サイクロン集塵機の自作(14)テーブルソーと接続

自作サイクロン集塵機について、前回までで、とりあえず本体は完成しました。

各種電動工具をサイクロン集塵機に接続して使用することになりますが、今回の改良において集塵ホースをアルミダクトからダクトホース(φ75mm)に変更したため電動工具側の接続口もそれにあわせないことには接続できません。
そこで、電動工具側の接続口を変更することにし、まずはテーブルソーから行います。

テーブルソーとの接続については、現状はテーブルソーの下に塩ビ管を取り付けた板(下写真)を敷き、塩ビ管に集塵ホースを繋いでいます。

以前、ブログのコメントにて同機種のテーブルソー(マキタ 2708)を使っている方から「塩ビ管の取り付け位置をもう少し後ろにしたほうが集塵効率があがる」との助言をいただいたことがあり、次に改良する際にはそうしたいと思ってきました。

また、このテーブルソーは集塵ホース(ダクトホースφ75mm)を接続できるようにオプションで集塵フードが用意されているものの、一体、テーブルソーのどこに取り付けるのだろうかと疑問に思っていました(集塵フードの価格が結構して買うつもりがないのでメーカー等に問い合わせられず・・・)。
そうしたところ、ヤフオクで集塵フード付きの2708が出品されており、その写真から接続方法を知ることができました!

テーブルソー背後の下端に高さ3cm程度の隙間があるのですが、なんと、その隙間が接続口だったのです。
確かにテーブルソーからは粉状のおが屑しか発生しないため3cmの高さがあれば十分なわけです。
そして、ブログコメントでも教えていただいたとおり、鋸刃の回転方向から粉塵は後ろに飛ぶため集塵フードの取り付け位置は背後の下端が良いわけです。

と言うことで、テーブルソーの接続口は全面的に改良することにし、メーカーオプションの集塵フードを参考にして(パクリ!?)、下図のものを自作することにします。

同じ形状のものをトタン板で作ることも考えましたが、ダクトホースの自重に耐えられそうにないため合板を使用するとともに、テーブルに固定することにしました。

それでは作っていきます。
合板の端材から各部材を木取り。

天板のカット(2辺)において鋸刃を26°傾斜させてカットしています。

この角度はCADから算出していますが、CADを使わずとも、先に側板をカットし、その角度にあわせて鋸刃をセットすれば良さそうです。

組み立て。

テーブルに固定できるように裾を取り付けます。

塩ビ管(VU65A)を取り付け。

合板に挿し込むだけでは安定しないため下写真のとおり小ネジ2本で下の合板と固定しています。

テーブルに固定して集塵フードの完成です!

集塵ホース(ダクトホースφ75mm)を接続します。

ダクトホースの自重に対しても全く問題ありません。

サイクロン集塵機を動作させて、テーブルソーで試し切りしてみると明らかに以前よりも集塵能力がUPしました。
集塵機自体のパワーが上がっていることもありますが、集塵口の位置を変えたことも大きいように感じます。

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