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自然農:トマトの野草化

野菜の栽培は無施肥で行なっており、畑の地力頼みです。
このため肥料分を多く必要とするウリ科の野菜(スイカなど)はイマイチでまだ時期尚早と言った感じです。

このため、これまでは肥料分をあまり必要としないマメ類が上出来だったのですが、畑の状態が変わりつつあるのか、ナス科の野菜が元気に育つようになってきました。

夏野菜ではナスやトマト。
下写真は種(市販のF1種)から育てたミニトマトです。

支柱や棚はありませんので、横方向に広がっています。
ミニトマトは大玉のものより丈夫ですし、ブッシュ状に広がることを期待しています。

さらにはミニトマトは自生しやすい野菜ですので、来年から野草化してくれることを目論んでいます(^_^)
このためは質より量が重要になりますので、脇芽を挿して増殖させることにします。

梅雨どきの雨の合間に脇芽を欠きます。

芽欠きは通常、病原菌予防のため晴れ間に行うものとされています。
雨の合間にしているのは、水遣りの手間を省き、活着のしやすさを重視しているからですが、元の株まで枯れてしまったら元も子もありませんよね・・・。

どの場所が適しているかわかりませんので、いろんなところに挿してみます。

ちゃんとつくでしょうか?

ところでトマトは今時分は大抵元気なものですが、実が生りだしたと思うと青枯れしてしまうことが多いです。
そのため昨今は接木苗が好まれるわけですが、青枯れ病の原因のひとつは化成肥料の多用とも言われています。
我が畑のような無施肥の状態で青枯れ病が発生するか否か、注目しているところです。

トマトに続いてサトイモも株分けして増やすことにします。

このサトイモは5年以上、この場所で育っています。
当地では、特別な保存をせずともそのままで冬越ししますので、まさに野草状態です。
ただ、ほとんど収穫していないので、子芋、孫芋で満員御礼状態になっています・・・。

そこで新天地へと移すべく、子芋の一部を掘り起こします。

それぞれの芋を畑のいたる所に別々に植えます。

一所に植え、その場所がサトイモに適していなかった場合、全滅しかねませんが、このようにすれば危険分散にもなりますし、サトイモの適した場所を知ることもできます。

ダイコンの種(莢部分)が乾燥していますので、ついでに採種しておきます。

これまで気づきませんでしたが、ダイコンの莢が乾燥して白くなるとダイコンそっくりですね。
上写真のものだと、無数のダイコンが空に向かって飛んでいっているように見えます。
まさにダイコン宇宙といった感じで壮観です。
来シーズンもこのような感じにダイコンが育ってくれますように(^_^)