井戸の再生(13)災害時協力井戸

前回までで再生(再利用)させた井戸は、散水や道具の水洗いなどに大活躍しています。

また毎朝、井戸から汲んだ新鮮な水を仏前に供えるようになりました。
水道水では感じることのなかった感謝の気持ちが自然と湧いてくるのかもしれません。
水道水は、水中の細菌と一緒にこのような気持ちも塩素滅菌してしまっているのでしょうか・・・

このような井戸水を独り占めしていては罰があたりますので、鈴鹿市の「災害時協力井戸」に登録してもらうことにしました。
災害時協力井戸とは、災害時に井戸水を生活用水として近隣住民に提供するというものです。
全国の自治体で同様の制度が導入されているようですが、鈴鹿市でも今年度から始まりました。

登録には、揚水設備(ポンプなど)が備えられていることや、転落防止措置(井筒や井戸蓋など)がとられていることなどの条件があり、申請ののち市による現場確認が必要となります。
無事現場確認も終わり、写真のようなプレート2枚を交付していただきました。

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1枚は玄関などの人目につきやすいところ、もう1枚は井戸の周辺に掲示することになっています。

古民家の玄関にプラスティック板のプレートを掲げるのには抵抗があります。
このような異質のものを取り付けると、拙宅のようなボロ屋の場合は安っぽくみえてしまうものです・・・

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そこで勝手口(トタン張)に掲示することにします。

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もう1枚は井戸の近くの倉庫に取り付けて完了です。

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話は前後しますが、未塗装のままだった井桁を塗装しました。

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クレオソートやコールタールなどを使えば長持ちします。
しかし、これらに触れた雫が微量とはいえ井戸内に入ることを考えると避けたいものです。
そこで「バトン(VATON)」という植物由来のオイルステインを使いました。

この種の塗料ではドイツの「オスモ(OSMO)」が有名ですが、何しろ高価です。
バトンは、一斗缶でも2万円程度だったように思います。
ちなみに主屋の古民家は、外部で風雨に晒されるところはこのバトンで塗装しました。
(外部でも雨が当たらない箇所は柿渋による古色塗りを行っています。)

<続きます>

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