井戸の再生(49)電源用ケーブルを敷設

前回、井戸ポンプの電源(商用電力 or 太陽光発電)について検討した結果、当面は商用電力を利用することにしました。

そこで、先に敷設したパイプ(送水)にあわせてケーブル(送電)も敷設しておくことにします。
ケーブルの敷設ルートは下写真で朱色点線で示すとおりです。

主屋(分電盤あり)の電気関係は厨子二階(屋根裏)で管理していますので、そこから外壁内を通して地中へ。
犬走り(土間コン)を横断したのち、先に敷設したパイプに並行する形で井戸ポンプ(計画)付近まで敷設する考えです。

ケーブルの仕様はポンプ(+外灯)だけのためVVF1.6×2芯にします。
せっかくケーブルを引くのであれば外灯も設置してはどうかとも思っていますが、その場合、外灯の点滅をできるようにすると3芯のケーブルが必要・・・凝ればキリがありませんので、ここは最低レベルのVVF1.6×2芯にしておきます。
ケーブルは直接地中に埋設できますが(保護必要)、今回のような場合は合成樹脂製の可とう電線管に収めたうえ埋設することが多いと思います。
合成樹脂製の可とう電線管にも幾種類かあり、FEP管>PF管>CD管の順で耐候性、価格ともに高くなります。
今回は基本的に露出させないため最も安価なCD管(約50円/m)を使用することにし、その口径は中にケーブルを収められるように16mm(>VVF1.6×2Cの外径×1.5)とします。

ホームセンターで切り売りしているCD管(下写真でオレンジ色)を購入してきましたので、とりあえず敷設ルートに仮置きしてみます。

VVFケーブルは後になって通線で苦労しないように前もってCD管に収めておきました。

それでは、井戸ポンプ側から主屋に向けて埋設していきます。

ちなみにCD管の敷設に電気工事士の資格は不要ですが、今回のようにケーブルが入った状態で行う場合には資格が必要になります(私は一応資格有)。
電気工事士試験の引っ掛け問題になりそうなやり方です。

同様に敷設していきます。
下写真の箇所から先はヒメツルソバが排水路を覆っています。

ヒメツルソバはグランドカバープランツになっていますので、一旦掘り上げたうえCD管を埋設。

埋め戻し後にヒメツルソバも植え直しておきます。

排水路下へのCD管の敷設はここまでです。
ここで方向を変え、犬走りを横断して主屋へと引き込むことになります。

犬走りは土間コンが打たれているため、CD管を敷設するには土間コンを一時撤去する必要があります。
上写真でもわかるとおり、ちょうどこの場所は5年前に外便所を解体撤去した際、雨樋用の排水管を埋設するため土間コンをハツったところです。
そのときにケーブルも敷設しておけば二度手間にならなかったのにと悔やまれます・・・。

そんな後悔は、電動ハンマーで土間コンとともに粉砕してしまいましょう。

ハツったコンクリート殻は再利用するため分けておきます(下写真でバケツに入っているほうを生コンの骨材にします)。

掘削。

CD管を緩やかに曲げて(R>管内径の6倍:96mm)進行方向を変えるともにパイプ(下写真で灰色)を下越しさせます(パイプとのクリアランスに制約なし)。

こうしてパイプをかわしたあとは犬走りの高さにあわせて緩やかに上げます。

複雑な配管ですが、可とう性のあるCD管なら自由自在です。

<続きます>

井戸の再生(49)電源用ケーブルを敷設」への9件のフィードバック

  1. ぼたんや

    雨の後・・車庫から表の道路に出るまでの部分ですが水溜りが沢山。
    で、部分的ですが、何度かに分けて30cm×60cm等の敷石をしました。
    敷石なので深さは知れているのですが、何せ土が硬い!
    注:敷石ですから、ガタつくとアキマセンし・・
    クタクタになりました。
    https://botan911.exblog.jp/28929504/
     ↑ 笑って下さいませ。

    スコップ等での人力な土木工事って、大変ですやろ?
    管理人さん所は広いし規模が大きいから・・

    と、勝手なこと申しました。

    返信
    1. 里山古民家 投稿作成者

      こんばんは!

      車路は砂利敷きか舗装と言う固定観念がありましたが、敷石と言う手がありましたね!
      舗装のように大地への透水が失われることもありませんし、見た目も良いです。
      ただ、問題はきちんと据え付けるのが難しく、大変な作業だったことと思います。

      敷石と言えば、私はゴロタ石を並べて石畳風のアプローチを作ったことがあります。
      https://satoyama.imokushi.com/2018/05/庭の整備(33)敷石(石畳)作り/
      石が小さいので作業自体は楽だったですが、石どうしの組み合わせに頭を使ってクラクラしたのを思い出します(^^;

      返信
    2. ぼたんや

      拝見しました。
      いやいや、これは大変!
      執念ですなぁ・・

      返信
  2. ぼたんや

    もしかしたら、以前に拝見したかも??
    やるとお決めになったら、是非とも完成を・・
    はい、他人ごとです。
    デヘヘ。

    いやぁ、暖かくなったら、って、まだ言うほど寒くもなっていませんが・・
    一度、実際に拝見してみたいような気がします。
    鈴鹿なら、サーキットに何度か行った事がありますし、メチャクチャ遠いと言うほどでもありませんで。
    失礼なこと言いました。

    返信
    1. 里山古民家 投稿作成者

      予定では来春に敷石の続きを行うつもりでいます。
      全然、ひと様にお見せできるようなものではありませんが、是非、悪戦苦闘しているさまでも見にいらしてください。
      サーキットの近くになります。
      サーキットがある場所も元々は里山で、その起伏を利用してコースにしてあります。

      返信
    1. 里山古民家 投稿作成者

      おはようございます。
      来宅された際には是非、里山や古民家もご覧ください(ただの藪とボロ屋ですが・・・)。
      ぼたんやさんはサーキットにもよく来てみえたのですね。
      しかも愛車が超高級車ではないですか!!

      返信
  3. ぼたんや

    いやいや、お恥ずかしい。
    さておき、宜しくお願いします。
    有り難う御座います。

    返信

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