今の時期、雨後には裏山に入ってシイタケのホダ木を確認するようにしています。
下写真は3年前にカシの木を伐採して植菌したものですが、昨秋からシイタケがあがるようになっています。
今年は昨年ほどの勢いはありませんが、それでも雨毎にこんな感じであがってきてくれます。
ホダ木は、昨年は収穫時期(秋と春の年2回)だけ自宅まで引き上げてきていたのですが、今年は裏山への小径を設けたことから裏山に置きっぱなしにしています。
幹の太いところは短く玉切りして、木口にも種駒を打っています。
あがり方は少ないものの、木口からもあがるようです。
以上は3年前に伐採・植菌したホダ木になりますが、2年前に庭の老木(シラカシ)をホダ木にしたものは下写真のような現状です。
とてもシイタケは期待できそうにありません。
このホダ木は薪用に玉切りしたものを使いましたので、事前に葉枯らし(原木の水分を抜く)をしていなかったのがダメだったのでしょうか。
まあ、樹齢100年以上で衰弱していましたので、その影響のほうが大きいかもしれません。
昨冬はホダ木を作りませんでしたので、今冬は作るつもりでいたところ、9月の台風21号襲来時に裏山のカシの木が倒れました。
危うく、昨冬に植えつけたクリの苗木を巻き込んでしまうところでした。
倒れたカシの木の根元を見ると幹が畑側に前傾していたことがわかりますので、台風の風に耐えきれず折れてしまったようです。
根元からはひこばえが成長していますので、次はこれが大きくなってくれることでしょう(それでも真横にツバキと竹が2本ずつあって密集状態ですが・・・)。
倒れてから約2ヶ月が経過し、現在、下写真のように葉が枯れた状態になっています。
シイタケ栽培で葉枯らしの期間は1〜2ヶ月程度とされていますので、玉切りして植菌することにします。
幹の直径は10cm前後でシイタケのホダ木にするにはちょうど良いぐらいです。
長さ90cmの原木が5本取れました。
植菌用のドリルビットを使って穴をあけて、ゴムハンマーで種駒を打ち込んでいきます。
種駒は100個入り(500円弱)のものをホームセンターで購入してきましたので、原木1本当たり約20個です(標準はφ10cm×90cmの原木で25個)。
ちなみにホームセンターには種駒だけでなく原木まで売っていました(植菌していないもので1本1,000円!)。
全ての種駒を打ち込みました。
裏山に戻して仮伏せ(本伏せ)とします。
ところで、ホダ木にした幹部分以外も有効活用します。
枯れ葉は畑のマルチ材(肥料)として利用。
枝は薪ストーブの焚き付けやボイラー(導入予定)の燃料とします。
台風のお陰と言えばお陰で、いち早くホダ木を作れました。