く歯が立たず・・・。

そこで伝家の宝刀!?(骨董物の和斧)を取り出してきました。

この大きいほうの和斧を使うことで、辛うじて割ることができるようになりました。

ところで柄の長さを見比べると、和斧は洋斧に比べかなり長いです。
また、それぞれの重さを計ると次のとおりです。

  • FISKARS X25:2.4kg
  • 和斧(小):2.4kg
  • 和斧(大):3.2kg

FISKARS X25は軽量のため針葉樹の場合は本当に使いやすいのですが、雑木を割るにはヘッドが軽く打撃力が十分得られないようです。
和斧が大小2本あるのも、針葉樹用と雑木用に使い分ける必要があったのかもしれません。

赤錆で覆われた状態で長年倉庫で眠っていた和斧が、こうして再び活躍してくれると嬉しいものです(実は骨董物の和斧なんてダメダメだと思い込み、洋斧を購入したのですが・・・)。

そんな斧でも太くて節のあるものには歯が立ちませんので、大型のクサビ(ハスクバーナ「薪割り用ねじれクサビ」)も入手しました。

上写真で下のクサビ(薪割り用?)は元々あったものですが、それに比べ随分と大きく重いです(長さ215mm、重さ2.3kg)。

そんなことで、斧とクサビを使って薪割りを始めます。

慣れないこともあるのでしょうが大変!!
私のような軟弱な心身の持ち主には良い鍛錬になりそう(^_^;

そう言えば、以前、地元の長老に「昔はカマドや風呂焚きなどにさぞ雑木(広葉樹)を伐って使ったことでしょうね」と尋ねたことがあります。
ところが予想に反して、マツ(針葉樹)を焚くことがほとんどで、雑木はそれほど使うことがなかったとのこと。
その理由としては、昔はマツの木が多かったことや、マツは火力を得やすいことが大きいですが、雑木は切るにしても割るにしても大変であることも理由としてあったそうです。
今ではチェーンソーを使って切りますので、これまで雑木ということを特段感じることがありませんでしたが、斧で割ってみて初めて雑木ということを実感しています。
さらに雑木でもクヌギやカシは比較的割りやすく、これだけの理由ではないにしても炭作りに重用されたことを納得しているところです。

<続きます>

掛矢の修理

先日、掛矢(木槌の大きいもの、下写真左下)を使っていたところ、ヘッドが割れてしまいました。

この掛矢は昔からある骨董物ですが、使いやすく愛用していたので残念です。

掛矢は今でもホームセンターなどで購入できますが、ちょうど良い太さ(直径φ130mm)の樫の木がありますので、これを使って修理することにします。

この樫の木は2年前に伐採したもので、これまで屋外に放置してあったところ樹皮が自然に剥がれ良い感じになっています。

チェーンソーを使って、既存のもの(下写真左端)と同じ長さで切断します(予備を含め2個)。

残念ながら片面の樹心付近に腐れがあります。
腐れがないほうの面を使うとしても耐久性は劣りそうです。

あと既存のものに比べると材が緻密でなく、重さが軽いのも残念なところです。

柄は既存のもの(樫)をそのまま再利用します。
柄のヘッド側はφ30mmの円形になっていますので、先ほどのヘッドにドリルを使ってφ30mmの穴を開けます。

柄を差し込んで完成。

柄の直径は厳密にはφ30mm以上あったようで、楔を入れなくてもしっかりと固定することができました。

先ほど樫の木を切断するのにチェーンソーを使いましたが、今シーズンの里山整備は終わっていますので、これでしばらくチェーンソーを使うことはないはずです。
そこで燃料を抜いて、簡単にメンテナンスしておきます。

エアフィルターの状態を見ると・・・。

これは酷い!
シーズン途中にも点検・掃除するようにしなければなりませんね。

ダスターで木屑などを吹き飛ばして掃除完了。

チェーンソーと入れ替りで、これから活躍するのが刈り払い機です。
新しい替え刃に交換し本稼動に備えます。

ついでに軸受け部(ギアボックス)も古いグリスを拭き取って綺麗にしました(替え刃の取付後に新しいグリスを注入)。

これで準備万端。

今夏、何時間稼動することやら・・・。

自然農:ソラマメの収穫

モモの花が咲いていた頃(4月中旬)、畑は一面緑の絨毯に覆われていました。

この緑の正体は主にカラスノエンドウ(雑草)です。
上写真のとおりスゴイ勢いで繁茂しますので、昨年は「これ以上増えては大変!」と種をつける前に刈り払い機で刈り取りました。
しかし今年も一面に繁茂していることから、刈り取りは無意味だったことになります。
そこで今年は無謀にもそのままにしておいたところ、種をつける頃になると急激に勢いが落ち(枯れ)、今では畑の良いマルチ材になっています(下写真で畝間の茶色いもの)。

