カテゴリー別アーカイブ: 竹ボイラー導入

2017年の目標

昨年8月にブログを開設し、年内は図らずも毎日更新することができました。

ブログには、タイトル「鈴鹿で里山&古民家再生」のとおり里山や古民家に関するものを取り上げていますが、その作業的なものは基本的に週末におこなっています。
2日間の作業内容を、細切れのブログ記事にすると7日分になっていたわけです。

しかし、過去のブログを改めてみるとネタ探し的なブログ記事が散見されます・・・
ブログ記事を更新するために何かをするようでは本末転倒になってしまいます。
ということで、今年は不定期更新としマイペースに更新を続けていきたいと思います。

さて、今年最初のブログ記事ということで、今年の目標を掲げたいと思います。
今年の目標も、これまたタイトルのとおり「里山&古民家再生」です。
片田舎での一個人のささやかな営みですが、わずかでも自然や地球の保全・再生に寄与する方向でありたいと思っています。

ところで、田舎の当地域では年々、荒れた里山や田畑が広がりつつあります。
当地域に限らず全国の多くの田舎では同じような状況だと思います。
荒れ果てた里山や田畑に人の気配を感じることはありません。
自然と人との間に生じた溝の大きさを感じるばかりです。

これまで里山や古民家を再生しようと少しばかりの努力をおこないました。
里山や古民家の見た目は美しくなり、やり甲斐があります。
しかし、どこか満足できないところを感じていました。

ところが、昨年に井戸を再生し、薪ストーブを導入したところ、その気持ちに変化がありました。
これまで厄介ものにすぎなかったものを利活用できるという嬉しさがあります。
それに加え、本来身近であるはずの自然との距離の近さと満足感・安心感のようなものを感じるようになりました。
ローカルなエリアで水や火、土、人を循環させることが、自然と人との関係を取り戻す力になるかもしれません。

この循環を更に大きくすべく、今年の具体的な目標として竹ボイラー(給湯)を導入したいと考えています。

mbg150
(画像は、モキ製作所「無煙竹ボイラー MBG150」)

ボイラーの導入は、薪ストーブ以上にハードルが高そうです。
ネット上でも竹ボイラーの導入過程がわかる情報は現時点では見当たらず、試行錯誤することになるかと思います。
年内の導入は難しいのかもしれませんが、検討過程を含めブログで公開し、情報共有できればと思っています。

竹ボイラーの導入(1)水質検査

今年の目標に掲げたとおり、年内に竹ボイラーを導入したいと考えています。
裏山の竹などを熱源として利用するとともに、水源には昨年にポンプを設置した井戸を使う考えです。

竹や井戸水を利用する際の留意事項をボイラー・メーカーに問い合わせたところ、いくつかの助言をいただきました。
特に井戸水については硬度(水に含まれるカルシウム及びマグネシウム)が高い場合が多く、その場合、配管などにスケールが析出し問題を引き起こすので注意してほしいとのこと。

このことを聞いて思い出したのが、半年程前、析出したスケールにより電気ポットが故障したことです。

飲用には水道水(市の上水道)を使っていますので、我が家の井戸水の硬度が高かったわけではありません。
しかし、井戸水の硬度を調べたことはなく、ボイラーの水源として適しているのかどうか見当がつきません。

昨年から井戸水を使っているものの、まだ水質検査を行なっていませんので(現在は雑用水として利用)、今回、ボイラーの水源としての適否を含めて水質検査を行うことにします。

井戸水の検査項目については厚生労働省の要領において次の11項目が示されており、近くにある登録検査機関(三重県環境保全事業団)で検査していただけます。

  • 一般細菌
  • 大腸菌
  • 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
  • 塩化物イオン
  • 亜硝酸態窒素
  • TOC
  • pH値
  • 臭気
  • 色度
  • 濁度

しかし、この項目は飲用の適否を判断するのに必要となる最小項目だと思われ、硬度など直ちに健康に及ぼさないものは含まれていません。
検査機関に問い合わせたところ、上記(検査費用:7,560円)に加え硬度(1,620円)の検査も可能とのこと。

水質検査の時期的にちょうど良い頃(夏季で細菌類の活動が活発)ということで検査を依頼すると自宅に採水容器が送られてきました。

この容器に自身で採水し、返送します(上写真は採水済)。
大小二つの容器があり、小さいほうの包みには「滅菌済」と記載されていますので細菌類の検査用なのかもしれません。

