庭の整備(32)芝庭の拡張と石畳の再生

一昨年の今頃、主屋前(南側)の砂利敷きだったところを芝庭に変えました(夏季の照り返し防止と雑草抑制を目的)。

diy施工で、面積(約55m2)もあったことから、1/3程度(下図・写真で朱色線で囲む範囲)は当初の状態(砂利敷き)で残っています。

施工当時のブログを読み直すと、「翌春(昨年)に続きを行う予定」のようなことが書いてありますが、今だに未施工のままです・・・。
芝張り自体は楽しい作業なのに、何がネックになっているかと言えば、既存の敷き砂利の撤去です。
作業自体は少しずつコツコツ進められるかもしれませんが、問題は撤去した砂利(粘土混じり)の扱いです。
一昨年は、たまたま合併浄化槽の撤去(下水接続)工事があり、その穴埋めに流用することができたため良かったのですが、新たに使う当てがありません。

そんなことで2年が経過したわけですが、その間にも芝は成長を続け、砂利敷きのところにも侵出してきています(芝が生えている分、雑草が生えづらくなりますので、芝が侵出してきても、そのままにしてあります)。

芝生の管理は綿密に行わなければならないとされる一方で、芝自体はこのような砂利敷きで、しかも固く締まっているところでも成長できるほど剛健なのです(土壌の条件よりも日照や排水のほうが大切であるように感じています)。
この旺盛な成長ぶりを見て感じるのが、芝を張る際にわざわざ砂利を撤去しなくても良いのではないか?と言うことです。
ゴルフ場のような綺麗な芝生を目指すのであれば、教科書通り小さい小石も撤去して客土する必要があるのでしょう。
しかし、我が家のように夏季の照り返しや雑草抑制を主目的として、見た目は二の次とする場合は上写真の状態でも十二分です。

敷き砂利を撤去しないのであれば、労力は半分未満ですし、何より既存の砂利を無駄にしなくて済みます。
ネックが無くなったことで、残っている箇所(下図で朱色線で囲む範囲:再掲)の施工を再開することにします。

ところで、上図で水色着色箇所は排水路になりますが、主屋前で降雨により水溜りが生じるところがあったため、一昨年の芝張り前にU字溝などを設置しました。
そのU字溝を敷設するために地面を掘った際、地中から敷石(自然石を用いた石畳)の一部が見つかっています。

この敷石は玄関前まで続いているものと思われますので、今回芝庭を拡張するのにあわせて、この敷石も再生させることにします。

実際に玄関前まで敷石があるのか確認するため、2箇所、試掘します。

2箇所とも敷石を確認。

敷石は50〜100mmの深さに埋まっています。

再生に当たっては、敷石全体を現況地盤高にあわせて上げることになります。

敷石の幅は700〜750mmあります。

2箇所の敷石の位置を結んで、敷石の線形(中心線)を確認します。

坪庭(上写真で左側)のキワを通るような形になっています。
また、通路(上写真で奥側)の線形と異なります(接続箇所に折れ点)。

敷石の線形(中心線)を下図に落とすと朱色線のとおりになります。

どうやら、敷石の終点を玄関のど真ん中につけるため、このような線形にしてあるようです。
一方、通路と一直線になる線形(上図で緑色線)にすれば、敷石の終点が玄関のど真ん中にこなくなりますが、途中で曲がりが生じずスッキリしますし、坪庭との間にスペースができて歩きやすくなるように思います。

そこで、敷石の線形が通路と一直線になるように水糸を張り、実際にどのようになるか確認します。

これなら坪庭(上写真で左側)との間にスペースができます。

逆方向から見ると、敷石の終点が玄関のど真ん中から外れてしまい、そのまま真っ直ぐ行くと郵便受け(弁柄色の箱)に到達するような感じです。

しかし、実際にこのルートを歩いてみると、それほど違和感はありません。
逆に昔のルートのほうが坪庭に接近しているため歩きづらく感じます。
そこで、敷石は再生するものの、その線形は通路と一直線になるように変更することにします。

<続きます>

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