月別アーカイブ: 2016年11月

庭木の剪定(6)アラカシ&カイヅカイブキ

朝活(朝の1時間を使用)で庭木の剪定を行なっています。
先日から始めたアラカシの剪定が終わりました。

<ビフォー>

img_4414

<アフター>

img_4458

このアラカシは大きく(樹高7m程度)、樹勢も強いです。
一方、二階建ての建物(上写真の右側)が近接しています。
これ以上大きくならないように、下写真の点線内に収まる樹形となるように毎年剪定を行なっています。

ararakashi

また、二階建ての建物があり風が通らないため、毎年、樹高の下半分で「うどん粉病」が発生しています。
被害を拡大させないよう、剪定で罹病した葉を落とすようにしています。

下写真で、葉の表面にうどん粉のような白いものが付着しているのがうどん粉病です。

img_4459

さて、アラカシが終わりましたので、続いてはこちらのカイヅカイブキです。

img_4455

カイヅカイブキはヒノキ科(ビャクシン属)の樹木です。
ヒノキ科だけあってヒノキに似た葉をしていますが、木を痛めるような強い剪定をすると、先祖返りしてスギのような葉になってしまうという面白い?特徴があります。
大気汚染には強いのか、国道などの中央分離帯に植えられているのをよく見かけます。
しかし、樹形が乱れ、徒長枝が盛んに出ているものが多く、さすがに劣悪な環境なのでしょうね。

さて、このカイヅカイブキも大きいです。
隣に立ててある高さ10尺(3m)の三脚と比べると、樹高は5m以上ありそうです。

ところで、この三脚では一番高いところまで届きません。
木の頂上部をどのように剪定するか?

木に登るわけですが、この木の頂上部で両手を離し刈り込み鋏を使えるものか?
実はこの木の頂上部には天然の足場ができており、両手を離して作業できるようなっているのです。

では、木の頂上まで登ります。

頂上まで登ると主屋の屋根が低く感じます。
高所恐怖症気味ですので、足がすくみます・・・

img_4464

足元は数本の太い枝が天然の足場を形成しています。
また、玉造りが腰回りをサポートするように囲んでいます。

img_4463

ちょうど建物に影が映っていますが、このような感じで立っています。

kaizukaibuki

一見危なそうに見えますが、三脚の上部で立っている以上に足元は安定しています。

この木だけでなく他の高木も同様に、頂上部には太い枝で天然の足場が形成されています。
自然とこうなったのか?、それともこのように枝を配したのか??不思議です。

三脚側から側面を刈り込んでいるとき、その頂上部に野良猫が登ってきました。

img_4481

猫は木登りが得意なだけあって、余裕の表情ですね。

このように剪定を行い、5日(5時間)ほどかかって終了しました。

img_4534

下写真は、左から剪定済みのマキ、アラカシ、カイヅカイブキです。

img_4535

大きい木は、残すところ2本(モッコク、チャボヒバ)となりました。

<続きます>

薪ストーブの導入(20)炉台・炉壁の設計

前回、屋外部の煙突を設置しました。

引き続き、屋内部の煙突も設置したいところですが、その前に炉台や炉壁を作っておく必要があります。
ストーブの機種も決まりましたので、それを踏まえて炉台・炉壁を設計することにします。

炉台・炉壁を設ける場所は、以前に検討したとおりです。

stove1-12

今回設ける炉台・炉壁の基本的な仕様は次のとおりとします。

  • 大きさは、ストーブ本体に求められるものに加え、使い勝手や設置場所の条件を考慮し、炉台・炉壁ともに1.2m角程度とする。
  • 炉壁は軽天材(不燃材)で骨組みを作り、壁との間に25mm以上の空気層を設ける(ストーブと炉壁との離隔は300mm以上を確保)。
  • 炉台・炉壁の下地にはケイカル板(不燃材、12mm厚)を使い、天然石(スレート)のタイル(頂きもの)で化粧する。
  • ストーブ本体(約65kg)及び炉台・炉壁は比較的軽量であるため、床(改修工事において床組みの全てをやり直し、大引3尺間隔、根太1尺間隔となっている)には手をつけず、そのうえに炉台を造作する。

上記を踏まえて絵を描きます。
まずは平面です。

stove2-10

炉台・炉壁の幅を1.2m(4尺)にするのに対し、その後ろの壁の幅は3尺であるため、炉壁が建具のほうにはみ出ることになります。
壁の範囲内に収まると見た目がスッキリしますが、炉壁の幅(1.2m)を確保したいので仕方ありません。
しかし、そうすることで炉壁の左右中央に煙突が降りてくることになります(偶然)。

ストーブ本体は束柱(床組みの大引き)付近に位置しますので、重量面で安心です。

炉台の向かって右手には通路(スロープ)がありますので、動線を考慮し、炉台前方の角を隅切りした形状にします。

続いて、正面です。

stove2-11

炉壁の骨組みには軽天材を使いますので、炉壁の形状は単純な四角形(正方形)にするのが無難そうです。

炉壁の後ろには柱(4、4.5寸角)が2本ありますので、炉壁の重量を十分に支えてくれるでしょう。

最後に側面です。

stove2-12

ストーブ本体と炉壁との離隔を300mm以上確保します。
ストーブ手前側には450mm程度のスペースができます。
これだけあれば薪を焚べたりするのに十分かな?

以上で、炉台・炉壁の絵が描けました。

ちなみに当方は全くの素人です。
設計や製図に関する専門的な知識はなく、あくまでも自己流で作業の準備として描いたものです。
安全に関しては関係法令や各種ガイドに目を通したうえ絵を描いていますが、見落としや間違いがある可能性があります。
その後も随時描き直しており、実際に施工しているものと異なる箇所があります。
当然、設置場所の条件や導入機種によって設計は異なりますので、あくまでも参考程度に見ていただければと思います。

<続きます>