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庭の整備(59)寄せ植えと植木鉢カバー作製

一昨年の秋、アプローチ入り口のシンボルとして昔、米搗きに使われていた石柱を据え付けました。

上写真は冬に撮影したものですが、石柱の前にハボタン(自家栽培)の鉢植えが置いてあります。
ハボタンは正月の門松に添えたもので、松の内があけた後、とりあえずここに置いたのですが、意外にも石柱と合って良い感じになりました。

ところが、春になってハボタンもトウが立つようになり、鮮やかさが失われてしまいました。

ハボタンは畑に移植するとし、代わりに春から夏にかけて咲く花で寄せ植えすると良さそうです。
早速、マリーゴールドとベゴニアの苗を買ってきて植え付け。

ホームセンターで花苗を購入する際、一緒にお洒落な陶製プランターを買おうとしたのですが、家に腐るほど植木鉢があるのに、これ以上買い込んでどうすると思い直し、結局植木鉢に植え付けました。
素焼きの植木鉢もなかなか良いのですが、問題は縁石上に位置するため座りが悪くて安定しないことです。
そこで、植木鉢2個を安定して据えるための植木鉢カバーを木材を使って作ることにします。

植木鉢のサイズは5号(直径5寸)ですが、実測すると若干大きいためカバーのサイズはφ160mm×2にしています。

必要となる材料は、幅150mm以上の板材と20mm角程度の角材です。
板材については、ちょうど先日、祖父の古いタンスを薪用に解体したなかに使えそうなものがあるため、これを使うことにします。

所定の寸法で木取り。

ビス留めして組み立てます。

オイルステイン(VATON:オーク色)で塗装して仕上げます。

実際に設置してみると植木鉢が安定して座るようになりましたし、見た目も洒落れた感じです。

ところで、上写真に写っている表札は、伐採した庭木(チャボヒバ)を使って1年前に作ったものです。
木製のため長持ちさせようと全体を水性の浸透性塗料(屋外の木部保護用)を塗布してあります(文字等の着色は合成樹脂塗料を使用)。
この水性の浸透性塗料について、オイルステインの水性版かと思って購入したのですが、実際には合成樹脂が配合されており、その塗膜が1年で下写真のとおり剥がれてきました。

文字等の合成樹脂塗装も剥がれてきていますが、先の樹脂保護層のおかげで剥がれが少なくて済んでいるような(と思っておきます)。

昨年購入した浸透性塗料が余っていますので、全体を塗り直しておきます(合成樹脂配合の浸透性塗料など使わず、文字等だけを毎年塗り替えるほうが単純で良いですね)。

軽トラ用 刈払機固定具の作製

草刈りシーズンが始まり、先日も田圃(休耕地)の草刈りに行ってきました。

この田は自宅から少し離れたところにあるため(0.5km程度)、いつも軽トラに刈払機をのせて行っています。
刈払機と言えば、3ヶ月ほど前、倉庫内に収納するための刈払機掛けを作りました。

やはり、決まった収納場所があるのは良いもので、草刈りに対するモチベーションも上がるように感じます(方向としては脱刈払機を目指しています)。

ただ、自宅敷地で使う場合(主に芝刈り)は、これで良いのですが、先のように軽トラにのせていく場合になんとかしたいと思っているのが刈払機の固定方法です。
刈払機自体は頑丈な作りで軽トラの荷台上を転げ回っても壊れるようなものではありませんが、鋭い刃のついたものが転げ回るのは決して気持ち良いものではありません(現在は刈り刃をゴムシートで包むようにしています)。
そこで、軽トラ用に刈払機の固定具を作ることにしたいと思います。
この固定具は軽トラの備え付けにすると他の荷物を運ぶ際に邪魔になるため、刈払機をのせる場合だけ軽トラに取り付けて使用するものとして下図を考えました。

上図のものを2個作って軽トラのアオリに取り付け、刈払機の前後2箇所を固定する考えです。
何やら複雑な構造になっていますが、柱材(4寸角程度)を使えば自重だけで安定するためアオリへの取り付けが不要になり、刈払機(棹部分)を固定する溝を切れば良いだけです。
それにも関わらずこのように複雑な構造になっているのは、手元にたくさんある古材(古民家改修工事で発生したもの)を再利用するためです。

下写真の松板1枚から木取りして作ります(下写真は扱いやすいように半分に切った状態です)。

所定の幅で挽き割っていきます。

反りが大きかったため手押しガンナにかけて木取り完了。

板同士を追い入れ継ぎによりT字に組むため、その溝をトリマーを使って切ります。

私のテーブルソー(マキタの廃盤機種)は上写真のとおりトリマーを装着できるようになっています(簡易的なトリマーテーブル)。
それに自作のフェンス(煙突状のものが集塵装置)を併用しています(今回は中央部の溝切りのため集塵機能は役に立っていません)。

溝切りの手間はかかりますが、組みの強度は上がります。

この立ち上がり部で刈払機の棹を固定するため、そのための溝の大きさと深さを現物あわせで決めます(棹はφ24mm)。

後方は、前方に比べ棹の位置が低くなるため、その分、溝を深くすることにします。

溝は半円形にすることにし、ホールソー(φ28mm)を使って穿孔。

自己満足ですが、こうすると綺麗に加工できます。

次に軽トラのアオリに取り付ける部分を作ります。

釘を打って組み立てる際、木口が割れてしまいました・・・。

これを本体側に溝を切って組むようにします。

ただ、これだけでは強度が足りないかもしれないため金物(金折)で補強しておきます。

最後に虫喰い箇所や先に木割れしたところをパテ埋めして仕上げます。

そして、完成です。

軽トラ用のためザッと作るつもりが、それなりのものになりました。

実際に軽トラに取り付けて刈払機をのせてみます。

これで、さらに草刈りが楽しくなる!?かもしれません。