一週間ほどで検査結果が判明。

  • 一般細菌:390個/ml(100個/ml以下)
  • 大腸菌:陰性(陰性)
  • 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素:3.5mg/l(10mg/l以下)
  • 塩化物イオン:10.3mg/l(200mg/l以下)
  • 亜硝酸態窒素:0.004mg/l未満(0.04mg/l以下)
  • TOC:0.3mg/l未満(3mg/l以下)
  • pH値:6.7(5.8以上8.6以下)
  • 臭気:異常なし(異常なし)
  • 色度:0.5度未満(5度以下)
  • 濁度:0.05度未満(2度以下)
  • 残留塩素:0.01mg/l未満(水道水では0.1mg/l以上)
  • 硬度:38mg/l(300mg/l以下)

()内が(水道水としての)基準値

基準値を超過しているのは一般細菌のみで、それ以外は基準値に収まっています。
一般細菌については、我が家の井戸のような浅井戸(不透水層の上の地下水)だとこの程度の値が検出されてもおかしくありませんし、ひょっとすると採水時に誤って手が触れてしまったのかもしれません(素人考えです)。
水道水の場合、このような細菌類を塩素滅菌で全滅させるのですが、それと引き換えにカルキ臭(0.1mg/l以上の残留塩素)がするわけですね。

肝心の硬度については、基準値(300mg/l以下)内の38mg/lです。
とりあえずは基準値内で一安心です。

しかし、この基準値内であるはずの水道水(市の上水道)を使っていてもポットに結構な量のスケールが析出しました。
水道水の硬度はどの程度で、そもそも水源は何なのでしょうか?
市のホームページを確認すると、我が家に給水されている水道水は鈴鹿川(一級河川)沿いに掘られた深井戸(不透水層の下の地下水)から取水されているとのこと。
深井戸の水は浅井戸の場合に比べ滞留時間が長いため、硬度は高くなる傾向にあるそうです。
市の水質検査結果を確認すると54mg/l(H28平均)とあり、確かに我が家の井戸(38mg/l)よりも高い値となっています。

我が家の井戸水の硬度は基準値内で、かつ市の上水道よりも低いことから、ボイラーの水源として利用するのは適当と言えそうです。
ちなみに基準値(300mg/l以下)は水道水としてのものであり、エコキュート(電気給湯器)などではこれよりも厳しい設置条件(200mg/l以下)を設けているようです。

ボイラーの導入は涼しくなった秋以降にDIYにて行う予定です。

<続きます>

竹ボイラーの導入(2)ボイラー選定

裏山の竹(熱源)や井戸(水源)を活用するため、ボイラーの導入を計画しています。
このため、今年7月に井戸水の水質検査(飲用10項目+硬度)を行ない、ボイラーの水源として問題ないことを確認したところです。

次に、導入するボイラーの機種を検討することにします。
ボイラーの燃料としては竹を考えていましたが、これまでに裏山や敷地を管理するなかで竹だけではなく木も多く発生することがわかってきました。
このため、ボイラーの機種選定においては、竹に特化したものではなく、木質資源全般を燃料にできる汎用的なものを対象とします。

このようなボイラーで、価格面でなんとか手が届くもの(それでも価格はガス給湯器の4倍程度・・・)として次のものが候補に上がりました。

  • モキ製作所「無煙薪ボイラ」
  • エーテーオー「ウッドボイラー」

この内のモキ製作所と言えば、昨年導入した薪ストーブ(MD80Ⅱ、下写真)のメーカーです。

このストーブはシンプルな構造に特徴があるのですが、ボイラーについても、耐久性や自由度(様々な用途への対応)を重視することからシンプルな構造であることが第一条件であると考えています(ガス給湯器などはボタンひとつで使えて便利ですが、構造が複雑で中身がブラックボックス化されているのとは正反対の指向です)。

このような観点から、両者の詳細をネットで調べてみます。
まず「無煙薪ボイラ」については、薪ストーブのシンプルさから同様と思われるのですが、残念ながらネットからは詳しい情報を得ることができませんでした・・・。


(モキ製作所HPより)

もう一方の「ウッドボイラー」については、外観が洒落ているゆえにガス給湯器などのように構造が複雑でブラックボックス化されているような第一印象を抱いたのですが、調べてみると実はとてもシンプルな構造であるようです。


(「ウッドボイラー」リーフレットより)

