月別アーカイブ: 2018年4月

竹ボイラーの導入(32)自作パネルヒーター⑤ベース取り付け

前回、銅管に空気抜弁を取り付けたうえ、水圧試験を行って銅管のハンダ付けが問題なくできていることを確認しました。

パネルヒーターは上写真のように立てた状態で使用することになりますが、今の状態では自立しません。
そこでベース部分を作製することにします。

適当な大きさの端材(杉)を組み合わせ、そこに柱(アルミ製アングル)の受け台となるアルミ製アングルを取り付けます。

受け台側のアングルは、柱と同じサイズ(L-2.0t×30×30)のものを使っています。

細かいところですが、木部の組み合わせ箇所は少し溝を切って嵌め込むようにすると、位置が決まりますし、見栄えも良くなります(自己満足度UP)。

柱と受け台の両アングルを小ネジ(M5)を使って連結します。

頂部にもアングル(L-1.5t×20×10)を取り付け、とりあえずはパネルヒーターの完成です。

とりあえずと言うのは、この状態で使ってみて、フィンや送風機、カバーの必要性を検討し、その結果により改良したいと考えています。

ところで、パネルヒーターの予算は床暖房パネルと同じく1万円としていましたので、ここまでに用した材料と費用をまとめておきます。

予算を少しオーバーしてしまいました。
まあ、オーバーしたところで、ボイラー本体の価格に比べれば誤差のようなものなのですが・・・。
今回、パネルヒーターを作ることによってボイラー本体の配管(特に銅管のハンダ付け)の練習ができたことが一番の収穫かもしれません。
と言うことで、いよいよボイラー本体周りの配管を行うことになります。

庭木の剪定(20)サカキの取り木とカナメモチの芽かき

前回、裏庭のツツジを大胆(無茶苦茶?)に剪定しましたが、その裏庭にはサカキの木が植わっています。

老木ですが、小さく仕立てられています。
サカキまで仕立てものにするとは、先祖(何代前?)は庭木の仕立て職人だったのかもしれません・・・。

そのサカキですが、先日、株元に違和感を感じました。
野良猫が荒らしていったのだろうかと、よく見ると・・・

株元から生えたヒコバエを用いて取り木がしてあるようです。
母に聞くと、近所の方が自宅にもサカキを植えたいと、こうしていかれたとのこと。

取り木は、挿し木や接ぎ木と言った繁殖方法のひとつですが、私自身は教科書の知識的に知っているだけで、実際に行ったことはありません。
しばし観察すると、ヒコバエを曲げて、その一部に土を被せるとともに浮き上がらないように重石が載せてあります(圧条法)。

樹皮はそのままの状態ですが、挿し木や接ぎ木と同じように表皮の一部を剥いでおいたほうが活着しやすいかもしれません。
5本ほど取り木してありますので、その内の1本について表皮を剥いでみることにします(小刀を使用)。

この表皮を剥いだところを、もう少し深く埋めるため、枝と蔓を使って固定することにします。

蔓は普段は厄介ものですが、太さもしなやかさも良い具合です。

固定した状態で埋め戻します。

乾燥を防ぐため、落ち葉を被せて水やりしておきます。

果たしてうまく根付くでしょうか?
私がやったものだけ上手くいかなかったりして・・・(余計なことをしないほうが案外うまくいくものです)。

ところで、同じ裏庭には以前、大きなカナメモチがあったのですが、2年ほど前に伐採しました。


(2016年6月撮影)

老木で胴吹きが多く発生することに加え、庭木が混んでいるため思い切って伐採したのです。


(2016年6月撮影)

切り株の断面からも相当な古木であることがうかがえます。

このような古木であるため、切り株からの萌芽は期待していなかったのですが、約2年経過後の現在、下写真の状態になっています。

あまり早い時期に芽かきを行うと樹勢を殺ぐかもしれないと、今まで放置してあったのですが、この辺りで軽く芽かきしておくことにします。

カナメモチと言う名前は「金持ち」の読みに近いものがありますので、そうした願いを込めて先祖が植えたものなのかもしれません(現在では「クロガネモチ」を植えるとか)。
そんな大切な庭木を伐採してしまいましたので、残念ながら金持ちになることは諦めるしかありません(^^;

<続きます>

庭木の剪定(19)ハクモクレン&ツツジ

自宅敷地内にあるハクモクレンが今年もたくさんの花を咲かせました。


(3/24撮影)

このハクモクレンは毎年、同じ箇所(下写真で朱色丸印の箇所)で剪定を繰り返していたため、そこがグローブ状に肥大化してしまっています。


(’14/3/29撮影)