もちろん大量の種を落としていますので来年も繁茂することでしょうが、結果的には「草ボーボー状態」という見た目を除けば特に問題はありませんでした。
強いて言えば、勢いが落ちるときに他の野菜を巻き込んで倒れてしまうことぐらいでしょうか。
その欠点以上に土壌を肥やしてくれたり(マメ科の窒素固定や堆肥化)、マルチ材として夏草の発生を多少なりとも抑制してくれる利点を考えれば、手間をかけてまで刈り取る必要はないと感じています。

さて、マメ科のカラスノエンドウの勢いがあるということは同じマメ科の野菜も元気に育ち収穫時期を迎えました。
こちらはソラマメです。

写真ではこちらも緑の絨毯ですが、実は一面ソラマメです。
昨年10月下旬に箱一杯の種(下写真)を蒔き、そのほとんどが発芽していますので100本以上があります。

不耕起・無肥料・無農薬・無除草、つまり何もしていないのですが、スーパーに売っているものに負けないぐらいのものが実っています。

元々は3年前にホームセンターで購入した1、2袋の種(8個程度)でしたので、カラスノエンドウ以上の爆発的増加かもしれません。

エンドウ(サヤエンドウなど)に至っては種を蒔くのも面倒で、一部を適当な場所にバラまいておいたのですが、それでも発芽してたくさん実っています。

もちろん支柱や棚などはありませんので、上写真ではカラスノエンドウを支えに成長しています。

下写真では種をつけた後の菜花類(これも自生)に這い上がっています。

このような旺盛な成長を見ると、野菜だからと言って必ずしも手間を掛けて管理する必要はないように感じます。
土地や時期にさえ合っていれば、成長するものは放っておいても成長するものなのかもしれません。

ただ、ソラマメやエンドウをこのまま置いておき、来冬にこぼれ種から自生するかと言えば、ほとんどしないと思います。
そう思うとカラスノエンドウは偉大なものです。
もし人間が食用としてカラスノエンドウで満足するならば、種蒔きさえ不要になります。
そうなれば、もはや雑草畑ではなくエデンの園なのかも(^_^)

人間は、さらに美味しいソラマメやエンドウの開発を目指して心身を酷使すべきなのか、それともカラスノエンドウで満足できる健全な心身を手に入れるべく鍛錬すべきなのか、どちらなのでしょうかね?

里山再生:クヌギの発芽

昨年自生したスギの幼木が冬を越し、元気になってきました。

ただ、主屋のすぐ横に生えており、このまま大きくするわけにはいきませんので畑に移植することにします。

移植する場所はこちら。

昨年の今頃、同じようにスギを移植した場所です。
草刈り時に誤って1本切ってしまったほかは枯れることなく育っており、現在20cm程度の高さになっています(8本)。

その隣にクローバーを少し刈り取って植え付けます。

高さ5cm程度。クローバーにさえ埋もれてしまいそうな感じで、これが大きな木になるとはとても思えません(ある程度大きく成長した段階で山に移植予定)。

ところで、スギを植え付けるため穴を掘っていたところ、土中から大きなドングリが出てきました。

昨秋に里山でクヌギのドングリを拾い、すっかり忘れていましたがここに蒔いたのでした・・・。
忘れていても春になればちゃんと発芽してくるものですね(^_^;

別の場所に蒔いたものを確認すると、ちゃんと発芽しており、いつの間にか葉も大きくなっています(下写真は5/9撮影)。

ドクダミのなかで元気に育っています。

ついでに、庭の草取りの際に見つけたカシ(アラカシ)の幼木も移植しておくことにします。

樹木と言えば、果樹のほうも元気に育っています。
下写真中央やや右に見えるのは昨年に苗木を植え付けたナシですが、早くも身長を超える高さになってきました(他の落葉樹のクリやモモも勢いがあり、常緑樹のミカンがイマイチと言った感じ)。

