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竹ボイラーの導入(7)ボイラー基礎設置

前回、床下点検口及び換気口を設置するとともに床下の状況を把握することができました。

この結果、下図のとおり配管し、ボイラー(倉庫内に設置)からのパイプを主屋に引き込むことができそうです。

配管ルートの決定により、ボイラーの設置位置(上図)も確定することができます。
そこで、ボイラーの設置箇所に基礎を設けることにします。

ところで、基礎はどのような構造にするか?
基礎にかかる荷重を調べるため、ボイラー(ATOウッドボイラー N-200NSB)の仕様のうち重量に関係する部分を確認すると次のとおり記載されています。

  • 本体乾燥重量:約80kg
  • 貯湯容量:200L(=200kg)

これに配管や燃料などの重さを加味すると、基礎にかかる荷重は300kg程度になりそうです。
300kg程度であれば、下写真のように簡易的に建築用ブロックを並べて基礎にすることができるのでは?

ブロックであれば、将来撤去する際にも再利用が可能で、コンクリート殼の処分に困ることもないでしょう(さらに1個80円程度で購入できて財布に優しいです^_^)。
ただ、気になるのは本来、建築用ブロックは縦置きにして使うものです(設計強度も縦置きでのもの)。
横置きにする場合、ブロックの空洞部分の扱いが問題になりそうです。
地震時には単なる荷重以外の力が作用しますし、さらには貯湯槽内の水が複雑に動くことも考慮しなければならないとなると必ずしも安全だとは言えないように思います。
あまり気乗りしないものの安全を重視し、正攻法でコンクリートを打設して基礎を作ることにします。

基礎の大きさはボイラーの底版サイズ(969mm×510mm)より四方とも70mm大きくします(下図で緑色着色箇所、1,110mm×650mm)。

コンクリート厚は最小限(30mm程度)とし、コンクリートの天端が地面から20mm高くなるようにします。

コンクリート部分の体積を求めると、次のとおり0.022m3(22L)となります。

1.1×0.75×0.03=0.022m3

これから材料(セメント、砂、砕石)の配合量を求めます(均しコンクリートのようなもので適当で良いのですが、手持ちの材料で足りるかを確認するため)。

  • セメント:7kg
  • 砂:16kg
  • 砕石:22kg

※ 体積比率で1:3:4程度

算出根拠はネットで見掛けた次の配合設計(レミコン屋さん)です。

設計強度21N、1m3当たり

  • セメント:320kg
  • 砂:720kg
  • 砕石:1,040kg

それでは、施工にかかります。
まずは型枠の材料から。
廃材の合板を幅60mmで切って型枠とします。

型枠を固定する杭は、以前、井桁形照明を作るに使った角材の余り(100年以上前の古材)を用いています。

地面を40mm程度掘って、型枠を設置します。
たかが40mmですが、100年以上、土間(粘土)のところなのでカチカチに固結していて一仕事(配管時にさらに深く掘ることになりますが、先が思いやられます・・・)。

型枠がコンクリートを均す際の定規(型枠の天端=基礎の天端)にもなりますので、位置と高さを正確に出します。

型枠ができれば、30mm程度の厚さで砕石を敷きます。

砕石と書きましたが、実際には、昨年に井戸ポンプを設置した際に発生したものを再利用しています(自家製RC-40!?)。

先に求めた配合量でコンクリートを練り、型枠内に打設します。

養生後(1週間後)に型枠を外し、ボイラー基礎の完成です。

この基礎の位置を基準として、今後、配管やボイラーの設置を行っていくことになります。

<続きます>

古民家の自然換気(27)井桁形照明3

前回、井桁形の照明カバーを作りました。

照明本体は電球ソケット(LED)ですが、これを竹天井に取り付けるための配線方法を検討します。
竹天井には一定間隔で根太を入れていますので、そこに引掛シーリングを設置すれば、施工が容易で見た目も良くなりそうです。

しかし、この根太は、厨子二階の管理時(掃除等)に合板を置いて作業できるようにするために設置したものです。
このため、根太(45mm角)に引掛シーリングを設置するための穴(10mm程度)をあけることは強度的にできません(根太を設置する際には照明のことは考えていませんでした・・・)。

そこで、下図(断面図)に示す位置に引掛シーリングを設置することにします。

この場合、上図のとおり照明器具の電源コード(丸打ちコード)に1m程度の長さが必要となりますが、市販のもの(50cm程度)では長さが足りません。
このため、引掛シーリング(ソケット)、丸打ちコード(0.75mm2)、電球ソケット(E26)、LED電球(40形)の各部品をそれぞれ購入し、組み立てます。

電球ソケットはキーのないもので良かったのですが(壁スイッチで操作するため)、パナソニックのものは既に生産中止になっていました。
このようなソケットは今時、需要がないのでしょうね。

照明器具側はこれで完成ですので、テストとして電源につないで点灯(竹天井の場所ではありません)。

良い感じです(^_^)
ここの元々の照明器具はプラスティック製カバーのものなのですが、自作のもののほうが部屋の雰囲気に合っているように感じます。
こんなことなら、もう1個余分に作っておくべきでした。

本来の竹天井のほうに取り付けられるようにします。
電気ケーブルは元々の照明器具用のもの(壁スイッチ式)が使えますが、引掛シーリング(ボディ)を取り付けるための架台が必要になるため端材を使って作ります。

この架台を厨子二階の床板に設置し、電気ケーブル(下図でVVF1.6×2C)を接続します。

スイッチON!

