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トイレの暖房:24時間タイマー制御

暦のうえでは春とは言え、一年で最も寒さの厳しい時期を迎えています。
暖房の有り難さを感じる時期でもありますが、その暖房器具について我が家は4年前から薪ストーブをメインにしています。
薪ストーブはパワーがあって部屋の壁や柱などの木材にも蓄熱するようで、薪ストーブがあるLDKは翌朝になっても底冷えすることがなく助かっています。
一方、朝一番に使うトイレや脱衣所(兼洗面所)の寒さが気になってきました。
と言うのは、高齢者は温度差によってヒートショックを起こすと耳にするからです(私自身は寒い方が目が覚めて良いぐらいなのですが)。
我が家も母が後期高齢者入りしましたので、今冬からトイレや脱衣所に暖房器具を設置することに。

まずはトイレの暖房器具について。
トイレと言えば、1年前に換気扇(パイプファン。下写真で天井の手前側にある正方形状のもの)を設置しました。

これとは別に外壁側に自然換気口がありますが、冬季は寒さ対策のために閉じてあります(換気はパイプファンのみ)。
トイレの広さは1畳と狭く、3方の壁には断熱材(グラスウール)が入っているものの屋外に面しているため、よく冷えます。
ここに設置する暖房器具は広さや取り扱いの容易さからパネル形状の電気ヒーターが良さそうです。
電気ヒーターはスイッチオンとともに暖かくなるとは言え、常時ONにでもしていない限りトイレに入ったときは寒い状態です。
ヒートショック防止の観点からはヒーターの能力よりもトイレに入ったときに既に寒さが和らいでいるほうが重要ではないかと思います。
そこで考えるのが低出力のヒーターを常時運転させることです。
ネットで調べると下写真のような超小型のパネルヒーター(実売価格で5,000円程度)が市販されています。

山善 ミニパネルヒーター DP-B167

一般的な電気ヒーターの消費電力が1,000Wを超えるのに対し、これは何と160Wしかありません(電気代4.3円/h)。
160Wでは白熱灯に毛が生えた程度の能力ですが、1畳間で常時運転させれば、ある程度は寒さが和らぐのではないでしょうか。

と言うことで購入して設置したところ、ほんのりとトイレ内が暖かくなります。
決してホカホカではありませんが、意外にもこうした熱源があるだけで安心感が得られて良いものです。

あと実際に使ってみると常時運転させなくても起床の1時間程度前にONにすれば十分のような感じです。
こうした操作を自動で行うには下写真のようなタイムスイッチ(24時間タイマー)を使いますが、タイムスイッチは電気配線が必要になるうえ高価(5,000円程度)です。

Panasonic TB171N

そこまでするのもどうかと思っていたところ、ホームセンターで下写真のような簡易的な24時間タイマーを発見!

REVEX PT25

これはコンセントに取り付けられて価格も1,000円弱です。
早速購入して取り付けようとしたところトイレのコンセントは壁の端にあり、ここに取り付けてはタイマーの操作ができません・・・。

延長コードを使ってみるものの、これでは操作しにくいうえタイマーを床上に置くことになります。

操作しやすい場所(壁)にコンセントを新設することも考えられますが、狭いトイレにコンセントが2箇所あるのもどうかと・・・。
コンセントを新設せずにタイマーを操作しやすい場所に設置する方法はないものか?
そう言えば、昔のナショナル(現パナソニック)のテーブルタップには固定用の金具が付いていたなあ。
現行のものはどうなっているのかホームセンターで確認すると今も金具(下写真で朱色矢印)がついています。

Panasonic WH2163K

ところで、こうしたコードを固定することは法的に禁止されているにも関わらず、このような固定用金具が存在しても良いのでしょうか??
まさか天下のパナソニックが違法商品を製造販売することはないのでしょうが、気になって取扱説明書を調べてみると「一時的」に固定するためのものだそうです。

このテーブルタップは単体で販売されているものですので、延長コードとして使うにはほかにキャップ(下写真で右側)やコード(VCTF 2SQ)も入手して自作する必要があります(電工資格は不要)。