語弊があるかもしれませんが、ボイラー本体は五右衛門風呂のようなもの(無圧開放型)とも言え(もちろん熱効率・耐水性・安全性に格段の向上あり)、用途に応じて熱交換器などを追加することで、給湯システムや暖房システムを構築できるようになっています。
このシンプルさと自由度の高さに魅力を感じ、メーカーに種々の疑問点を問い合わせみることに。
その結果、竹を燃料として使用する際の留意事項等についても助言いただき、最終的にウッドボイラーを導入することに決めました。
あと機種選定に当たっては、伊那谷(長野県)で古民家を再生されてみえる野人さん(ブログのハンドルネーム)がこのウッドボイラーを使ってみえることも大きなポイントになりました。

ウッドボイラーは数種類の機種が設定されていますが、選んだのは最も小型(安価)のN-200NSB(貯湯容量:200リットル)です。
小型と言っても、給湯の目安は3箇所、床暖房だと2箇所とのことですので、我が家には十二分の能力です。

こうしたボイラーを導入する場合、通常は設備屋さんに据付・配管工事を含めて依頼するものだと思いますが、今回は全てDIYにて行うつもりですので、ボイラー本体はメーカーから直接購入することにします。
ちなみに、今回は自家用井戸のみを水源にするクローズドなシステムとするため私のような個人(無資格者)でも配管工事ができるのですが(技術的に可能かは別問題です・・・)、自治体の水道を使う場合は法令(水道法及び自治体の給水条例)により禁止されているため業者に依頼せざるを得ません。

そんなことで、ボイラー本体が届きました。

実際には7月下旬には届いており、現在まで倉庫内に置いた状態になっています・・・。

<続きます>

竹ボイラーの導入(3)全体計画

7月下旬にボイラー本体(ATOウッドボイラー)が納入されましたが、現在まで倉庫に置いた状態になっています・・・。

ボイラーの導入に向け、まずは全体的な計画(ボイラー及び管路の配置)を検討することにします。
ボイラーの水源には井戸を使いますが、この井戸には昨年に電動ポンプを設置したことから、ボイラーへ井戸水を圧送できるようになっています。
そして、ボイラーで熱した井戸水は、給湯用(炊事・風呂等)として使う考えです。
と言うことは、ポンプ(倉庫内に設置)や台所・浴室などの水回り(主屋)に近いところにボイラーを設置すれば、配管延長が短くなり、電気(電動ポンプ運転)や熱のロスが小さくなります。

これを考慮し考えたのが下図の配置案(平面図)です。

井戸のポンプは倉庫内に設置してありますが、ボイラーも同じ倉庫内に設置し、ポンプの近くになるようにしています。
そして、この倉庫の対面には主屋(台所などの水回り)がありますので、倉庫と主屋の間にある通路を横断する形で水と湯の2本のパイプを配置しています。

ちなみに、ウッドボイラーは下図のとおり熱交換器を通して給湯する仕組み(直圧式)ですので、井戸のポンプだけで蛇口(給水栓)まで圧送できます。
このため、ボイラーから圧送するためのポンプを改めて設けることはしていません。

ボイラーを屋内設置することから、火災予防のため、薪ストーブのときと同様に建物(可燃物)との離隔をとる必要があります。
ウッドボイラーの取説を読むと、消防法を考慮し次の離隔を取るように記載されています(別途、各自治体の条例を遵守)。

  • 後面:1.5m以上
  • 側面:1.0m以上
  • 正面(焚き口側):2.0m以上

ボイラーを設置する倉庫は鉄骨構造&トタン張り(不燃材)のため、建物との間に関しては上記の離隔をとる必要はありませんが、この範囲内に可燃物を設置しないようにしなければなりません。

下写真で物入れが置いてあるところにボイラーを設置することになりますが、ボイラーの側面側については不燃材の壁になるため問題ありません。
ボイラーの正面と後面については、ちょうど倉庫の出入口(正面側:幅6尺、後面側:幅3尺)と重なりますで、ここに可燃物を置かないようにすれば安全と言えそうです。

ボイラーの配置を決定するには本体だけではなく、煙突も要検討です。
そこで、断面図を描いて煙突の配置を検討します。

煙突は壁出しとし、煙突トップが横引き(約1.2m)の2倍以上、かつ屋根から1m以上高くなるようにしています。
煙突の効果を考えると、壁出しではなく、真っ直ぐに立ち上げて屋根出しにしたいところですが、屋根材がスレート(不燃材)の大波であるため、屋根出しにすると煙突がダムのようになって雨水を堰き止めてしまうのです。
壁出しの場合でも庇を貫通させる必要があるのですが、こちらの屋根材は同じスレートでも小波のため、なんとかなるように(安易に)考えています。
煙突と建物(可燃物)との離隔については、基本的に不燃材ですが、基準の300mmはとるようにしています。

