薪ストーブの導入(35)天井用眼鏡板の自作

前回で煙突の配管ができました。

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上写真のとおり、1階天井(=厨子2階床)の煙突用開口が開いた状態になっています。
ここを塞いでおかないと、ストーブを焚いても暖気が逃げてしまいます。

こうした開口を塞ぐ目的の「眼鏡板」が市販されているのですが、それだけで2、3万円します。
我が家の場合、2階側は煙道で囲われており、眼鏡板の上に人が載ることもありませんので、それほどしっかりしたものは必要ありません。

そこで、眼鏡板を、またもやトタン板を使って自作することにします。
これまでにトタン板を使ってストームカラーなどを作りましたので、少しはトタン板の扱いにも慣れました。

必要となる大きさを確認し、絵を描きます。

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貫通するのは二重煙突部分ですが、眼鏡板が熱されることがないように念のため煙突と接しないようにしています(煙突φ200mmに対してφ206mmの貫通穴、約3mmの離隔)。

また、煙突用(φ206mm)とは別の穴(φ104mm)を設けていますが、これは天井付近に溜まった暖気を床下に送風するためのダクトを通すためのものです(将来計画)。
昨年の改修工事において床組みを作り直した際に、建築士さんのアイデアで床下にそのための仕掛け(下写真)がしてあるのです。

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床下に、自宅敷地内にあった「ごろた石」を入れてあります。
天井からの温風で床を温めるとともに、石に蓄熱する考えです。
今年はなんとか薪ストーブが導入できそうですので、来年は、この床暖房システム?を使えるようにできればと思っています。

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閑話休題

眼鏡板の展開図です。

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点検などで眼鏡板だけを取り外すことができるように二つ割としています。
また、材料のトタン板は3尺角のものが安い(900円程度)ため、それに収まるように無理しています・・・

展開図のとおりトタン板に罫書きます。

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罫書いた面は裏面で、表面は黒色になっています。
煙突(黒耐熱塗装)と合うように黒色のトタン板を選びました。

罫書き線に従って切り取ります(万能鋏を使用)。

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組み立て(ハンドリベッターを使用)、仮置きしてみます。

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トタン板は薄く(0.8mm)、約3尺(870mm)の長さがあるため、中ほどで垂れるのではないかと思っていました。
4辺を曲げることで補強になっているため、それほどの垂れ下がりはないようです。

しかし、少し心許無いように感じますので、アングルを沿わせて補強します。

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強度は必要ありませんので、安価な建材アングル(L12×12×2,000、200円程度)を使っています。
トタン板とアングルとの接合はブラインドリベット(ハンドリベッターを使用)です。

本設します。
まず、2つに分割した眼鏡板どうしをボルトナットで連結します。
そして、眼鏡板の外周を床板にビス留めします。

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煙突との隙間(離隔3mm)はこの程度です。

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吸気用の穴はとりあえずは使いませんので、余ったトタンで仮蓋を作ります。

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タッピングビスで取り付けます。

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1階側から見上げると、このような感じです。

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眼鏡板は黒色で煙突と馴染んでいます。
仮蓋で塞いだ吸気口の穴も目立ちません。

しかし、遮熱用として念のために貼り付けたケイカル板の色(白色)がどんなものでしょうか。
黒色で塗装するという手もありますが面倒です・・・
敢えて縁取りとして設けたということにしておきます(^_^;

<続きます>

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