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薪ストーブの導入(33)屋内部の煙突設置

前回、ストーブ本体に接続することになる煙突(スライド管、シングル構造)に後付けダンパーを取り付けました。

煙突は、トップから屋根貫通部まで(屋外部分)は既に設置してあります。

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今回、残り(屋根貫通部からストーブ本体)の煙突を設置します。
上部から煙突を繋いでいき、最後にスライド管で調整しながらストーブ本体に接続することにします。

直管と45°曲管(2連使い)を繋ぎます。

stove2-15

45°曲管の2連使いにより線形をシフトさせていますが、このため上写真に示すとおり煙突固定金具(屋根貫通部)を中心に回転する力(M)が作用します。
また、下方への重力(G)も働きます。

これらの力に対抗するため、煙突支え脚(写真で銀色の部材)を取り付けています。

しかし、二重煙突は意外と重く、この支え脚だけでは十分に支えきれず(特に重力方向)、しばらくすると煙突が動いてしまいます。
ストーブ本体まで煙突を接続すれば、ストーブ本体が支えにはなるため、煙突が移動(落下)することはありません。
しかし、煙突は上部から吊り下げるのが基本で、メンテナンスなどでストーブ本体を外すことがあっても、煙突はしっかり保持された状態であるべきだと考えています。

煙突を購入したノザキ産業さまにも相談したところ、煙突取付金具を追加してはどうかとの助言をいただき、部材(下写真)をすぐ手配していただきました。

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これならしっかり煙突を保持してくれそうです。
問題は、この取付金具をどこに設置するか?

大和天井の梁がありますので、そこに取り付けることができます。

stove1-20

ただ、室内から無骨な取付金具が見えてしまいます・・・

そこで、少し手間がかかりますが煙道内に取り付けることにします。

stove1-21

煙道の柱(野縁材ですが)がありますので、それを利用します。

chimney_fittings

<続きます>

薪ストーブの導入(32)後付けダンパー取り付け

前回、ストーブ本体を据え付けました(仮置き)。

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それから、ストーブ本体の煙突接続口にダンパーを接続できないことが分かりました。

stove1-19

通常のシングル管はストーブ本体に接続できますので、シングル管の部分(スライド管)に後付けダンパー(下画像)を取り付けることにしました。

damper

後付けダンパーを購入したのは「Hearth&Home 暖炉家」さま。
6インチ(≒150mm)用が、税・送料込みで1,800円。
他の店舗では同じものが大体5,000円程度ですので、良心的な価格設定ですね(^_^)

取り付け方法がこちらに紹介されていますので、それに従って取り付けます。

まず、取り付け位置にドリルで穴(φ6mm)を開けます。

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スライド管に取り付けますので、将来スライド長さを変更することがあっても(そのようなことはないでしょうが)大丈夫なように、スライド(重なり)部分を外したところに取り付けることにしました。
あと、取り付ける管の長さにもよりますが、真ん中あたりにすると作業がしづらい(手が届かない)です。

特に問題なく取り付け完了。

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上から覗くと、このような感じです。

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全閉にしても煙突との間に隙間があり、密閉されるわけではありません。
ストーブ燃焼中に誤操作で煙突を密閉すれば大変なことになると思いますので、その辺りの配慮がされているのかもしれませんね。

スレンレス管への取り付けになりますので、肉厚のスチール製ダンパー(6,000円程度)に比べると貧弱な感じがしますが、コストパフォーマンスは素晴らしいです!

<続きます>