4年前から、この肥大化している部分を切除して減らしていっているのですが、これにより枝が充実し、その結果、花が増えたようです。
ただ、肥大化しているところを切除するため、木に負担がかかります。
このため、切除するのは1年に1、2箇所だけとし、花が終わった後に行うようにしています。

モクレンの花は短く、花が散って下写真の状態になりましたので、今年も肥大化している部分を1、2箇所切除することにします。

今年は上写真の朱色丸印で示す2箇所を切除することにします。

手鋸で切り落とします。

上写真でもわかるとおり切り口が大きいため、念のため切り口に癒合剤を塗っておきます。
癒合剤は幾種類か市販されていますが、今回使用するのは「カルスメイト」(カルス:癒合組織)です。

成分は酢酸ビニル樹脂その他とありますので、木工用ボンドを塗るようなものなのでしょう。
そう言えば、以前、薪ストーブの炉台や炉壁のタイルを貼る際に用いたセメント混和材(NSハイフレックス)も酢酸ビニル樹脂でしたので、本当にいろんなところで木工用ボンドが活躍しているものです。

切り口に塗布します。

ところ変わって、下写真は裏庭の現況です。

3年前の主屋の改修工事により、室内から上写真のように眺められるようになったこともあり、少しずつ手を入れています。

この裏庭には、昔の離れから庭を散策?できるように踏み石が敷かれています。

ツツジが大きくなって踏み石が隠れてしまっていますが、上写真で朱色線のルートで奥へと続いているようです。

この通路を復元すべく、ツツジを小さく仕立て直すことにします。
比較的短いヒコバエだけを残して切除。

若木であれば再生しやすいでしょうが、老木でこれは負担が大きすぎるかもしれません・・・。

大胆な(無茶苦茶な?)剪定により剪定屑もたくさん発生しました。
葉は畑のマルチ材として活用します。

枝は薪ストーブの焚き付けやボイラーの燃料とします。

主屋の室内から見える景色も、庭の奥側まで見通せるようになって良い感じです。

この裏庭は古いもので、先祖が自らの手で造ったものだと思います。
本職の手による前庭よりも、私にとっては、こうした素朴な庭のほうが祖先の自然観が窺えるようで親しみやすくもあります。
このため、いかにも日本庭園と言う庭ではなく、背後の里山へと続いていくような自然な感じの庭(現在流行している落葉樹の庭と言うわけでもありません)にしていきたいと思っています。

<続きます>

果樹園の再生(19)ユズの播種(台木用)

現在の畑の様子です。

写真では伝わりづらいですが、様々な花が咲き乱れ、まさに地上の楽園と言った様相です(^_^)

黄色い菜の花。白い花はダイコンやソラマメです。

そして、ピンク色のモモの花も満開です。

これなら今年も収穫を期待できそうです。

下写真は白い花と菜の花との組み合わせです。

この白い花はナシの花で、2年前に苗木を植え付けたものが初めて花をつけました。

可憐な花です。

このようにモモやナシなどの落葉果樹はすこぶる元気に育っています。
その一方で常緑樹のミカンは調子が良くありません。
以前、小さいうちは寒さに弱いため防寒したほうが良いと教えてもらい、この冬は藁コモをかけてありました。

その藁コモも、暖かくなったため外すことにします。

昨年の今時分に比べると葉に照りがあるように感じます。
油分が寒さを防ぐそうですので、防寒対策の効果があったのかもしれません。

下写真は同じ敷地内にあるユズの木です。

亡き父が植えたもので、既に大きくなっています。
毎年たくさんの実をつけて元気も良いため、ミカンを含めて柑橘類は容易に育つだろうと思っていたのですが・・・。
そして、余り期待していなかったモモやナシの調子が良いとは、何事もやってみないことにはわからないものです。

ミカンの調子が良くないことから、ほかにも場所を変えて育てたいと思っています。
そのためには苗木の本数が必要となりますので、時間はかかりますが苗木から作ることにします。

まずは台木にする親木が必要となります。
親木にできるかもしれないと、咋春にデコポンの種を播いたのですが、柑橘類なら何でも親木にできると言うわけではないらしいのです。

調べてみると市販の苗木はカラタチの実生苗を台木に用いているようですが、我が家にはカラタチがありません。
カラタチ以外ではユズも台木にできるらしく、昔はユズ台を使っていたそうです。

