竹ボイラーの導入(9)土間コン撤去とリサイクル

前回、既設の井戸配管からボイラー向けに給水管を取り出しました。

引き続き配管していきますが、倉庫(ボイラーの設置場所)と主屋との間については土間コンが打たれているため、ここにパイプを敷設するためには、まず土間コンを撤去する必要があります。

そこで土間コンを撤去することにしますが、配管後に土間コンを復旧することを考えると撤去範囲は最小限に抑えたいところです。
この区間にはパイプを4条(水、湯、暖房往路、暖房復路)敷設しますので、各パイプ(口径は15Aを想定、サヤ管でφ28mm程度)を芯々で50mm間隔で並列させるとして掘削断面を描くと下図のとおりになります。

上図より掘削幅が250mmとなりますので、その両側にカッターを入れます。
では、ディスクグラインダーにダイヤモンドカッターを装着して土間コンを切断します。

凄まじい粉塵が発生し、周囲が真っ白になってしまいました(ゴーグル&防塵マスク着用)。
土間コンの切断も最初はなかなか真っ直ぐに切ることができなかったのですが、慣れると私のような素人でもソコソコ綺麗に切れるようになるものです(定規等は使っていません)。

主屋側は手前で立ち上げて配管する計画ですので、カッターの位置は手前に控えてます。

土間コンを切断できましたので、いよいよハツリます。
先日のブログ記事のとおり、ハツリに用いる電動ハンマーはグリスの交換など事前にメンテナンスを行なっています。

メンテの甲斐もあって無事ハツリが完了。

土間コンは無筋で厚さは30mm程度でしたので、比較的容易にハツれました。
ただ、下写真の緑色点線箇所だけは厚さが150mm程度あって苦戦しました。

そう言えば以前は主屋の下屋が張り出していて、そこに風呂があったのですが、その壁(ブロック積み)の基礎コンのようです。
その風呂は、私が幼少時(昭和50年代)に地元の左官屋さんが作ったものですが、浴室にタイルを組み合わせて花の絵を描いてもらったことを覚えています。
その点、今のユニットバスは画一的で寂しいものです。

さて、コンクリートをハツって困るのがコンクリート殻の処分です。
砕石などとして再利用(自家製RC-40!?)できるように、なるべく細かくハツるようにしたのですが、粒径の大きさで分別すると下写真のようになりました。

このうちの「中」(粒径40mm以下)は、基礎の砕石やコンクリートの骨材として利用できそうです。
「大」については今のところ使い途を思いつきませんが、とりあえず仮置きしておくつもりです(当市の処分場では一輪車1杯程度であれば無料で引き取ってくれるのですが、自己責任として敷地内で再利用するつもりです)。

最も粒径の小さいものは土と混ざっていますので、網袋に入れ、しばらく雨にあてて土を流したうえ再利用しようと思っています。

<続きます>

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