日別アーカイブ: 2016-11-22

薪ストーブの導入(29)炉壁のタイル貼り

前回、炉壁の見切り材を設置しました。

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これで炉壁にタイルを貼る準備が整いました。

タイルは、炉台に敷いたものと同じもの(天然スレート)を使います。
このタイルは頂いたものですが、まだ余りがありますので最大限活用させていただきます(^_^)

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炉壁の下地(ケイカル板)への貼りつけにはモルタルを使用します。
モルタルよりタイル専用接着剤(合成樹脂系)を使ったほうが施工は容易です。
しかし、炉壁という高温になる環境下でも合成樹脂系の接着剤に耐熱性があるものなのか分かりません。
その点、モルタルであれば耐熱性が期待できます。

具体的には、下地にモルタルを塗り(5mm程度)、そこにタイルを貼り付けます(圧着貼り)。

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炉台でも事前に検討したように、タイルの割り付けを検討します。

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炉壁は単純な長方形です。
炉台と同じタイルを使用しますので、目地の位置(左右方向)を炉台と通します。
しかし、そうすると左右両側に切断が必要となるタイルが生じます。
また、上下両側のタイルも切断が必要となります。
今回は切断するタイル(上図で朱色着色箇所)が多くなり、大変そうです・・・

では、タイルを切断します。
炉台のときと同様にディスクグラインダーにダイヤモンドカッター(ウェーブタイプ)を装着して切断します。

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地道に切断して、完了。

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炉壁に使用するタイルはこれだけの分量(12×12=144枚)になります。

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枚数の多さに貼り付け前から気が重くなります・・・

タイル貼り付け用のモルタルを塗る前に、炉台のときと同様にケイカル板にシーラーを塗布します。
シーラーとして「NSハイフレックス」(セメント混和材)を水で1:3の割合で希釈したものを使います。

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シーラーを塗布したら次にタイル貼り付け用のモルタルを練ります。
まずは、セメントと珪砂を1:1の割合で空練りします(炉台のタイル敷きにおいて目地材を作るのに使った「hiメトローズ」も適量加えています)。

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そこに、「NSハイフレックス」を水で1:2の割合で希釈したものを加え、耳たぶ程度の硬さになるように練ります。
「NSハイフレックス」(セメント混和材)を加えることでモルタルの接着力が増強します(接着モルタル)。

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中塗り鏝で炉壁下地(ケイカル板)に塗り、櫛目を入れます(自作の櫛ヘラ使用)。

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タイル貼り初心者ですので、貼り付けに時間がかかるに違いありません。
時間が経つとモルタルの接着力が落ちそうですので、欲張らずに3段分ずつモルタルを塗っています。

全てのタイルを貼り終えました。

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今回、「NSハイフレックス」などを配合して貼り付け用のモルタルを作りましたが、微妙な水加減に苦労しました。
水分が多いと、タイルを貼ってしばらくするとタイルの自重で少しずり下がってしまいます。
かと言って水分が少ないと、貼ったタイルが剥がれてきます。
それが適量だと、吸い付くように貼り付き、しっかり固着されます。
しかし、初心者がピタリと水加減や配合を決めるのは難しいように感じました。
接着モルタルはプレミックス(配合済)のものがありますので、それを使うほうが良いかもしれません。

また、炉壁のタイル貼りは、炉台のタイル敷きに比べかなり難易度が高かったです。
私のような素人が行うときは、炉台のタイル敷きで慣れてから炉壁のタイル貼りを行ったほうが良さそうです。

それでもタイルの貼り付けが終わりましたので、炉台のときと同様に目地を埋めます。

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汚れをよく落とします。

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これで、炉台・炉壁の完成です!

<続きます>