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柿渋の仕込み(搾汁)

今年の柿渋を仕込むため、先日、青柿を破砕・加水するところまで行いました。

この状態で1週間程、発酵させたうえで搾汁することになります。

ところが、今年は破砕にミキサーを用いたためだと思いますが、撹拌しても一日も経たずにブクブクと膨張してくるのです。

ただ、昨年までと同様、ワインのような香りがするようになってきていますので、アルコール発酵が進んでいるのだとは思いますが、失敗!?という一抹の不安も・・・。

そして、とりあえずは一週間が経ちましたので、搾汁することにします。
布を使って液体だけを漉します。

ミキサーの使用により小さく砕けているため、搾汁も容易に行えました。
搾った液体も僅かに粘度があり、良い感じです。
これは昨年までよりも良い!?

搾りカスは柿の木の周りに撒いて土に還します。

柿渋の仕込みはこれで終わりではなく、これから一月程、毎日、撹拌しなけれなりません。
一昨年は、これをサボって、肝心のタンニンを凝固させてしまいました(こうなってしまうと、全く使いものになりません)。

ここが柿渋の仕込みの要だと思いますので、サボることなく撹拌するつもりです。

柿渋の仕込み(ミキサー使用)

4年前から、この時期(8月最終週の週末)には自家製の柿渋を仕込んでいます。
そして、昨年は3回目にしてようやく使いものになる柿渋に仕上げることができました。

昨年までの経験を踏まえ、今年も柿渋を仕込むことにします。
とは言え、1年に1度のことですので昨年の記憶も曖昧です・・・。
その点、自身のブログも備忘録としては役に立つことがあるようで、昨年のものを読み返すとポイントらしきことを書いています。

  • 柿の採取&仕込みの時期は8月末。
  • 渋柿を使う(上記時期に採取の甘柿では失敗する)。
  • 仕込み後、少なくとも1ヶ月間は毎日撹拌する。

と言うことで、渋柿(青柿の状態)を収穫します。

上写真のとおり3つの品種のものを採取しましたが、いずれも渋柿です。

これらの柿を破砕・加水することでタンニンを溶出させることになります。
このうちの破砕について、昨年まではビニール袋に入れた柿を木槌で叩いていたのですが、ビニール袋が破れて無駄になってしまうことが多くありました。
そこで、今年はミキサーを使って砕くことに。

ミキサーを使ったところ、昨年までのもの(下写真)とは大きく異なり、ジュース状に粉々になってしまいました・・・(適当な大きさのときにスイッチを切れば良いと思っていたのですが、実際にはできるものではありませんでした)。

4年前に参加した「柿渋仕込みWS」で、加水は砕いた柿がヒタヒタになるぐらいと教えていただいたのですが、ジュース状だと見当がつかず適当な水加減になっています。
ミキサーで細かく砕くことでタンニンが溶出しやすくなるだろうという目論見もあったのですが、果たして結果は吉と出るか、凶と出るか?