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召し合わせ錠(玄関引き戸)の修理

先般、玄関の引き戸にサインプレートを取り付けました。

この引き戸は20年ほど前のリフォームで新しくしたものですが、10年もしないうちに錠(内側のスライド式)が固くなりだし、今ではかなりの力をいれないと施錠できなくなっています。
こうした場合は、錠がある箇所の召し合わせ(2枚の引き戸が重なる部分)が悪いのだろうと、5年ほど前に召し合わせを調整したものの改善しませんでした。
仕方なく、暫定措置として錠前の代わりに突っ張り棒を使って施錠しているのですが、このままと言うわけにもいきません。
サインプレートをつけた機会に本腰を入れて修理することにします。

まずは錠の状態を確認しますが、それには障子(引き戸本体)を外す必要があります。

重量はありますが、意外にも屋内の障子と同様にケンドン式で外れました。

障子から召し合わせ錠を外します。

召し合わせ錠は「鎌錠」とも呼ばれるようにデッドボルトが鎌の形状(上写真で「デッドボルト1」)をしており、これによって2枚の障子を引き合わせるようになっています。
今回のものは鎌形のものに加え、もうひとつデッドボルト(上写真で「デッドボルト2」)があります。
施・開錠の操作を繰り返すと、「デッドボルト2」がステンレス製のプレートの間で引っ掛かります。
どうも、プレートとの間の遊び(下写真で朱色線)が小さ過ぎるようです。

開口を削って大きくしようと思ったのですが、とりあえず上写真で朱色線部にグリスアップしたところスムーズに動作するようになりました(キーシリンダー内:鍵穴からグリスや油を塗布するのは厳禁です)。
錠が固くなったのは、時間の経過とともに当初塗布してあったグリースが切れたためかもしれません。
召し合わせ錠を元どおり取り付け、施・開錠すると新品のときのようにスムーズに操作できるようになりました!
知人の家も、この引き戸(三協アルミ 玄関引戸「秀峰」)と全く同じものを使っており、同じ症状で困っていると聞いているので早速教えてあげることにしましょう(グリスの塗布だけなら錠を外す必要もなく容易です)。

ところで、今回グリスアップしたのは屋内側のパーツになりますが、召し合わせ錠と呼ぶように対になるパーツ(下写真)が屋外側の障子についています。


このパーツにより屋外から施・開錠できるようになっているのですが、実はこれもおかしくなっているのです・・・。
開錠はできるのですが、どういうわけか施錠ができず、このため外出する際は玄関は屋内から施錠したうえ勝手口から出て、勝手口のドアを施錠するような面倒なことをしています。
この機会に、これも修理することにします。

まずは障子から錠を取り外します。

こちらにはシリンダー錠がついていて、それを左(開錠)に回すとケースから鎌状のもの(上写真で朱色矢印)が出てきます(これで先の「デッドボルト2」を動かして開錠するようです)。
しかし、右(施錠)には回せません。
シリンダー錠か、ケース内の機構に問題があるようです。

ケース内を確認するため、ケースを分解するとともにシリンダー錠を取り外します。

鎌状のものは2つあり、本来はもうひとつのもの(下写真で朱色矢印)が施錠操作によりケースから出てこないといけないようです。

一旦、これも分解し、再度組み立てると動作するようになりました。

どうやら、ギアのかみ合わせが悪かったようです。

元通り組み立てても問題なく動作します。

引き戸に取り付けて無事完了。

これで引き戸の不具合が全て解決しました!
こうした不具合は不便なだけでなく、気持ちも良くない一方、なかなか手をつけられずにいました。
この夏に網戸を水洗いしたことが、サインプレートの作製や、今回の修理のきっかけを作ってくれたように思います。

雨水対策(18)雨水浸透排水路の延伸と播き芝

先般、主屋のアプローチに播き芝を行いました。

こうして少しずつ手を入れていることもあって、主屋の表側(南側)については、それなりの状況を保っています。

しかし、主屋の裏側(北側)までは手が回らず、下写真の有り様です・・・。

父亡き後、除草剤を撒くのを止めたものの、草取りもしていないため草ボウボウ。
さらに、主屋(上写真で左側)に沿って古瓦が雑然と並べてあるのも見苦しいです。
この古瓦は軒の雨垂れが主屋側に跳ね返らないようにと、4年前の改修工事の際に当面の対策として講じたものです(軒先に雨樋はついています)。
仮の状態で4年が経過したことに我ながら呆れますが、主屋の裏側も少しずつでも整備していくことにします。

