古民家再生」カテゴリーアーカイブ

庭の整備(29)畑の縁石設置と植栽

先般、進入路の隅切り部にタマリュウを植栽しました。

タマリュウは同じ市内の石黒植物園さまで購入したのですが、そこではタマリュウだけでなくシバザクラも生産・販売されてみえます。
そこで物は試しに、タマリュウと一緒に10ポットだけ購入してきました。

現在、シバザクラの開花期は過ぎていますが、実際に購入したのは4月下旬のことで上写真では花が残っています。

買ってきたは良いものの、どこに植えるか?
まず、シバザクラはタマリュウと異なり日陰はダメとのこと。
日向で適当な場所として思いつくのが、タマリュウ植栽箇所の進入路を挟んで反対側(北側)です。

ここは垣根の樹下になるものの、南に面しているため日当たりは良好です。

現況は下写真のとおりです。

既にグランドカバープランツらしきものが生えていますが、実はこれはササなのです。

以前、除草剤を使っていた影響で土地が固結しているため、ササぐらいしか生えず、そのササでさえ大きくならない状態です。
とは言え、裸地に比べればマシで、当面はササに頑張ってもらって土壌改良してもらおうと思っています。
そして土壌が改良されるにつれて雑草が蔓延るようになれば、シバザクラに置き換えると良さそうです。

ササなどが生えていないところが一部ありますので、そこに山砂を補足し、試験的にシバザクラを植えてみることにします。

ここに3ポットの苗を植え付け、残り7ポット。
ほかに、南に面して日当たりの良いところとして思いついたのが駐車場(南側)と畑(北側)との境界部です。

この箇所の現況は下写真のとおりで、畑の雑草が駐車場(砂利敷き)へ侵出しています。

畑は自然農により耕作しているため無除草とは言え、こうした部分があるとダラシなく見えてしまうものです・・・。

そこで、この境界部にシバザクラ(多年草)を植栽することで雑草の侵出を抑制すると良さそうです。
ただ、シバザクラも環境が良いと駐車場へと出ていってしまいますので、それをブロックするための縁石を設けることにします。

ゴロタ石(敷地内にあったもの)を並べて縁石とします。

砂利敷きの駐車場は元々、畑だったところに砂利を薄く敷いただけのもの(安普請)ですので、タイヤが通過するところと、しないところで凸凹が生じています。
今回、縁石を設置したところは相対的に上がっていますので、この機会に縁石の天端高に合わせて地面を削って修正しておきます(地面高+1、2cm=縁石天端高)。

凸凹は解消されましたが、地面を削ったことで土が剥き出しになっています。
ここに薄く砂利を敷くぐらいであれば、芝(野芝)を播種してはどうだろうか?と思っています(未定)。

縁石に平行に設けた畝にシバザクラを植栽して完了(下写真は植栽前。植栽後の写真は撮り忘れ・・・)。

<続きます>

庭木の剪定(22)みどり摘みとハイニガナの除草

連休中に満開を迎えたツツジの花。

連休終盤には花が散り始めたことから剪定することに(花が散って間も無く花芽がつくため、剪定するなら早い時期が良いことになります)。

老木で既に形ができていますので、現状を維持させる分だけ全体を弱く刈り込んでいます。

一方、成長段階のマツは新芽がグングンと伸びています。

そこで、これらの新芽を摘んだり、切り詰めて剪定します(みどり摘み)。
新芽を摘む際に前年葉をもみ上げると、いかにも手入れが行き届いているような感じになるのですが、今回はパス。

成長が著しく、最も高いところは10尺(3m)の脚立に登っても手が届かなくなりました。
そこで、上写真で朱色線のところで切って芯止めすることにします。
また、上方向に大きくすることができないことから、昨春から門冠りの樹形になるように仕立て始めていますので、その方向(上写真で朱色点線)に新芽を誘引します。

芯止めするため切除した枝は上写真では小さく見えますが、実際には結構な太さと長さがあります(手袋や手鋸の大きさと比較)。

昨年の新芽が一年でこれだけ大きくなるのですから驚きです。

門冠りに仕立てることで、玄関アプローチへの木戸の代わりになるのではないかと思っていますが、どうなることやら。

続いて、内部の苔庭を手入れします。
コケの状態は良いのですが、雑草の二ガナがたくさん生えてきています。

二ガナでも、これは下写真のとおり土中に匍匐茎(ランナー)を伸ばして増えるタイプのハイニガナになります。
このランナーから葉を点在させるように出すため、除草しようとしても葉が千切れるだけで非常に厄介です(葉だけを取ることで逆に勢いを増す結果に)。

ハイニガナはこの時期だけ花を咲かすため花茎を出すのですが、その根元に中心部が存在することを昨春見つけました。
そして、その中心部を狙って引っ掻き出すと、うまい具合に全体を除去することができるのです。

そこで、花茎が出ている今のうちに一気にハイニガナを除草することにします。
下写真のようなところはランナーを伸ばして勢力を拡大していますが、いくつかある花茎の根元をそれぞれ草取り器(下写真で赤色の柄)の櫛刃を引っ掛けて抜き取ります。

ピンポイントで中心部を狙え、周囲のコケへの影響を最小限に留めることができます。

そんなことで根こそぎ除去できるのですが、何しろたくさん生えています。
1回につき2時間ずつ作業し、それを4回(計8時間)行ってようやく完了・・・。

ちなみに、ハイニガナが急激に増えたのは除草剤の使用が関係していると思っています。
以前、この庭はササ庭と化しており、ちょうど5年前に除草剤を塗布してササを一掃しました。
ササだけではなくコケも一時的に弱ったため、そのときにハイ二ガナが勢いを加増。
そして、枯死したササの根で土が肥え、それを栄養にして一気に増殖したのかもしれません。

除草剤は表面的な効果に目が向かいますが、反面、見えないところで混乱を引き起こしているように思えてなりません。

<続きます>