土蔵の修繕(6)柱・土台等の取り替え

大工さんに柱や土台などの構造部分を取り替えてもらうため、その事前作業として前回、土台基礎の補修などを行いました。

また、取り替える予定の柱について、その下部に取り付けられている鉄板を外したところ、シロアリ被害により断面の2/3程度が欠損していることがわかりました。

<鉄板の取り付け状況>

<シロアリ被害の状況>

元々この柱も取り替える予定でいたのですが、鉄板で覆われてシロアリ被害が隠れていたため、比較的しっかりしていると思っていたほどなのです。

ところで、この鉄のカバーは柱に直接、雨がかからないようにし、ひいてはシロアリなどによる腐朽を防止するためのものだと思います。
それなのに、この覆われた箇所だけがシロアリ被害に遭っているような有り様です・・・。

そう言えば、主屋の改修工事を設計・監理していただいた建築士さんが「木材にこのようなカバーをするのには良し悪しがある」と仰ってみえました。
完全にカバーされているのならまだしも、中途半端な状態で雨水が入ってしまえば木材が乾きづらくなりますし、また、通気が遮断されることでシロアリにとって住み心地の良い環境になりそうです。

さらに、この柱の近くには以前、センリョウなどの植物が自生し、柱の下部を覆っていました。

通気の悪さに加え、植物により適度な湿気が補われ、シロアリにとっては天国だったわけです・・・。

ほかにも同様に鉄板が取り付けられている柱がありますので、鉄板を外して確認することにします。
鉄板の下には、さらに板の覆いが取り付けられています。

厳重と言えば厳重ですが、その分、シロアリ被害などが見つかりにくくもなり・・・。

この板の覆いも外します。

先の柱以外はなんともなっておらず、やれやれ一安心です。

そして、当初の予定を早めていただき、大工さんによる施工が始まりました。

仮の柱で屋根を支え、既設の柱や土台が撤去された状態になっています。
柱と土台の樹種は檜で、梁は赤松です。
また、土台には防腐効果を期待して塗装(オイルステイン)してあります(据付前にDIY)。

何のトラブルもなくアッと言う間に完成。
さすが大工さんです!

下写真の面(南側面)は土壁で仕上げられるようにしていただきました。

わざわざ土壁にしなくても適当な外壁材を張っておけば十分なのですが、反対の北側面(上写真で奥側)が土壁になっていますので、こちらも土壁にすると統一がとれそうです(昭和初期に鶏小屋を設ける前はこちらも土壁だったのだと思います)。
手間はかかりますが、材料はタダ(主屋の改修工事で発生した壁土)ですからね(^_^)

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