前回、ビワの接き木を行いました。
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接ぎ木はビワだけでなく、ほかの果樹もやってみたいと思っています。
ただ、接ぎ木を行うには台木が必要となり、その台木も育てるなどして準備する必要があります。
ビワについては、たまたま里山にビワの木があり、毎年こぼれ落ちた種から幼木(実生2〜3年)が自生えするため、これを使ってビワの接ぎ木を行ったわけです。
そして、ビワで接ぎ木を試行錯誤するとともに、ほかの果樹の台木を育てることにしました。
一昨年にユズ(ミカンの台木)を播種、昨年にはウメ(モモ等の台木)、ナシを播種。
下写真は昨春発芽したばかりのウメとナシです(この後、畑に移植)。
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接ぎ木できる大きさにまで成長するには2年以上かかるだろうと思っていたのですが、それが1年で高さ2m近くまで成長し、既に接ぎ木できる大きさになっているものもあります(下写真はウメ)!
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成長の早いスギでもこの大きさになるには3年はかかります。
ハゼやアカメガシワと言ったパイオニア樹木と呼ばれるものでも実生1年でここまで大きくならないと思います。
上写真で背後に満開のスモモが写っていますが、このスモモも成長著しいです。
スモモもウメも同じバラ科の植物ですので、土地に合っているのでしょうか。
さすがにナシは種も小さく、大きくなるには時間がかかるだろうと思っていましたが、これまたウメと同じぐらい大きくなっています(下写真で朱色矢印)。
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掘り上げて、比較のため昨春に植え付けたアンズ(ホームセンターで購入した接ぎ木苗)の根本に置いてみます。
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ここは自然農で栽培している畑ですので肥料も与えていませんし、周りの雑草もそのままです。
一体全体、この草茫々の畑のどこが良かったのか、このナシやウメに聞いてみたくなります。
さて、来年まで待つと大きくなりすぎてしまいそうなウメ4本とナシ1本を掘り上げ、接ぎ木することにします。
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数年前に栽培用に植えたモモ(白桃3本、大玉白鳳1本)とナシ(幸水1本)から接ぎ穂を採取し、ビワと同様に接ぎ木してみます(ウメの台木にモモ。ナシの台木にナシ)。
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これでちゃんとできているのかどうかは分かりませんが、接ぎ穂がビワのように太くないためやりやすかったです。
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以前苗木を買ったときのビニールポットを残してあったので、それに植え付けて接ぎ木完了。
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奥:モモ(大玉白鳳)
接ぎ木がうまくいっていればですが、2年後には市販の苗木と同じぐらいにまで成長していることでしょう(市販のものは接ぎ木後1〜2年で出荷されているように思います)。