月別アーカイブ: 2017年6月

果樹園の再生(10)ビワの収穫

今年3月にビワの木を大きく剪定しましたが(下写真は剪定前のもの)、そのビワの収穫時期を迎えました。

このビワの木は樹勢が弱っていたため、何年もの間、花がついて着果するものの直ぐに落果してしまい収穫できずにいました。
それが、今年は見事に収穫できるようになりました(^_^)

特に新しく生えてきた枝での実つきが良いです。

摘果や袋掛けなどの管理は一切やっていませんが、市販のものに遜色ありません。

神がかった剪定技術だと思いたいところですが、林縁部に自生しているビワもこのとおり大豊作です。単に今年はビワの生り年のようです。

ところで、自生しているいくつかのビワの木を観察すると、木によって果実の大きさやつきかたが異なっています。
下写真は上写真の木のものですが、果実の大きさは栽培品種の半分程度です。

その隣の木のものはさらに小さいですが、ブドウの房状にたくさんの果実がついています。

それぞれの果実の大きさを比較すると下写真のとおりです(右が栽培品種のもの)。

自生(実生)のものなんてダメダメだと思っていましが、一定の果肉はあり、これはこれでジュースなどの材料として使えそうです(ジュース用にバケツ一杯収穫しました)。

ところで、栽培品種に対して山に自生しているものを「山ビワ」と呼ぶものと思っていましたが、これは誤りで「ヤマビワ」(葉の形がビワに似ていて、果実は食せない)という種が別にあることを最近知りました・・・。
これまでのブログ記事でも自生のものを「ヤマビワ」と書いていますが、恥ずかしながら間違いです。

実生と言えば、デコポン(ミカンの品種のひとつ)の種子をポットに播いておいたところ先ごろ発芽しました。
野菜用のポットでは窮屈でしょうから畑に移植してあげます。

実生だと何が出てくるのか分からないという博打に似た楽しみがあっていいかも(それとも台木にする)!?

その点、接木苗は確実です。
昨年植えたモモは早くも10個の実をつけています(まさに桃栗三年です)。

摘果するのがセオリーですが、欲張りなので10個の収穫を目指します(^_^)

<続きます>

里山再生:タケノコの収穫

自宅裏の里山には「マダケ」(当地では「イモクシ」と呼びます)という種類の竹が生えていますが、そのマダケのタケノコがあがってくる時期になりました。
スーパーなど売っているタケノコは「モウソウチク」という種類の竹のものがほとんどですが、「マダケ」のタケノコももちろん食べることができます。
そして、うまい具合に竹の種類によってタケノコが上がる時期がずれているため、当地では4月下旬から「モウソウチク」、続いて「ハチク」、そして6月に「マダケ」と言うようにタケノコの季節が続くわけです。

では、里山のなかに入ります。

山のなかは歩きやすく見通しも良好です。
このときばかりは、冬季に整備した甲斐があったと思います(^_^)
ただ、この時期にはマムシがいますので足元には要注意です。

タケノコ発見!

上写真に写っているものがちょうど採り頃になります。
「モウソウチク」のタケノコは鍬を使って収穫しますが、「マダケ」の場合は手や足で根元付近を折るようにして収穫できますのでラクチンです。

1時間もかからずにこれだけ収穫できました。

山に入ったついでに、シイタケのホダ木を山の中に戻しておきます。
秋から春までの間、収穫しやすいようにホダ木の一部を自宅近くに引き上げてきてあったのです。

昔はこの里山にも松の木がたくさんあったと聞きますので、シイタケどころかマツタケがあがっていたのかもしれませんね(今とは逆で、昔はマツタケが一般的で、シイタケが高級品だったそうです)。