月別アーカイブ: 2016年11月

シラカシの萌芽更新(芽かき)

以前のブログ記事でも触れましたが、昨冬に庭のシラカシを伐倒しました。

下写真が伐倒前のシラカシです。

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樹齢100年以上の老木で、胴吹き(幹からの萌芽)が多いなど樹勢が弱っていました。
また、幹のなかほどに大きなウロ(下写真、伐倒後に撮影)があり、剪定で木に登っているときに折れると危険なので伐倒することにしました。

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カシなどの広葉樹は伐倒しても切り株から新芽が出て再生されます(萌芽更新)。
このシラカシは老木のため萌芽は期待していませんでしたが、今春勢いよく萌芽しました。
現在の状況が下写真です。

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この1年で高さ1m程度まで成長しています。
新芽の数の多さと勢いの強さで、まるで爆発しているかのようです。

今は新芽の数が多くても、このまま放っておけば自然と数本が残るのだと思います。
しかし、一応は庭ですし、このシラカシも庭木として仕立てるつもりです。
そこで、「芽かき」を行うことにします。

芽かきは、勢いのある新芽を数本残すようにします。

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とりあえず3本を残しました。
萌芽更新では低い位置で萌芽しているものが良いと言われていますので、最終的には写真手前のものを残すことになるかと思います。

同じくシラカシですが、2年前の冬に伐倒したものもあります。
先日来たくさんのシイタケが上がっているホダ木の原木です。

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翌春に切り株から萌芽し、2年経過後の現在は下写真のとおりです。

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こちらは老木ではなかったため、先のシラカシよりもさらに勢いがあります。
既に高さ2m近くまで成長しています。
先のシラカシ(伐倒後1年)の高さが1m程度でしたので、1年で約1m成長するわけですね。
15年後には15mとなり、次の伐倒ができるかもしれません。

こちらも芽かきします。

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隣接して大きなスギがありますね。
これも伐倒する時期が来ているのかもしれません。

薪ストーブの導入(27)タイル目地埋め

前回、炉台のタイルを敷きました。

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今回はタイルの目地を埋めます。

ホームセンターなどには目地用のモルタル(プレミックス)が売っています。
様々な色のものがありますが、普通のセメントに比べ高価です。

使用したタイルは天然スレートで、目地の色は同系色が合うように思っています。
であれば、通常のセメントの色で良さそうです。
そこで、タイル敷きに使用したセメントや珪砂を使って目地モルタルを作ることにします。

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セメントと珪砂に加え「hiメトローズ」(上写真で前列左の小袋、ホームセンターで1袋150円程度)というセメント混和材も使います。
タイル敷きで使用したセメント混和材の「NSハイフレックス」は接着力を増強するものでしたが、こちらの「hiメトローズ」は保水性を向上(ひび割れ防止)するものです。
おそらく市販の目地セメントも、こうしたものを配合して作られているのだと思います。

また、目地埋めの施工には「ゴム鏝」や「ゴムへら」を使うそうですが、素人の私はもちろん持っていません。
左官屋さんでもないのにゴム鏝を買うのもどうかと思っていたら、ホームセンターにゴム鏝の替えゴム(300円程度)が売っていました。
ちょうど所有している中塗り鏝のサイズ(210mm)と同じです。

中塗り鏝に両面テープで取り付けて使うことにします。

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では目地材を練ります。
配合はタイル敷きに用いたモルタルと同じ(セメント:珪砂=1:1.5)とし、これに「hiメトローズ」を適量ふりかけます。
硬さもタイル敷きと同じく耳たぶ程度とします。

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1坪にも満たない面積ですので、これだけあれば充分でしょう。

ゴム鏝を使って、目地を埋めていきます。

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なるほどゴム鏝を使うと、良い具合に目地が埋まっていきます。
鏝を斜め方向に動かすと、さらに目地が埋まりやすいように感じました。

すべての目地が埋まれば、濡れスポンジで表面の汚れを拭き取って完成です。

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ここで丁寧に拭かないと汚れが残るそうです。
多少の汚れは乾燥したあとでも酸性洗剤で落とせるとのことですが、しっかり拭き取っておくにこしたことはありません。

これで炉台部分が完成しました。

<続きます>