上写真でナシの根元で生い茂る巨大な葉っぱは野菜の「ウマイナ」が野草化したものです。
ナシもそうですが、こちらの勢いもスゴイ!
本当に植物の生命力には驚かされます。

薪ストーブの導入(52)メンテと薪の使用量

3月中は薪ストーブを毎日焚いていましたが、4月に入るとほとんど焚くことがなくなりました。
5月にもなり、さすがにもう焚くことはありませんので煙突を含め一通りの掃除をすることにします。

煙突掃除は既に今シーズン3回行っています。

薪ストーブ初心者ということに加え、古材の松(ススが出やすい)を中心に焚いていたことから慎重にしましたが、来シーズンは1回(状況により2回)にしようかと思っています。

前回までと同様に煙突掃除。
煙突トップについては塗装の一部が剥がれています。

煙突トップ自体はステンレス製ですので、塗装が剥がれていても著しく耐久性が落ちるわけではありませんが、この機会に塗装の補修もしておきます。
使用する耐熱塗料は、近くの「アストロプロダクツ」(輸入工具などを扱う店舗)でツヤなしのもの(300mlで1,000円程度)を入手しました。

説明書きのとおり、薄くスプレーし3回程度塗り重ねます。

スプレー式は刷毛の洗浄など、後片付けをしなくてよいので手軽ですね。

煙突トップには中に鳥が巣を作らないようにネットを被せようかとも思ったのですが、いっその事、トップは外したまま(倉庫内に保管)にして煙突にシートを被せておくのはどうでしょうか?

見た目は悪いですが、建物の裏手側ということで、これで良しとしましょう(^_^;

ストーブ本体は特にメンテするところはなさそうですので、前面ガラスの汚れだけ拭き取っておきます。

さて、薪ストーブのシーズンが終わったことから、今シーズンに使用した薪の量を算出してみます。
薪の大半は一昨年の主屋の改修工事で発生した古材(松、杉、檜)で、下写真のとおり大量にありました。

薪を積み上げた列が16列あったのですが、今シーズンが終わり残り4列にまで減っています。
つまり今シーズンに12列分を使ったことになります。
1列は約0.6m3(=幅0.35m×高0.9m×延長2.0m)ですので、12列で約7.2m3になります。

長野県が実施した薪ストーブ実態調査が公表されていますが、それによると「年間の薪使用量は4~10m3の世帯が多く、平均は9.0m3であった」とのこと。
長野県に比べ当地は温暖地ではありますが、我が家の使用量(7.2m3)は平均程度と言うことになります。

ところで、7.2m3は重さではどれだけになるのでしょうか?
もちろん実測はしていませんので机上で算出すると次のとおり2.3tとなります。

7.2m3×(1−1/3)×0.48t/m3×=2.3t
・薪積みによる空隙率:1/3(大体)
・薪の比重:0.48(松0.53、杉0.38から加重平均により算出)

一方、薪ストーブ(中型機)は1時間当たり2kg程度の薪を消費すると言われています。
これに今シーズンに薪ストーブを使用した総時間(約1,050時間)を乗じると2.1tとなり、先に算出の2.3tに近い数値になります。

・7時間/日(朝3時間、夜4時間)×30日×5ヶ月(11月〜3月)=1,050時間
・2kg/時間×1,050時間/1,000kg/t=2.1t

ついでに、古材(針葉樹)ではなく広葉樹を薪とする場合の体積を求めると次のとおり2.9m3となります。

2.3t÷0.8t/m3=2.9m3
・広葉樹の比重:0.8(クヌギ0.85、カシ0.95、ナラ0.68)

つまり雑木を薪にする場合、1シーズンに上写真の薪の列を5列分(=2.9÷0.6)用意する必要があると言うことですね。

<続きます>

庭木の剪定(12)マツ(みどり摘み)