と言うことで、先のユズの木から熟して落ちている果実を拾って採種・播種することにします。

洗って乾燥させます。

時期的に少し遅いのかもしれませんが、採種した種の一部をポットに播きます(残りは保存して来春に播種)。

土の乾燥を防ぐため、柿の木の下に置いてあります。
無事発芽すれば、大きな鉢(または畑)に移植するつもりです。

市販されている苗木の状態になるまでに4、5年はかかるとし、そこから収穫までにさらに数年。
気の長い話です。

竹ボイラーの導入(31)自作パネルヒーター④空気抜弁とパイプ内洗浄

前回、銅管をハンダ付けして本体(熱交換器)を組み立てました。

この銅管はアルミ製アングルの支柱で支えますが、両者が直接接しないように(異種金属接触腐食対策として絶縁)グロメットを介して取り付けます。
それぞれのサイズは下記のとおりとしています。

  • アングルにあけた穴の径:φ20mm
  • グロメットのサイズ:φ19mm(外径)×φ15mm(内径)
  • 銅管の口径:φ15.88mm(外径)

銅管の口径と同サイズのグロメットがあれば良いのですが、自作かつ費用を抑える場合には市販品を組み合わせるしかなく、その制約から上記の組み合わせとしています。
このため、グロメットを銅管とアングルの穴に嵌め込むのがキツくて手間取ります。

なんとか取り付け完了。

銅とアルミ、そのメタリックさが意外に格好良いかも。
最終的には器具全体にカバーを被せようと思っていましたが、これなら剥き出しのままでも良いかもしれません。

前回、ハンダ付けに苦労した本管との接続アダプター(G1/2オネジ)です。

実は、本管との具体的な接続方法についてはまだ決まっていません。
とりあえずアダプターについてはネジ接続とし、サイズ(1/2in.)は銅管(φ15.88mm)や本管(架ポリ13A)に見合ったもので、種類は脱着しやすいように平行ネジ(G、ガスケット使用)としています。

一方、空気抜弁(エアーベント)を接続する箇所(下図参照)はRc1/2メネジの接続アダプターを取り付けてあります。

これは、空気抜弁の接続口がテーパ・オネジ(R、シールテープ使用)になっているためです。
このサイズが1/2in.(15mm)の空気抜弁は5,000円程度するのですが、安く入手できないものかとヤフオクで探したところ、たまたま3/8in.(10mm)のもの(下写真で右側)が1,000円で出品されていました。
1/2in.も3/8in.も性能(空気吐出量)は同じで、接続ネジの違いだけのはずだと思いますので、これを落札しました。
既に銅管側が1/2in.になっていますので、これに接続できるようにブッシング(下写真で左側、Rc3/8-R1/2)を噛ませます。

ちなみに、ブッシングを含む継手には材質が可鍛鋳鉄(安価)やスレンレス(高価)のものがあります。
安価なほうを使いたくなりますが、ここでもガルバニック腐食を考慮して選定する必要があります。

  • 空気抜弁:SUS【確定済】
  • ブッシング:鉄 or SUS【未定】
  • アダプター:銅(黄銅)【確定済】

ブッシングに鉄のものを使う場合、SUS×鉄、銅×鉄のいずれにおいても腐食が生じるかもしれません。

このため、両者の電位差が小さくなるスレンレスを使うのが安全そうです。
このように管材はネジの種類(R、G、etc)に加えて材質(鉄、銅、SUS、合成樹脂、etc)の違いもあるため、非常に種類が多く、頭が痛くなるところです。

さて、これらはテーパネジ(R)ですので、オネジ側にシールテープを巻いたうえ、ねじ込んで接合します。

コンプレッサーのエアー配管と同じ要領とは言え、テーパネジなので締め加減が分かりづらく感じます。
このため、私のような初心者は施工不良によりネジ接合部から漏水することも想定し、締め直しができるような配管にしておくのが安全かもしれません。

ところで前回、銅管をハンダ付けする際にフラックスを使いましたが、それが残っていると銅管を腐食してしまうそうです。
銅管の外面は雑巾で水拭きすれば良いだけですが、問題は内面(パイプ内)です。
そこで、パイプ内に水を流して洗浄することにします。

洗浄が終われば、床暖房パネルを作製したときと同様に水圧をかけて水圧試験を行います。
初めてのハンダ付けで不安もありましたが、どこからも漏水することはなく、うまくできていたようです。

<続きます>

里山再生:シキミの植え付け

先般、枯死したスギの木を伐採し、その前後に土留めを施しました。

この近くには大きなクリの枯れ木があったのですが、これも既に伐採しました。

このクリの伐採跡の周囲には空いている(フキの自生地)ため、クリに代わる樹木を植えることができます。
これまでは近くにスギの木があり、これを伐倒するときのことを考えると新しいものを植えづらかったのですが、伐採したことで安心して植えられるようになりました。

