10月末から晩に薪ストーブを焚き始め、今週からは朝にも焚くようになりました。
薪ストーブは一昨年の秋に導入しましたので、早くも3シーズン目のスタートです。
シーリングファンも、夏とは逆の風向(床→天井)で稼働させます。
それはそうと、薪ストーブを焚き始めたにも関わらず天井が夏仕様のままです。
風鈴を外し、障子を閉めなければ・・・(断熱は別途、天井裏側にプラダンを設置してあります)。
燃料である薪も、さしあたって必要になる分を運んできて軒下に積んでおきます。
薪は、昨シーズンまで松(針葉樹)を中心とする古材(主屋の改修工事で発生したもの)を焚いてきましたが、今シーズンからは里山で伐採した雑木(広葉樹)がメインになります。
一昨年の冬に伐採し、薪割りしたものを下写真の状態で2年乾燥させ、いよいよ今シーズンから使えるわけです。
本当は2年のうちの1年、雨晒しにしてアクなどを流し、その後倉庫内に保管しようと思っていたのですが、結局は2年間雨晒しのままに・・・。
その結果、市販の薪に比べると見た目は黒ずんでいて悪いですが、酷い虫喰いや腐朽はなさそうです。
割りにくい小径のものは丸太のまま積んでおいたのですが、こちらも十分に乾燥した感じです。
2本を互いに叩くとカンカンと甲高い音がなり、良く燃えてくれそうです(昨年の時点では音も鈍く、焚いても煙が多く発生して燃え方も良くありませんでした)。
一方、下写真の手前は一昨年に強剪定した柿の木のもので、相当腐朽してしまっています。
柿の木は腐朽しやすいためシートを掛けてあったのですが、2年でこの状態です(1年では乾燥不十分でした)。
樹種により、こうも違うものです。
これらの柿の木をどかしてみると下の土がフカフカしていて、よく肥えている感じです。
朽ちたものが土の上に落ちてミミズが湧き、それを狙ってモグラが土を耕したのでしょうか。
これをヒントに、朽ちた柿の木を畑の畝上に並べておくことにします。
畝では既にソラマメが発芽しており、その栄養になってくれることでしょう。
以前は、こうした木は燃やすなりしてキレイに処分したいと感じたものですが、畑を肥やすと言う観点から考えると、燃やして灰として散布するより、こうして放置したほうが虫や微生物などが介在する分、トータルではプラスになるのではないかと思います(灰にするほうが焼畑と同じように即効性はありますが)。
朽ちて薪として使えなくなった木とは言え、その一本一本が、山と畑、そして人間との関係を問いかけているように感じます。
さて、薪ストーブのシーズンが始まれば、薪作りもシーズンインとなります。
2年後の使用に向けて薪を準備し始めることになりますが、薪の原木としては既に台風(21号、9/4)で折れたエノキを玉切りして持ち帰ってきたものがあります(軽トラ3車分)。
乾燥して固くなってしまう前に割っておきます。
細い枝については、半年程度乾燥させたのちボイラー(ATOウッドボイラー)などの焚き付けとして使いたいと考えています。