今回の照明により、丸太梁(黒色)と漆喰(白色)とのコントラストが際立つように感じます。

今回の照明器具を追加したことで、この部屋(LD)の広さ(15畳)に対して十分な明るさになりました。

古民家の自然換気(26)井桁形照明2

前回、井桁形の照明カバーを作るため、古材(松の板材)から角材(8分×6分)を取りました。

照明カバーの形や大きさは下図のとおりです。

上図に基づき、2組分の作製に必要となる材を木取りします。

  • 上下枠(長さ238mm):8本×2組=16本
  • 柱部分(長さ180mm):4本×2組=8本

上下の枠は井桁に組みますので、溝(相欠き)を切ります(テーブルソーを使用)。

同じものを組み合わせると、正方形の井桁になります。

2組(上下)の井桁を柱で繋ぐため、井桁側にホゾ穴、柱側にホゾを加工します。

組み立て、骨組みの完成です。

ホゾ組みによりしっかり固定されるのですが、高所に設置するものですので念のためボンドも併用しています。

続いて、骨組みの側面に障子を貼るため、障子紙と糊を準備します。

糊は自家製(小麦粉に水を加え熱したもの)です。
障子の貼り替えは、貼るのは楽しい作業ですが、その前段の剥がす作業に苦労するものです。
将来の貼り替えを考慮し、極力粘着力を弱くしておくのが良いように思っています(途中で剥がれてくるかもしれませんが)。

ところで、障子は骨組みの内側に貼ることになり、上下の枠には問題なく糊付けできますが(下図で緑色の囲み)、柱のほうには糊代があるのか?
実は、角材の縦横寸法を異なるもの(今回の場合、8分と6分)にすることで、糊代(下図で水色の囲み。今回の場合、8-6=2分)を設けているのです。

これらの糊代に糊付けし、障子紙を貼ります。

骨組みの内側は狭いため、うまく貼れずシワが寄ってしまいがちですが、直後に霧吹きしておけば綺麗に仕上がります。

古民家の自然換気(25)井桁形照明1

前回、冷暖房時に竹天井を断熱するためのプラダンを設置しました。

この竹天井の居室側には、照明器具を設けたいと考えています。
と言うのは、この部屋(LD)は15畳の広さがあるのですが、その広さに対して現在の照明では少し暗く感じるのです。

  • 直管蛍光灯:40W×1(部屋全体用)
  • 電球型LED:60形×3(食卓用)

部屋の広さに対する明るさの標準値があるそうで、下記サイトを参照すると、この程度の広さの部屋だと約6,000lm(ルーメン)となっています。

・家づくりを応援する情報サイト

一方、現在の照明器具の明るさを算出すると、次のとおり5,430lmとなります。

3,000(直管蛍光灯40W)×1+810(電球型LED60形)×3=5,430lm

先の標準値よりは小さいものの、もっと暗いのではないかと思っていたので意外です。
以前は直管蛍光灯(40W)3本と丸形蛍光灯(30W)2本がついており、次のとおり10,600lmもあったため、それに慣れて暗く感じるのかもしれません。

3,000(直管蛍光灯40W)×3+1,600(丸形蛍光灯30W)×2=10,600lm

そこで、不足分(約600lm)を補う形で、この竹天井部分に下写真のとおり電球形LEDを2箇所追加すると良さそうです。
電球形LEDの種類(明るさ)は、先の計算結果から消費電力の小さい30形(325lm)や40形(485lm)で十分そうです。

その電球形LEDは、そのままぶら下げるのもシンプルで良さそうですが、竹天井に似合うような照明カバーがないものか?

ところで、竹天井自体は一年ほど前に作った井戸の竹蓋から思いついたものです。

この竹蓋を掛けるために、その下には木材で井桁を組んであるのですが、これに倣い、今回の照明には井桁形のカバーを被せれば竹天井と似合うのではないでしょうか。

(井戸)           (主屋)
 竹蓋 ←--------→ 竹天井
 井桁 ←--------→ 井桁形照明

どうでも良いことですが、この関係を拡大すると下図(断面)のとおり、居室が井戸の中に相当することになります。

居室から竹天井を見上げれば、井の中の蛙が外界を見上げたときのように太陽光が射し込むのを感じられるかもしれませんね。

この井桁形の照明カバーは、井桁を作ったときと同様に相欠きとホゾで組んで作ることにします。

材のサイズは8分×6分としていますが、どのような材を使うか?
天井材が「竹」ですので、「松」を使うと縁起が良さそうです。
松なら、ちょうどのこの部屋の天井に使われていた松の古材をストックしてありますので、これをリユースすることができます。

