古民家再生」カテゴリーアーカイブ

庭の整備(58)芝への移行による笹の駆除

先般、公道沿いにプランター(シバザクラを植栽)を設置しました。

プランターの周囲は上写真のとおり雑草が蔓延っています・・・。
主な雑草はスギナ、二ガナ、ヨモギ、そして笹です。
草取りするにしても、強力な根を張っている笹だけは容易には草取りができずに厄介です。
かと言って、除草剤を使って根ごと枯らしてしまうと土が流れてしまいます(公道との間に50cm程度の段差があります)。
そこで、時間をかけて笹から芝(管理が容易で見た目も良い)に移行させたいと考えています。

と言うことで、下写真で朱色破線の範囲(1坪程度)について笹を掘り起こして根ごと除去。

上写真で右側(公道側)は斜面になっているため笹は除去せず(土の流出防止)、今後の芝の広がりとともに笹から芝に移行させる考えです(定期的に刈り込めば笹より芝が優勢になります)。

一方、上写真で左側は車庫前で砂利敷きになっています。
砂利敷と言っても畑だったところに、そのまま砂利を敷き均しただけの安普請のため直ぐに砂利が沈んで年中草取りしている有り様です。
沈んだ分の砂利を補足するのにも手間と費用(5年に1回、3〜4万円)を要しますし、そもそも外部から持ち込みたくないと言う思いもあります(特にRC材)。
そこで、車庫前も芝生にできないものかと思っています。
砂利敷きから芝生へ変更するにしても、土木仕事により一気に行うのではなく、自然の力を生かして少しずつ行うため(10年計画?)、今回の芝張りをその取っ掛かりにしたいと言う考えもあります。

さて、芝張りは、いつもとおり播き芝の手法で行います。
既存の芝生から伸びたランナーを切って集め、それを使えば良いのですが、今春にアプローチの芝生も拡張する予定のためホームセンターで1束(1m2分。約500円)だけ買ってきました。

約1坪の面積に芝を張るには通常、上写真のものが3束必要になりますが、播き芝であれば1束9枚のうちの1枚(つまり1÷3÷9=1/27の量)あれば十分です。

適当な大きさに切って植え付けます。

本来はランナーをバラして全面に播くようにしますが、このほうが楽チンです。

目土を被せて転圧、水をたっぷり与えて完了です。

ところで、下写真が今回掘り起こして除去した笹の根です。

わずかな面積(1坪程度)にも関わらず凄い量で、さすが笹の駆除が大変だとされるはずです。

我が家の敷地は長年にわたり除草剤を多用してきたこともあって地下茎を伸ばして成長する笹(あと球根植物)が蔓延っています。
このため、笹の駆除をテーマにしたブログ記事をいくつかアップしていますが、そのうちの「除草剤に頼らない笹の駆除方法」へのアクセス数(日毎)が下図です。

1日100から200のアクセス(主にGoogle等の検索サイトから)があり、ブログ全体の1〜2割をこの記事が占めるような状況です。
このことから、敷地内の笹に悩んでいる方は我が家に限らず多くみえるのだと思いますし、敷地内の笹が問題化する背景には除草剤の影響があるように思えてなりません。
今回ブログ記事にした笹から芝への移行についても、うまくいくかどうかはわかりませんが、除草剤を使用しない笹の駆除方法の参考になればと思っています。

軽トラ用 刈払機固定具の作製

草刈りシーズンが始まり、先日も田圃(休耕地)の草刈りに行ってきました。

この田は自宅から少し離れたところにあるため(0.5km程度)、いつも軽トラに刈払機をのせて行っています。
刈払機と言えば、3ヶ月ほど前、倉庫内に収納するための刈払機掛けを作りました。

やはり、決まった収納場所があるのは良いもので、草刈りに対するモチベーションも上がるように感じます(方向としては脱刈払機を目指しています)。

ただ、自宅敷地で使う場合(主に芝刈り)は、これで良いのですが、先のように軽トラにのせていく場合になんとかしたいと思っているのが刈払機の固定方法です。
刈払機自体は頑丈な作りで軽トラの荷台上を転げ回っても壊れるようなものではありませんが、鋭い刃のついたものが転げ回るのは決して気持ち良いものではありません(現在は刈り刃をゴムシートで包むようにしています)。
そこで、軽トラ用に刈払機の固定具を作ることにしたいと思います。
この固定具は軽トラの備え付けにすると他の荷物を運ぶ際に邪魔になるため、刈払機をのせる場合だけ軽トラに取り付けて使用するものとして下図を考えました。

上図のものを2個作って軽トラのアオリに取り付け、刈払機の前後2箇所を固定する考えです。
何やら複雑な構造になっていますが、柱材(4寸角程度)を使えば自重だけで安定するためアオリへの取り付けが不要になり、刈払機(棹部分)を固定する溝を切れば良いだけです。
それにも関わらずこのように複雑な構造になっているのは、手元にたくさんある古材(古民家改修工事で発生したもの)を再利用するためです。

下写真の松板1枚から木取りして作ります(下写真は扱いやすいように半分に切った状態です)。

所定の幅で挽き割っていきます。

反りが大きかったため手押しガンナにかけて木取り完了。

板同士を追い入れ継ぎによりT字に組むため、その溝をトリマーを使って切ります。

私のテーブルソー(マキタの廃盤機種)は上写真のとおりトリマーを装着できるようになっています(簡易的なトリマーテーブル)。
それに自作のフェンス(煙突状のものが集塵装置)を併用しています(今回は中央部の溝切りのため集塵機能は役に立っていません)。

溝切りの手間はかかりますが、組みの強度は上がります。

この立ち上がり部で刈払機の棹を固定するため、そのための溝の大きさと深さを現物あわせで決めます(棹はφ24mm)。

後方は、前方に比べ棹の位置が低くなるため、その分、溝を深くすることにします。

溝は半円形にすることにし、ホールソー(φ28mm)を使って穿孔。

自己満足ですが、こうすると綺麗に加工できます。

次に軽トラのアオリに取り付ける部分を作ります。

釘を打って組み立てる際、木口が割れてしまいました・・・。

これを本体側に溝を切って組むようにします。

ただ、これだけでは強度が足りないかもしれないため金物(金折)で補強しておきます。

最後に虫喰い箇所や先に木割れしたところをパテ埋めして仕上げます。

そして、完成です。

軽トラ用のためザッと作るつもりが、それなりのものになりました。

実際に軽トラに取り付けて刈払機をのせてみます。

これで、さらに草刈りが楽しくなる!?かもしれません。