投稿者「里山古民家」のアーカイブ

チェストを作業台として再利用

鉄骨倉庫を有効活用すべく、今年、電気の引き込みをはじめ色々と整備してきました。

鉄骨倉庫はウッドボイラーを設置してあることもあって山仕事や農作業用に使っています。
工作は鉄骨倉庫ではなくガレージのほうで行っていますが、そのガレージのほうで何とかしたいと思っていることがあります。
それは1年前に導入したスライド丸ノコの設置場所です。

上写真のとおり箪笥(チェスト)を台代わりにしてあるのですが、スライド丸ノコの奥行きに対してチェストの幅が狭いため不安定な状態なのです。
この1年ほど何とかしたいと思っていたところ、ほぼ同じ大きさのチェストを入手することができました。
二つを背中合わせに配置すれば1.5m×0.9mの広さの台になります。
これだけの広さがあればスライド丸ノコを安定して設置できるだけなく、もう一台機械を設置できそうです。
そこで、下写真の手押しカンナを設置することにします。

こうした比較的大きい機械は棚などに仕舞い込んでしまうと、使う際に出すのが面倒に感じ、どうしても使う機会が減ってしまうものです。
この手押しカンナもジャンク品を手間をかけて整備した機械ですので、直ぐに使える状態にして多く活用したいと思っています。

とりあえず、2台の機械を仮置きしてスムーズに操作できるか確認します。

良い感じです(チェストの高さが800mm→立った状態で機械を操作しやすい)。
ただ、チェストの表面がウレタン樹脂で塗装されているため、操作時に機械自体がズレかねない感じです。
ズレないように合板を敷くことにしますが、二つのチェストは同じものではないため下写真のとおり段差があります。

段差の大きさを測ると12mmのため、12mm厚の板を下写真のようにして嵩上げすることにします。

これらの板を合板側に接着します。

こうしておけば合板自体のズレ防止にもなるかと思います。

そして、チェストに合板を敷き、2台の機械を設置。

しかるべき場所に設置してあると機械も輝くように感じます(床などにぞんざいに置いてあると邪魔になって処分したくなるものです)。

網戸のメンテと手掛けの取り付け

1年前の今頃、勝手口に手すり(竹を利用)を設けました。

今の時期(夏)、勝手口は下写真のとおり網戸で開閉していますが、勝手口は出入りすることが多いこともあり、この網戸にいくつか不具合が生じてきました。

不具合のひとつが開閉がスムーズでないことです。
原因を調べたところ戸車の摩耗していることがわかったため、新しい戸車をホームセンターで買ってきました(下写真で上側が旧、下側が新。1組2個で1,000円程度)。

戸車はサッシメーカー独自のもののため取り寄せになるだろうと思っていましたが、ホームセンターに普通に売っていました。
しかも、LIXIL(トステム)系列のホームセンター(ビバホーム)で三協アルミ社の戸車です。

戸車を交換してスムーズに開閉できるようになりました。

あと、網戸の網(防虫ネット)について、開閉する際に手が触れやすい箇所が破れ始めています(下写真で朱色矢印)。

この網戸は20年ほど前に行ったリフォームにおいて設置したものですが、今まで一度も網を張り替えたことがなく、全体も経年劣化しているでしょうから、この機会に張り替えることにします(網は想像以上に長持ちするものです!)。

張り替え用の資材を、これまたホームセンターで調達。

古い網を外した状態で、枠の直角を確認すると僅かに歪んでいます(網を張っていない状態では枠はぐらつきます)。

立て付けにも影響しかねないため、枠をクランプで固定して直角を確保した状態で網を張ります。

張り替え完了。

ところで、網が破れた始めていたのは網戸を開閉する際に手が触れやすい箇所でした。
この網戸には手掛けがないため開閉する際にどうしても枠の縁に手を掛けやすく、それで網が傷んだわけです。

そこで、網戸の枠に手掛けを取り付けることにします。
手掛けは様々なものが市販されていますが、その多くは鉄や真鍮、ステンレス製です。
一方、網戸の枠はアルミ製のため、両者間での異種金属接触腐食が気になります(風雨にさらされる環境)。
木製のものを自作する手もありますが、その場合でも取り付けるのに鉄やステンレス製のビスを使うことになります。
全てアルミ材を使うことはできないものかと考えて思い浮かんだのが、アルミ製のアングルをアルミ製のブラインドリベットで取り付けることです。

アルミ製のアングル(建材用)については、いくつかのサイズの端材が手元にあるため適当なサイズのものを選び、ブラインドリベット用の下穴をあけます。

この下穴と同じ配置で網戸の枠にも穿孔。

ハンドリベッターでリベットをカシメて取り付けます。

完成!

実際に使ってみると、これが便利で、開け閉めするのが本当に楽になりました。
昨年は手すりが敬老の日のプレゼントでしたが、今年はこの手掛けをプレゼントにしましょう(製作費用0円!)。