ボイラーの配置はこれで問題がなさそうですので、今後、これをベースに詳細を詰めていくことにします。

<続きます>

竹ボイラーの導入(4)暖房&井戸水クーラー

前回、ボイラー本体の配置を含む全体的な計画を検討しました。

<平面図>

<横断図>

ところで、ウッドボイラー自体はパソコンの本体と同じように本体だけでは機能しません(焼却炉としては使えます)。
用途に応じて、パソコンで言うところのアプリケーションに相当する熱交換器などを追加することで、給湯システムや床暖房システムを構築するようになっています。
そこで、こうした拡張ができるようにボイラーの背面には配管の接続口(ソケット)がいくつか設けられています。

このうち最上部の4口については、内側(貯湯槽)に熱交換器(フレキ管)を接続できるようになっています。
つまり、この接続口に水を送れば、熱交換器を経て、もう一つの接続口から湯が出ることになります。
4口あると言うことは、この回路(水→湯)を2つ作れることになり、1台のボイラーで給湯しながら床暖房するということも可能になるわけです(このN-200NSBは、ウッドボイラーのなかで最も小さい機種なのですが、工夫すれば熱交換器を2つ設置することも可能とのこと)。

これらの下にある接続口が貯湯槽のオーバーフロー用、そして最下部のものがドレーン用です。

そして、真ん中にある2口にはニップル(両側が外ネジのパイプ)が差し込んであり、ボイラーを運搬する際に取っ手として使っています。
メーカー(エーテーオーさま)の方に教えていただいたのですが、実はこの接続口も貯湯槽と繋がっているそうです。
そして、農家の方で、ここから直接、温水を取り出し、温室内に敷設した配管(架橋ポリ)を循環させることで暖房として使っている方がみえるとのこと。

暖房に用いるには熱交換器(ボイラー側)が必要だと思い込んでしまっていましたが、言われてみれば温水をそのまま循環させるだけ(超単純!)でも暖房が可能なわけです。
もちろん、床暖房のように不凍液を循環させるためには熱交換器が必要となります。
これに加え、一般的な床暖房のような密閉システムともなると、私のような素人が手を出せるものではありません(技術面だけでなく、私の場合、コスト面でもですが・・・)。

一方、先の温水循環による暖房システムであれば、基本的には配管と循環ポンプだけで構築できそうです(これができるのもウッドボイラーが無圧開放型だからだと思います)。
せっかくボイラーを導入し、給湯利用だけでは勿体ないですので、この単純な仕組みにより暖房システムも構築してみたいと思います(もちろん自己責任のうえです)。

施工については、まずは給湯システムを構築し、後々、暖房システムを追加するのでも良いのですが、そうすると配管などで二度手間になってしまいますので、一緒にやってしまうことにします。
そこで、先に検討した配置図に暖房用の配管(温水往路、復路の2本)を追加します。

配管は給湯(水)用2本、暖房用2本の計4本となります。
暖房用の配管の途中には循環ポンプを設置します。
2系統の配管やポンプによりボイラー周りが複雑になりそうです。
本職の設備屋さんなら、なんてことはないのでしょうが、私のような素人の場合、配管どうしが糸のように絡んでしまいお手上げになるかもしれません。
そこで、ボイラーを挟んで給湯用(2本)と暖房用(2本)の配管に分けるようにしています(途中からは並列)。

これらのパイプ(4本)を主屋に引き込み、台所と居間の境付近に立ち上げます。
そこから給湯用のパイプ(2本)は台所側(上図で右側)、暖房用(2本)は居間側(上図で左側)へと分岐させる考えです。

さて、暖房用に温水を引き込みますが、これをどうやって暖房として用いるのか?
床(床板と断熱材との間)に配管すれば床暖房になりますが、床は一昨年の改修工事で作り直したばかりです。
このため、銅管やエロフィン管(フィン付きのパイプ)から放熱させるような単純な暖房器具(熱交換器)を自作したいと思っています。

このような単純な器具であれば、夏はこれに井戸水を流して冷房器具としても使えそうです(結露するため、床暖房に冷水を流すことはできません)。
そこで、先の配管(暖房用の2本)を井戸まで繋げられるようにします(ボイラーは経由しない)。