この主屋裏側については、排水性を改良するとともに、雑草を芝に置き換えたいと考えています。
芝の生育には水はけに加えて日当たりの良さが欠かせませんが、ここは時刻によって主屋の陰になるため、芝がちゃんと生育するかどうか確認すべく、昨秋、実験的に播き芝を行なってみました(下写真が播き芝直後の様子)。

それから半年以上が経過し、現在の様子が下写真です。

無事根付いて緑が濃くなってきています。
雑草も生えてきていますが、その量は以前に比べて少なく、芝が雑草を抑えているのがわかります。

日照についてはクリアするとし、あとは水はけです。
土地の排水性を改善するため、ちょうど1年前の今頃、この下流側に整備した雨水浸透排水路(下写真)を延伸させることにします。

この施工済の排水路に接続させるとともに主屋に平行になるように水糸を張って排水路の位置を決定します。

雨水浸透排水路と言う小難しい名前を付けていますが、単なる土水路です。
水糸に沿って幅30cm、深さ30cm程度の溝を掘ります。

掘り上げた土は隣接する通路に敷き均し、排水路及び下流側に向かって下り勾配になるようにします。
地山の土は粘性土で芝の生育には余り適していないと思いますが、改良せずにこのまま(水はけの良い山砂などで置き換えない)播き芝を行うことにします。

播き芝に用いる芝のランナーは主屋表の芝生を切って用います(新たに購入する必要がありません)。
今の時期(春と秋)は芝が盛んに成長する時期で、下写真の箇所は昨春に播き芝したばかりにも関わらず隣接する敷石(石畳)のところにまで侵入しています。

侵入している部分を切って播き芝用に使えば一石二鳥です(当面は播き芝用にランナーが必要なので都合良いですが、いずれは敷石側に侵入しないように根止めしたほうが良さそうです)。

切って集めたランナーはしばらく水に浸けて水揚げさせます。

これらのランナーを雨後を狙って先に敷き均した土の上にばら播きます。

ばら播いた後、板で押さえつけて土と密着させますが、このとき雨で土が湿っていると土(粘性土)が糊の役割を果たして良い具合に密着するのです。

この上に目土として山砂を被せて播き芝の完了です(土が湿った状態で行なっているため、水やりも行う必要がありません)。

ブログでは1回の記事で書いていますが、実際には時間の空いたときに作業ができるように、いくつかのエリアにわけて上流から下流に向けて尺取り虫のように進めています。
こうして下流側に進めていくと、大きな敷石が行く手を阻みます。

上写真で左側には昔、土壁造りの納屋が建っており(今は鉄骨倉庫)、そこに「機織り部屋」と呼ばれていた部屋がありました。
その機織り部屋に主屋から渡るための敷石が、納屋無き後も残っているのです。
今となっては邪魔なだけですので撤去することにしますが、特に真ん中の敷石は大黒柱の礎石になるぐらい大きく、そう簡単には持ち運べません。
こういうときは原始的なテコとコロの原理を活用し、掘り上げて邪魔にならないところまで移動。

敷石をクリアすれば、次は植木(ナンテン)が行く手を阻みます。
ナンテンのような灌木なら掘り上げられないこともありませんが、ナンテンを優先して排水路を蛇行させることにします。

建物に近接して樹木などを鬱蒼とさせると、湿気が溜まって建物に良くありませんが、この程度なら問題ないでしょう(主屋との離隔は約2m)。
ちなみに、以前この場所(主屋と倉庫との間)は下写真のとおり樹木で鬱蒼としていました。

当時は除草剤を撒いていたので雑草は生えていないものの、主屋(古民家)側は湿気って空気が淀んでいる感じがします。
実際、隣接する主屋の土台はシロアリにやられていたため、注意せねばと思っています。
とは言え、植物は様々な面で大切な役割を果たしていますので、無くすのではなく、芝や灌木に置き換えることで通風も確保されるようにしたいと考えています(下写真で通路の突き当たりにコンクリートブロック壁がありますが、いずれはこれも解体あるいは低くして風通しを良くするつもりです)。

排水路の蛇行部分も播き芝完了。

排水路(雨水透水排水路)については、溝への竹や石(コンクリート塊)の投入が残っていますが、播き芝のように時期に制約がないため追い追いやっていくことにします。