前回、ツツジを剪定しましたが、続いてマツを剪定することにします。

マツの剪定は秋の「古葉かき(下写真)」と春の「みどり摘み」の年2回行うのが一般的で、今回はみどり摘みになります。

昨秋の古葉かき後は上写真のとおりでしたが、春になり一気に新芽が伸びました(下写真)。

この新芽を摘む作業が「みどり摘み」になります。

ところで、このマツ(アカマツ)はこの場所に自然生えした実生木で、近接して大きなアラカシがあります。
マツが大きく成長するにつれ、アラカシとの間の風通しが悪くなり、アラカシのほうに毎年、ウドンコ病が発生しています。
このためアラカシから離すように通路側に枝を誘引していますが、その高さも4mを超えるようになってきました(上写真)。

特にマツは剪定の手間がかかるため大きくしたくないのですが、若木で元気がありますのでもっと成長させてあげたいという思いもあり・・・。
そこで上写真で緑色点線で示すとおり、さらに通路側に枝を誘引していこうと思います。
いわゆる「門冠り」に近いものになり、個人的にはこのようにいじるのは好きではないのですが、やむを得ません。
高さは4m以内に収めるつもりですが、工事車両などを入れる必要が生じた場合でも通行できる高さはあると思います(ちなみに一般道路の高さ制限は3.8m)。

まずはみどり摘みから。
新芽の先を適当な長さ(1/2〜1/3)で摘み取ります。

「摘む」と言うぐらいですので本当は手で折り取るものかもしれませんが、私は植木鋏で切っています。

続いて、新たに枝を誘引する箇所に細竹を添えます(竹自体は隣接するアラカシに取り付けています)。

剪定完了です。

<続きます>

井戸の再生(18)竹の立水栓

昨年、井戸ポンプを設置した際に塩ビ管を利用して立水栓を自作しました。

塩ビ管むき出しで情緒のかけらもありませんが、いつかレンガを積んで化粧すれば良いと考えていました。
(それを見越して蛇口を取り付けている位置を柱の外面から離しています。)
その後、レンガを積まなくても、竹筒でカバーすれば簡単だし塩ビ管の紫外線劣化対策にもなるのではないかと思いつきました。

材料に使う竹(真竹)は年末に門松を作る際に伐って、そのまま山に置いてあります。

立水栓の柱として使っている塩ビ管(VPφ65)の外径はφ76mmですので、内径がそれ以上の竹が必要となります。
真竹は肉厚が小さいと言っても、これだけ太いものだと10mm程度はありますので、外径では100mm以上(>76mm+10mm×2)のものとなります。
外径100mmは真竹だと最も太い部類になります(孟宗竹だと外径150mmでも珍しくはありません)。
今回は外径108mm、内径88mmのものを使うことにします。

鉈で半分に割り、玄能で節を取り除きます。

立水栓の柱をカバーするように取り付け、棕櫚縄を巻いて固定します。

二つに割った切れ目が上写真手間側にきていますが、意外に目立ちません。

蛇口より上部については、二つに割るのではなく上から被せるようにしますが、蛇口の取り付け管(VPφ20、外径φ26mm)をかわす必要があります。
そこで、電動ドリルに取り付けたホールソー(φ25mm)で穴を開けて加工します。

加工したものを取り付けます。

うまい具合に納まりました。

全体像です。

流し側から見るとこのような感じです。

竹筒はいずれ劣化し取り替えが必要となりますが、それまでの間、中の塩ビ管を紫外線から守ってくれることでしょう。

ところで紫外線と言えば、ガス給湯器の配管部分のビニールテープが紫外線の影響でボロボロになっています。

上写真はそのビニールテープを剥がした状態です。
よく見ると断熱材にも亀裂が入っているところがありますので、断熱材が劣化しないように亡き父がビニールテープを巻いて養生したようです。
ビニールテープで養生してあったため断熱材自体はそれほど痛んでいませんので、同じようにビニールテープを巻いておけば良さそうです。
そこでホームセンターの配管資材コーナーでビニールテープを探していると、「ビニールキャンバス」なるものを発見。店員さんに尋ねると、これでも断熱材を保護できるとのこと。
色はブラックとグレーの2種類。ブラックが100円なのに対して、なぜかグレーは200円です。

このビニールキャンバスには糊がついていませんので、始・終点を両面テープなどで貼り付けることになります。
しかし糊がついていない分、作業が容易です。
雨水が浸透しないように下方から螺旋状に巻きつけていきます。

完成。

100円をケチって色をブラックにしたので、少し目立つような(^_^;

<続きます>