エアコンやエコキュートは空気熱を利用したヒートポンプですが、この井戸水クーラーは地中熱を利用したヒートポンプシステムになるかと思います。
このような井戸水クーラーは工場などで実際に使われているようですが、小規模なシステムでも実際に機能するものでしょうか??
いずれにせよ、暖房システムに少し配管を伸ばすだけですので、この井戸水クーラーも視野に入れてボイラーの導入を進めることにしたいと思います。

<続きます>

竹ボイラーの導入(5)床下点検口設置

ボイラーは当初、給湯だけに利用する考えでしたが、ATO社のウッドボイラーは拡張性があり多用途(暖房、etc)に利用できることが分かりました。
そこで、前回、将来的に暖房や井戸水クーラーにも使えるように全体計画(主に配管)を見直しました。

この計画では、鉄骨倉庫内に設置するボイラーから主屋までパイプを引き、その引き込み箇所は台所側と居間側との境付近としています。
これは、給湯を利用するのは台所側、暖房は主に居間側で利用するためです。
また、台所を含む水回りは15年程前にリフォームした際に床下に土間コンを打っているため、パイプを床下(土間コン上)に転がし配管すれば施工が容易なのではないかという思いもあります。

一方、この床は元々は土間だったところを床上げしたもので、床が低くなっています。
このため、床下に潜ることができず、床下がどうなっているのか分かりません。
この床下の状況(湿気、シロアリ等々)については以前から気になっていましたので、今回、床下に配管するためにも、床(フローリング)に穴をあけて調べることにします。
そして、この穴は、後に配管の分岐箇所(線路のポイントのようなもの)を設置できるように床下点検口(下図で朱色四角)とします。

上図から穴をあける(床下点検口設置)のは下写真の箇所になります。

床下点検口は市販のキット(450mm角)を利用しますが、問題は既存の大引きや根太の位置です。
床下がどうなっているのかわかりませんので(15年前のリフォーム時の図面や写真はありません)、根太は上写真で青色矢印のように入っており、大引きは写真の手前側に位置すると想定しました。

大引きに当たらないことを祈りながら、ジグソーを使って床板をカットします(床下点検口のサイズ(450mm角)から根太は1本か2本切断することになります)。

作業中の写真がありませんが、無事、大引きに当たることなくカットできました(根太は2本切断)。
あけた穴から床下を覗くと、土間コンが打ってあり、乾燥しているように感じます。

木材も今のところは問題ないようにみえます(上写真で上側に写っている木材が大引き)。

床下の調査は今後行うとして、床の復旧(点検口設置)を優先します。
根太を2本(下写真で朱色矢印)切っていますので、代わりのものを床下点検口の両サイドに入れて補強します。

(床の構造:上から)
・フローリング合板 t=12mm
・下地合板 t=15mm
・根太 55mm×45mm
・断熱材 グラスウール
(断熱材押さえ)
・大引き 

ちょうど手持ちの角材で55mm×45mmのものがありましたので、それを床板と大引きの間に差し込もうとしても微妙に大きくて上手くいきません。
そこで、既存の根太(下写真で左側)とピッタリ同じになるように自動カンナ盤で微調整します。

微調整の結果、なんとか差し込めました(下写真で朱色矢印)。
そして、この根太に床下点検口の外枠(受け桟)をビス止めして取り付けます。

続いて、蓋のほうを作ります。
切り取った床板を流用するのですが、下地の合板(下写真で左側)に強力なボンドで貼り付けてあって剥がすのに苦戦。

なんとか割れることなく剥がせました。

これを蓋の枠のサイズに合わせて切り、枠にはめ込みます。

上写真に写っていますが、床下点検口のキットには詳しい施工要領書が添付されています。

蓋の裏側に補強板や取っ手のカバーを取り付けます。

この状態で床に設置したのですが、床の高さに対して蓋が僅かに低くなってしまうのです。
それもそのはずで、蓋の厚さが15mmで設計されているのに対して、フローリング合板は12mm厚しかないのです。
このため、3mmの段差がついてしまうのです。

3mm分嵩上げするため、調整用の板を用意します。
適当な端材(サクラ)を3mm厚で挽き割ります。

わずかのことで蓋がガタつきかねませんので、4本(4辺分)とも同厚になるようにヤスリがけ。

蓋(裏面)の4辺にボンドで貼り付けます。

蓋を設置。

調整の結果、ピタリと高さが合うようになりました。

<続きます>

竹ボイラーの導入(6)床下換気口設置

ボイラー(鉄骨倉庫内に設置)から主屋へ引き込んだパイプは、床下(土間コン上)に転がし配管したいと考えています。
そこで前回、床下の状態を確認すべく床下点検口を設置しました。

