月別アーカイブ: 2017年6月

自然農:クローバー草生栽培(夏野菜)

(このブログ記事は日照りが続いていた一週間程前のもので、その後の降雨により状況が変わっています。)

菜種梅雨の頃にポットに種蒔きしたスイカは、現在、下写真の状態にまで成長しています。

連休時分に市販されているポット苗ぐらいの大きさです。
無肥料で畑の地力頼りなのですが、現状の地力ではスイカの栽培は厳しいのかもしれません。
ただ、このような幼苗時にはウリハムシが付きやすいものですが、全く付いていないのが意外です。
過酷な環境に育っているだけあって、案外頑強なのかもしれませんね。

こちらはスイカと同じウリ科のキュウリ(地這い)です。
ホームセンターで買った苗を植え付けたものなので既に大きく育っています。

もちろん無肥料ですが、キュウリが育つぐらいの地力はあるようです。

キュウリが生り始めましたので、二番手のキュウリの種を蒔いたところ発芽しました。

キュウリ(左)に近接してスイカ(右)が生えていますが、これは4月に直播きしたものです(スイカのことを忘れてキュウリの種を蒔いたわけです・・・)。
先にスイカの成長がイマイチと書きましたが、自然状態では今時分はこの程度の大きさが本来なのかもしれませんね。

ところで、下写真は雑草対策として畑一面にクローバーを生やしているところの現状です。

昨秋、クローバー草生栽培としてダイコンやニンジンの種を蒔きましたが、幼苗時にクローバーの勢いに押されてイマイチの結果に終わりました(と言ってもニンジンの花が咲いているように大きく育つものもありました)。

夏野菜でうまくいくかどうか、実験的にクローバーの中でキュウリを育ててみることにします。

地這いのキュウリですので蔓がクローバーの上を這っていくのを期待していますが、どうなるでしょうか。

ちなみに昨夏はクローバーがそれほど広がっておらず、クローバーが育っていないところにはメヒシバなどの雑草が密集していました。

その後、冬・春の間にクローバーが一面に広がったことで、今夏は雑草の生える余地がないような感じです。
雑草を抑えつつも、キュウリが育ってくれればクローバー草生栽培は最高なのですがね(クローバーは地下茎を広げますので、一般的な家庭菜園を行う場合には絶対禁止です)。

通常?の畑では、被覆材(春草が枯れたものや庭木の剪定枝葉)により雑草が抑えられています。

被覆材は土壌中の水分の蒸発も防いでくれているようです。
日照り続きのなかでも先般種を蒔いたダイズが発芽しています。

通路部などの被覆が少ないところでは夏草(メヒシバなど)が生えてきています。

なるべく草刈りしない考えでいますが、どこまで草刈りしないでいられるものか・・・。

庭木の剪定(13)サツキ&ツバキ

早くも6月も下旬になりました。
旧暦だと皐月(5月)の下旬になるのでしょうが、庭木のサツキも暦通り花の時期が終わりつつあります。
サツキもツツジと同様、来年の花付きを良くするには花が終わって間も無く剪定するのが良いようです。
そこでサツキを剪定することにします(刈込鋏使用、下写真は剪定後)。

新芽が固まったツバキやツゲも、ついでに剪定しました。
上写真に写っているキンモクセイも新芽が伸びてボウボウになっているため剪定したいところですが、初秋に例の香りを楽しむため放っておくことにします(花後に剪定予定)。

裏庭のサカキやツバキなどもザッと刈り込んでおきます。

我が家の庭木は老木が多く、既に一定の樹形に落ち着いているため、剪定は軽く刈り込んで現状を維持するものがほとんどです。
新たに仕立てているのは先般剪定(みどり摘み)したマツと、下写真のサザンカぐらいです。

このサザンカは自生したもので、3年前の冬は下写真のように1箇所から放射状に数本の枝が出た状態(車枝)になっていました。

このまま自然に任せて成長させたいところですが、満員御礼状態!?の庭ですので、この程度の大きさ(樹高約2m)で抑えざるをえません。
そこで、この高さで芯を止めて「玉散らし」の形に仕立てるべく、これまでに車枝の整理を行ってきました。
そして、今回初めて刈り込んでみます。

こんなものでしょうか。
次年以降も同様に刈り込むだけですむので負担になりません(剪定に10分もかかりません)。

続いて、サツキの垣根を刈り込みます(下写真は剪定後)。

下水工事の影響で枯れた木の箇所には、今年4月に苗木を植え込んでいます。

その苗木はこのところの日照りで葉が萎れ気味ですが、ちゃんと花を咲かせていましたので根付いていることでしょう。

剪定によりたくさんの枝葉が生じますが、それらは畑の被覆材(腐れば堆肥)として利用します。

剪定自体は面白くも楽しくもない作業ですが、タダで最高の被覆材や堆肥を得られると思うと俄然やる気になります(^_^)

さて、この時期の剪定で残すはマキの垣根となりました。

昨年10月に剪定していますので軽く刈り込むだけなのですが、延長が50mもあって一仕事になります・・・。

<続きます>