前回、雨樋掃除器を作製しました。
早速、使ってみることにしますが、その前に里山側からせり出してきているグミの木が邪魔になりそうですので剪定しておきます。
剪定完了。
剪定した枝葉は畑のマルチ材として活用するため、いつもは鉈を使ってバラしています。
ただ、グミの木はトゲがあるため厄介です。
そこで、ガーデンシュレッダー(ギア式)の登場です。
ちなみに、このギア式のガーデンシュレッダーを使うと、枝払いした竹の枝葉も細かく粉砕することができます。
竹の稈はボイラーの燃料として使い始めていますが、今後は枝葉についても畑のマルチ材などとして使っていきたいと考えています。
余談はさておき、準備が整ったことから雨樋掃除器をセットしてコンプレッサーを始動。
上写真は竿の先端に取り付けた金具を雨樋(軒樋)に引っ掛けてあり、この状態で自立しています。
同様に軒樋をレール代わりにして移動させることができます。
そして、移動させながらエアーを噴射させて軒樋に堆積している枯葉を吹き飛ばしていきます。
1往復させて掃除した後、二連梯子を登って軒樋の状態を確認します。
見事に枯葉が無くなっています。
底にこびり付いている土はさすがに残っていますが、このように雨水がスムーズに流れる状態にしておけば、今度は雨水が土を洗い流してくれることでしょう。
雨樋から溢れ出た雨水は土を削り、斜面をも崩壊させてしまいますが、適切な管理さえ怠らなければプラスの作用を及ぼすのかもしれません(そもそも建物自体がなければ、斜面が崩壊するおそれもなく、面倒な管理も必要ないのですが・・・)。
雨樋掃除器による掃除の効果のほどをBefore&Afterの写真で示します。
思っていた以上の威力だと感じています。
この雨樋掃除が効を奏し、その後に台風(20号、21号)が襲来した際にも雨樋から雨水が溢れることはありませんでした。
一昨年の今頃は雨樋から雨水が溢れるのを眺めるしかなく、昨年になって排水経路の変更や枯葉防止ネットを設置するも効果は限定的でした。
こうしたこともあって、降雨のごとに雨樋が順調に機能している様を見ると感慨深いものがあります。
もちろん、この状態を維持するためには定期的な掃除が不可欠ですが、雨樋掃除器を使うことで安全に作業できるのが何よりだと思っています。
我が家のように2階建ての建物が山に隣接していて、雨樋の掃除に苦慮している方がみえると思います。
今回作製した雨樋掃除器がひょっとすると助力になるケースがあるかもしれません。
市販されているものではありませんので自作していただく必要がありますが、参考として材料と費用を掲載しておきます。
私自身、エアーコンプレッサーを所有しているため、上記にはコンプレッサーやエアホース、エアーダスターガンは含まれていません。
雨樋掃除器は上記のとおり2,500円で作製できますが、これよりもコンプレッサーのほうが高価(家庭用のものでも2万円程度)ですので、作製はコンプレッサーを所有していることが前提になりそうです。
ところで、昨年に設置した枯葉防止ネットは全て撤去しましたが、捨てるのは勿体無いです。
そこで、20cmの長さで切って集水器の目皿として活用することにします。
これにより縦樋が詰まることは無くなりますが、一方で障害物を設置しているようなもので、果たして吉と出るか凶と出るか?
いずれにせよ、定期的な点検と枯葉の除去は欠かせません。