床下は狭いですが(元々、土間だったところを床上げ)、土間コン上に配管できそうです。

ただ、土間コン上に配管するものの、土間コンが打ってあることで問題になるのが主屋への引き込みです。
配管(地中埋設)の建物への引き込みは、通常、屋内側で立ち上げる(下図で朱色点線)のだと思います。

しかし、今回のように土間コンがある場合、屋内側で立ち上げようとすると床を剥がして土間コンをハツる必要があります。
さすがにそんなことはやっていられませんので、上図で朱色実線のとおり屋外側で立ち上げ、外壁を貫通させる形で配管することにします。
そこで、今回、壁に開口を設け、配管できるようにします。

ところで、この壁は15年ほど前に行ったリフォームで作ったものになります。
元々の主屋は、下屋が下写真で右側に張り出しており、そこにお風呂がありました。
その部分を減築し、新たな壁(石膏ボード+断熱材)を設けたわけです。

そのとき、壁の下に土台を入れているはずですが、その土台の状況(湿気やシロアリ)が以前から気になっています。
ちょうど今回、開口を設けるついでに確認することにします。

では、壁に穴をあけます(パイプ5条分として幅30cm)。
と言っても、外壁材のトタンをジグソーで切るだけなので簡単です(^_^)

壁の下地や土台が現れました。
トタンの下端が錆びて劣化していますが、15年程度でこれほど劣化することは通常ないと思います。
実は以前、上写真手前側の土間コンに絨毯が敷いてあり!?、その絨毯がトタンの下端に被っていたのです。
絨毯は雨に濡れて年中湿気を含んだ状態になりますので、その湿気にやられてしまったわけです。
トタンがこの有り様なので、土台もヤバそうだと心配だったのですが、見る限りは大丈夫そうです(トタンや土間コンとの間に隙間があったためだと思います)。

開口を設けたことで床下に光が差し込むようになり、床下点検口から見通すことができます。

床下には光だけはなく、新鮮な空気も入るようになりました。
ただ、今回設けた開口は、配管後に簡易的な屋根のようなものを設けて雨やゴミが入らないよう閉じるつもりです。
そこで、床下換気口を下図で朱色四角で示す位置(2箇所、約1間ピッチ)に設けることにします(15年前のリフォーム範囲には床下換気口なし)。

まずは、上図で左側の床下換気口を設置します。
換気口にはφ100mmの丸形ガラリ(SUS)を用いますので、それに接続する塩ビ管(VPφ100、下写真右下)の外径で穴をあけます。
先ほどの開口により土台(下図で朱色線)の天端高が分かっていますので、それより上(かつ床下)に穴が来るようにします。

実は、この穴の近くある柱(上写真で緑色線)の状態も確認したいと思い、換気口の位置を設定しています。
穴から柱(既存)を覗くと、土台(新設)にのせられており、柱の根元の状態も悪くありません。

塩ビ管を挿し込みます。

トタン(角波)は波の部分が出っ張っていますので、ガラリを取り付けるためには、トタンかガラリの一方を切り欠く必要があります。
スレンレスのため加工しづらいですがガラリのほうを加工することにします。

ガラリを取り付け、その外周をシーリングして完成です。

もう1箇所の床下換気口は下写真の箇所になります。

土台の位置を確認するため、トタンの一部を剥がします。

こちらは土台の位置が高く、建築用ブロック上にのっているのが分かります。

ところが、穴をあけたところ、まさか柱(間柱ではない)の位置と重なってしまいました!

新しい柱ですので、15年前のリフォーム時にここに新設(補強のため?)したようです。

換気口の位置を変えると、穴をあけたトタンの後処理に面倒なことになりますので、位置は変えずに塩ビ管を切り欠いて挿し込みました。
塩ビ管を挿し込むことはできてもガラリを取り付けることができませんので、急遽、換気口から点検口に変更することにして、塩ビ管にキャップを取り付けることに・・・。

通常のキャップはもっとゴツイ(価格も高い)のですが、モノタロウに簡易的なもの(CU排水キャップ、100円程度)がありましたので、それを取り寄せました。

もう少しトタンを剥がして調べていれば、このようなことにならなかったのでしょうが、後悔先に立たずです・・・。

<続きます>