で、何を植えるか?です。
果樹にしたいところですが、この場所は東側の離れと西側の里山に挟まれているため日当たりが良くありません。

日陰でも果実が生るような果樹があれば良いのですが、そうしたものは思いつきません。
以前クリの木があって、たくさん実っていたのが不思議に感じますが、昔の離れは平屋で、その屋根を超えて大きくなっていたため日照が得られたのでしょう。
かと言って、屋根を超えるほど大きくなれば、落ち葉により雨樋掃除に苦労することになりかねません。
そう考えると、常緑で、少なくともクリのように大木にならない樹木にするのが良さそうです。

そのような樹木で、しかも実用的なものとして思う浮かぶのが神事に用いられる「サカキ」です。
しかし、サカキは既に庭にありますし、里山にも自生しています。
では、仏事用の樹木と言えば「シキミ(当地ではシキビ)」や「ヒサカキ(当地ではビシャコ)」です。
ヒサカキについては温暖化の影響なのか至るところに生えていますが、シキミは見掛けたことがありません。

シキミはマツブサ科シキミ属の常緑小高木で、その実は死ぬ可能性があるほど有毒(シキミの語源は「悪しき実」からとも)だそうです。
もちろん仏前に供えるのは実ではなく枝葉のほうで、葉はこのような半日陰のほうが色艶が良くなるかもしれません。
そんなわけで、シキミを植えることにします。

ホームセンターで購入してきた苗木(1,000円程度)をクリの切り株のところに植え付けます。

周囲の土は既に腐葉土化していますし、今後もクリの切り株や根がシキミの成長を助けてくれることでしょう。

ところで、苗木を植え付ける際に切り株のところを掘っていたところ、地中から大きな石が出てきました。

以前、クリの木の根元には米蔵(昭和20年代に解体)に使われていた石が積まれていたため、その残存物のようです。

クリの幹の断面形状が三日月状になっているのは老木で中心部が朽ちたのだろうと思っていましたが、実は石が埋まっていたためだったのです。

米蔵を解体した昭和20年代にはクリの木は小さかったことになりますが、私には大木のイメージしかないためとても意外に感じます。

果樹園の再生(18)ビワの接ぎ木

敷地内にある下写真のビワの木(栽培品種)ですが、昨年は数年ぶりに収穫することができました。


(昨年6月撮影)

以前は何本かの主枝が横に大きく張り出していたのですが、2、3年前に降雪や台風が襲来した際、立て続けに折れました。
そして上写真のとおりスッキリした樹形になったことで、樹勢が回復して結実するようになったのではないかと思います。

一方、このビワの木の樹齢は40年程度です。
まだ40年と言う気もしますが、栽培品種の接ぎ木苗を植えたものですので、ひょっとすると寿命に近づいているのかもしれません。
そんなわけで、この木から穂木を採って接き木をして残すようにしておいたほうが良いだろうと思っていました。

接き木をするには、もちろん穂木だけでなく、親木とする木(台木)も必要になります。
里山(敷地沿いの林縁部)には自生(野生化)のビワの木があるため、毎年こぼれ種からたくさん発芽します。
ほとんどは草刈り時に刈ってしまうのですが、台木用に残したものが下写真のとおり大きくなっています(高さ1m程度)。

一昨年発芽したもの(2年生)です。
台木としてちょうど良いぐらいの大きさと太さですので、今回、これを使って接ぎ木をすることにします。

台木を途中で切り、そのうえに穂木(前年枝から採った接ぎ穂)を挿します。

それほど難しい作業ではないとは言え(小刀と接ぎ木テープを使用)、私自身、学生のときに農場実習で触った程度の記憶しかなく、間違った方法の可能性が大のため、手順は省略します・・・。
写真にも自信の無さが現れてしまったようで、肝心な部分がピンボケです(被写体が小さく、iPhoneのカメラでうまくピントが固定できませんでした)。

今回の接ぎ木は台木を植えたままの状態で行いましたが(居継ぎ)、水やりをしたうえ乾燥を防ぐためビニール袋を被せておきます。

ところで、里山に自生しているビワの木が大きくなって敷地側にせり出してきているため、その一部を昨年の冬に伐採しました。

伐採から一年が経過し、切り株から萌芽したものが大きくなっています。
これを見て思うのが「接き木の台木には先に行ったとおり実生のものを用いるのが一般的。では、切り株から萌芽したものに継ぐことはできないのか?」
詳しい方が見れば呆れるようなことかもしれませんが、物は試しで、ひとつの枝に継いでみることにします。

果たしてどうなるでしょうか。

<続きます>