このように自作する場合、コードの長さを自由に決められるのが良いです(今回は1.2m)。
費用面では一体の市販品を買うよりも高くついてしまいますが(今回の場合、計600円程度)、将来一部が悪くなった場合にそこだけ取り替えて長期使える利点があります。

こうして自作した延長コードにタイマーをつけると下写真のようになりす。

トイレの壁にビスを取り付け、そこにテーブルタップ(の金具)を掛けます。

タイマーの側面には「タイマー」or「常時通電」の切り替えスイッチがついており、「常時通電」にすることでタイマーの設定とは無関係にヒーターをONにすることができます。

ヒーターの電源コードをタイマーに接続。

そして、延長コードをコンセントに挿せばタイマーが始動します。

タイマーは「5時半入り」「9時切り」に設定してあります。

設置完了!

タイマーをつけても意外とスッキリ設置することができました。
暖房が要らない季節になればヒーターとともにタイマーや延長コードも片付けるつもりです。

ゴミ箱の作製(6)超シンプルなゴミ袋掛け②

倉庫用のゴミ箱(市認定の45Lゴミ袋を掛ける形状)を作ることにし、前回、部材を木取りするところまでできました。

これを組み立てていきます。
まずは下写真のとおり柱とする野縁材2本を繋ぐ形で胴縁材(短い方。2枚)を釘留めします。

釘ではなくビスでも良いのですが、釘のほうが打ちつけた際のズレが少なく位置が決まりやすいように感じています(将来処分する際も釘のほうが解体しやすいため、私はできるだけ釘を使うようにしています)。

と言っても、ホゾ組みのようにピタリとは決まらないため、釘を打つたびにズレていないか確認しながら四苦八苦。

3組分できました。

これらを長い方の胴縁材で繋いで箱の形にします。

同様にして3個できました。

これでもゴミ箱(ゴミ袋掛け)として用をなすものの、パッと見、いかにもDIYで作ったと言う感じがします・・・。
そもそもプロの手によるもののように上等な材を使っておらず、接合も簡易的に釘を使っていたりしますが、それだけが原因ではないような?
プロの手によるものを見ると、細部がとても丁寧に仕上げられているに驚きますが、その細部の仕上げが見た目に大きな差を生じさせているのではないでしょうか。
今回作ったものの細部はと言うと、下写真のとおり各部材が切りっぱなしだったり、接合した部材どうしで目違いが生じています。

せっかく手間暇かけて自作するのですから、ここは手間を惜しまずにカンナやヤスリを使って仕上げることにしましょう。

意外にも完成度が高まるもので、手間をかける価値があるように思います。

ゴミ袋は上部の框に対してクリップ留めして掛けますが、重くなった場合のことを考えて底板を設けておくことにします。
ちょうど5.5mm厚の合板(端材)があるため、それを使います。

1枚、必要なサイズをとれなかったためボンドで貼り合わせて作ります。
合板自体が貼り合わせのため、これで大丈夫でしょう。

本体に取り付けます(ボンドに釘を併用)。

平なところに置いてみると若干グラつきがあるため、脚の底をヤスリで削って微調整します。

そして、完成です!

私は手持ちの材を使って作ったため新たな費用はかかっていませんが、ホームセンターで材を購入する場合の概算金額(1個分)を算出すると次のとおりです。

  • 胴縁材:45×15×3,000mm 1本 約220円
  • 野縁材:30×30×3,000mm 1本 約280円
  • (計)約500円

1個当たり約500円です。
これ以上材料費を下げる方法を思いつかない一方、同じぐらいのサイズのプラ製ゴミ箱は完成品が1,000円程度でしょうか・・・。

それはさておき、世界に3個のオリジナル・ゴミ箱を設置しましょう!
一つはガレージに(作業時のゴミ捨て用)。

あと二つは倉庫に(可燃ゴミ用と不燃ゴミ用)。

このゴミ袋が一杯になると地域のゴミステーションに持っていくようにしています。
これまでゴミ袋を土間に直置きしていたこともありますが、本当に使いやすくて良いです(^_^)