竹ボイラーの導入(35)風呂への給湯方法

昨冬、ATOウッドボイラー(暖房及び給湯の熱源)を導入しました。
昨冬は暖房部分を優先して整備したため、給湯については倉庫内の仮設給湯栓(下写真)でしか使えない状態です。

今冬からは風呂などでも使えるように主屋(古民家)へ給湯し始めたいと考えています。
ボイラー(倉庫内に設置)から主屋への配管については、今夏に散水栓などを整備するのにあわせて既にパイプ(給水管&給湯管の2条)を引き込んであります。

パイプには床下点検口において分岐箇所を設けてあります。

このため、あとは風呂などの設備に接続すればボイラーのお湯が使えるようになるのですが・・・。

ところで、風呂などではもちろん今でもお湯が使えるのですが、これは既存の配管系統(水源:上水道、熱源:ガス給湯器)から給湯されているためです。
これを新たな配管系統に切り替えることについて、ハード面では問題なくできそうです。
しかし、水源(上水道→井戸)や熱源(ガス→木質資源)が変わることからソフト面での問題が生じるように思います。
水源が上水道であれば、まさに湯水のごとく使えますが、同じ調子で井戸を使えば枯渇してしまうかもしれません。
また、熱源がガス給湯器の場合はスイッチひとつでお湯が沸きますが、ウッドボイラーでは手間を掛けて薪を焚く必要があります。
現代の便利なライフスタイルにどっぷり浸かっているなか、いきなり井戸と薪の生活に切り替えるのは無理があるのではないかと思います。
このため、当面はどちらも使えるように配管系統は完全に分けて整備しています。
風呂などの設備はさすがに二つ設けると言うわけにいきませんので、水栓(蛇口)を二つ設ける考えです。

さて、ボイラーの給湯先とする①流し台、②洗面・洗濯、③風呂のうち、今年は風呂への給湯を実現したいと思います。
風呂も、先に書いたとおり既存の水栓とは別のものを新設する考えです。
しかし、風呂はユニットバス(ノーリツ製)で水栓を二つも設けるような設計になっていないため、試行錯誤しながら進めることになりそうです。

まずは、水栓の設置場所を検討します。
既存の水栓はドアの対面の壁に設置されていますが、その近くにはスペース的に設置できそうにありません。
ドアの横の壁であれば設置スペースがあり、本管の分岐箇所からも近くて配管しやすそうです。

上図のとおり設置すれば、浴槽に直接お湯を張ることができ、吐水口の向きを変えれば洗い場でも使えます。

水栓の取り付け方法などを確認するため、資材カタログから浴室用のめぼしい水栓を選びます。

上写真のものはリクシル(INAX)社のサーモスタット付シャワーバス水栓(BF-WM145TSG)です。
希望小売価格は4万円ほどしますが、売りっぱなし(メーカー保障のみ)のネット店舗だと1万円以内で購入できそうですので、これを候補として仕様図を確認します。

上図から給水管と給湯管の配置を水平方向に200mm間隔とし、1/2BサイズのRpめねじ(水栓のPJおねじと接合)で取り出しておけば水栓を取り付けられるようです。

給水管と給湯管の取り出し位置は決まりましたが、問題はユニットバスの壁からどうやって配管を取り出すかです。
壁を横から見ると厚さがあります。

壁の中には断熱材が入っているのでしょうから、断熱材を取り除けば壁内に配管するスペースを確保できるかもしれません。
もし、壁内に配管できるのであれば、上図のとおり床下点検口内の分岐箇所から床下を配管し、壁下でパイプを立ち上げて壁内に引き込めば良さそうです。
こうすればパイプが露出することなく見栄えも良いですが、果たしてそんなに上手い具合にいくものでしょうか?

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