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倉庫の整理(1)農具掛け作製

前回、竹蓋(井戸蓋)を作製しました。

竹蓋には自宅に隣接する里山から伐り出した竹を使いました。

竹は、我が家の里山だけでなく日本全国であり余るような状態です。
竹を少しでも使いたいと思い、これまでに門松や竹のそうめん流し、土壁の竹小舞などに使ってきました。

門松です。

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投稿の内容に関係ありませんが、写真に写っているネコは野良猫です・・・
ワラのうえは暖かくて気持ち良いのでしょう。

こちらは竹のそうめん流しです。

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土壁の竹小舞(エツリ)です。

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これらは竹を使ったものの定番でしょうか。
ちょっとしたところでも竹を使えないか、そう考えています。

そこで、今回は竹を使って農具掛けを作りたいと思います。

我が家には倉庫が二つあるのですが、荷物で満員御礼の状態でした・・・
ようやく荷物の処分(3年で軽トラ100台分!!)が終わり、これから整理していこうと思っています。
鍬や斧などの農具も使えそうにないものは処分しましたが、それでもたくさん残っています。

鉄骨倉庫の胴縁に農具を掛けたりしていますが、農具にも胴縁にも良くありません。

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そこで、ここに農具掛けを作ります。

○竹は、農具を掛ける竹竿として使います。
○竹竿の支えは木材(角材)で作ります。
○この支え(角材)を倉庫の胴縁(Cチャンネル)に取り付けます。

竹竿の支えは苦手のホゾで継ぐため、図面を描いて寸法を出します。

農具掛け

<続きます>

井戸の再生(11)竹蓋作製

前回、井桁の取り付けまでできましたので、竹蓋の作製にかかります。

竹蓋には、昨冬に里山から伐り出した竹を使います。

この里山は、自宅に隣接し広さ約3,000m2です。
その2/3がマダケの竹林(竹やぶ!?)、残りがクヌギなどの雑木林となっています。
とくに竹やぶのほうは中に入ることすらできないような状態であったため、3年前の冬から竹の間伐を中心に整備を行っています。

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現在、坪(3.3m2)当り竹1本程度の密度で、光が入る状態となっています。
間伐で1,000本以上の竹を伐りましたが、そのほとんどは持ち出さずに山のなかに積んであります。

マダケは直径5寸(15cm)もある太いものから篠竹のような細いものまでが混在します。
直径が1寸(3cm)程度のものは特に唐竹(ガラダケ)と呼ばれ、竹垣などの用途に最適とされています。
根元が太い竹でも上部の細い部分を使えばよいと思われるかもしれません。
しかし上部は先細りであるため、どうしても元と末の太さが異なる竹材となってしまいます。
そこで根元で1寸程度の竹の下部を採ると、元と末の径がほぼ同じで、なおかつ節のない竹材を得ることができるわけです。

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これらが根元で直径1寸程度の竹の下部4mを伐り出したものです。
元と末の径はほぼ同じで、節もあまりありません。

倉庫内でこのように保管しています。

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伐り出したときはもちろん青竹ですが、半年以上の自然乾燥でサラシ竹のようになりました(本来のサラシ竹は、青竹のうちに炭火などで炙って油分を抜きます)。
木材のAD(自然乾燥)材ならぬ竹のAD材ですね!
ただ、自然乾燥ですので、青みが残っているものから白いものまでさまざまです・・・。

井桁の大きさにあわせて切り揃えます。

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黒染めのシュロ縄で編みます。
編み方はこちらの動画を参考にさせていただきました。
シュロ縄は、1列につき、編む方向の長さの7倍程度(3.14×2+α)を用意すると良いです。

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まっすぐに編んだつもりでも、いつの間にか横にそれてしまっています・・・。

井戸桁のうえに被せて完成です!

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まだ立水栓や井筒のモルタル塗りが残っていますが、それらは追い追いやることにして、とりあえず井戸の再生は完了です。

井戸水は、農具を洗ったり、芝生の水遣りなど、思っていた以上に活用しています。
そのうえ、盛夏のこの時期は本当に冷たくて気持ち良い!
外での作業を終えて井戸水で顔を洗うと疲れが吹き飛ぶほどです。

ブログで書くと長くなりましたが、最低限のポンプの据え付けは考える以上に簡単です。
もし活用できそうな井戸をお持ちなら、ぜひとも再生させていただければと思います。

<続きます>