月別アーカイブ: 2016年8月

倉庫の整理(3)剪定道具掛け作製

前回、農具掛けを作り、鍬などの農具を整理しました。

農具は、まだ鎌などの小物があります。
ほかに庭仕事の剪定道具もあります。

今回は、それらを整理するための道具掛けを作ります。
いずれも使用頻度の高いものですので、壁掛け式にして、倉庫の出入口を入ったところに設置します。

2つある倉庫のうち古いほうの鉄骨倉庫で、築30年を超えています。
鉄骨の塗装が劣化し、サビが出てきています。
(内部の塗装は一度も塗替していません。)

IMG_3324

道具掛けを設置する前に、この部分だけでもサビを落とし塗装します。
道具掛け自体よりも、このような下準備のほうが大変です・・・
でも後でやるのは更に大変ですので、ここは我慢して作業です!

塗装完了。

IMG_3334

壁掛け式の道具掛けは、壁にベニア板を貼ることが多いと思います。
今回はベニア板ではなく、余りもの(短尺)の羽目板と野地板を使おうと思います。
(無垢の木であれば、処分するときは釘を抜いて燃やすなり、裏山に置いておくこともできます。)

倉庫の胴縁(Cチャンネル)に直接板を張るのではなく、木の胴縁を挟みます。
タッピングビスで胴縁をとめます。

IMG_3335

木の胴縁に野地板を打ち付けます。
道具の形にあわせて留め具(ビス)をとめれば完成。

IMG_3337

こちらは剪定道具関係としました。

出入口を挟んで反対側には、同様に鎌などの農具関係のものを設置しました。

IMG_3452

<続きます>

井戸の再生(12)竹蓋作製(2個目)

前回、井戸の竹蓋を作りました。

IMG_3825

初めてにしては上出来だと自己満足しています(^_^)
ただ、竹を編むシュロ縄が斜めになってしまったのが反省点です。

自宅敷地内にはこの井戸とは別の井戸もあります。
そこで二つ目となる竹蓋作りに再チャレンジします。

今回作製する竹蓋を設置する井戸です。

IMG_3854

この井戸は主屋の表側(南側)にあります。
昔は来客用として使われていたそうです。
前回竹蓋を作ったお勝手用の井戸(主屋の裏側)は陶製の井筒(円形)でしたが、こちらは石材で井桁(四角形)が組まれています。
現在設置されているコンクリート製の蓋(柵板)のうえに竹蓋を重ねることにします。

まずは竹を切り揃えます。
竹は円筒形なので、木材(角材)に比べ固定しづらいです。
そこで、固定用の作業台(角材の上部に切り込み)を用意しました。

IMG_3834

竹を置くと、このような感じになります。
ちょっとしたことなのですが、作業がスムーズにできるようになります。

IMG_3835

前回、竹を編むときにシュロ縄が斜めになってしまったことから、今回は編む位置にマーカーで印をつけました。

IMG_3836

柿渋を木材に塗布したことがありますが、竹に柿渋を塗布するとどうなるのでしょうか。
二年前に仕込んだ柿渋を初めて使います。

IMG_3841

塗布後の状態です。

IMG_3844

写真ではわかりませんが、青竹は水を弾くような感じで、あまり塗りごたえがありません。
一方の乾燥した竹は柿渋が吸収されていくのがわかり、効果に期待が持てます。
それ以前に自家製の柿渋自体がうまく熟成できているのかという問題がありますが・・・

乾燥のため1日おいて、先につけた印を目印にしてシュロ縄を編みます。

IMG_3850

目印があることがで、今回は斜めになることなく編むことができました。

完成した竹蓋を井戸に設置します。

IMG_3867

コンクリートの蓋だけに比べると趣きがあるでしょうか?

<続きます>