この板材(厚7分程度)から角材(8分×6分)を取ります。

まずは2面を手押しカンナにかけて直角の基準面を作ります。

この基準面に対して自動カンナ盤にかけて、板厚を6分にします。

続いて、テーブルソーを使って8分強の幅で挽き割ります(先に自作した拡張テーブルがここでも活躍!)。

これらを8分の高さで自動カンナ盤にかけます。

これで8分×6分の角材ができました(3尺×12本)。

虫喰い箇所もありますが、100年以上の古材とは思えません。
ただ、手間と時間がかかりますので、古材の再利用にこだわらなければ、ホームセンターでプレーナー加工済みの角材を買ってくるほうが手っ取り早いですね(角材の寸法は限定されてしまいますが)。

<続きます>

動物侵入防止ネットの作製(2)

前回、古い建具を再利用して動物侵入防止ネットを作りました。

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今回はこれを取り付けます。
取り付けるのは下写真の箇所(厨子二階の外壁)です。

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現状では、ここからしか厨子(ツシ)二階へ上がることができません。
所有者の長老ご自身はもう上がることはないとおっしゃってみえますが、修繕工事などの際に入る場合があるかもしれません。

そこで、丁番をつけて開閉できるようにします。

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狭いところなので手間取りますが、なんとか取り付け完了。

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このように開閉できます。

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しかし、間口の高さは実質1尺(30cm)程度ですので、成人がここから入るのはかなり難しそうです。
長老ご自身は入ったことがあるとおっしゃってみえましたが、小柄なので可能だったのかもしれません。
なんらかの修繕時に厨子二階へ上がる必要がある際は、天井を破ることになるのかもしれません。

ちなみに我が家も同じように厨子二階への出入り口が塞がれていました。
主屋の改修をどうするか悩んでいたとき、まずは雨漏りする屋根裏(=厨子二階)の状態を確認せねばと考えました。

そこで、天井に穴をあけて入ることにしました。

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雨漏りで天井板が腐っているので、穴を開けるのは簡単です・・・

しかし、藁のムシロが敷かれて、その上にも藁のようなものが積まれているようです。

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1.5mほど掘り上がり?ようやく頭だけ出すことができました。

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すさまじいホコリと藁クズのなかに入っての作業ですので、合羽に防塵メガネ・マスクを着用して完全防備です。

この家にウン十年暮らしてきましたが、厨子二階に上がるのは初めてです。

藁や柴が大量に、しかも身長程度の高さまで積まれています。
まさか、こんなことになっているとは!

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その後、朝活(朝の1時間を利用)でこれらの藁や柴を片付けました。
片付け途中の状態でしたが、建築士さんにも上がっていただき、調査そして改修工事へと繋がりました。

下写真は、上写真とほぼ同じ場所の現況です。

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以前の状態では、危険すぎて薪ストーブどころではありませんね。

動物侵入防止ネットの作製(1)

以前、いつもお世話になっている近所の方のご自宅で竹垣を作りました。

その際に建物(我が家と同じく厨子二階の古民家)の外観を眺めると、厨子(ツシ)二階の外壁(土壁)に開口があることに気がつきました。

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お話を伺うと、以前は屋内から厨子二階へ上がることができたが、その後のリフォームで出入り口を塞いだそうです(我が家も同じでした)。
このため、厨子二階へ上がることができなくなり、やむなく屋外から入れるように土壁に取って開口を設けたとのことです。

ご高齢のため、もう厨子二階へ上がることはないだろうとのことですが、このままでは野良猫などの小動物が侵入するかもしれません。
裏手ですので簡易的に金網を張ると良さそうだということになりました。

ちょうど不要だという建具(障子)があるとのこと。
金網の枠として使えそうですので、持って帰り動物侵入防止ネットを作ることにしました。

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檜ですので雨にも強そうです。

建具を分解します。

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昔の建具は接着剤が使われていないため、簡単・綺麗に分解できます。

框(縦、横とも)は1寸(30mm)角の角材です。
これを枠部分に再利用します。
枠の大きさは、開口の大きさから900mm×400mmとします。

木取りと継手加工(相欠き)をおこないます。

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組み立てます。

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上写真で枠の下にあるのは、4分厚の板材を1寸幅で切ったものです。
これで金網を押さえて固定します。

裏側に金網を取り付けます。

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表側からみた状態が下写真です。

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丸で囲んだところは、裏側を欠き、表側をすっきりさせるべきでした。

端材は薪ストーブの焚き付けに利用することにします。

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<続きます>

古民家流?掛け時計の作製(3)見直し

前回で掛け時計は一応完成しました。

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しかし、時計(針)の大きさに対して盤面が大きく(特に横幅)、バランスが悪いように感じます。

そこで、横幅を小さくする方向でいくつかの見直し案を考えます。

clock_comparison

左上が当初のものです。
なんとなく下段の真ん中が良いように感じますので、これで作り直すことにします。

せっかくの木がもったいないですが(と言っても元は古材です。)、カットします。

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当初は、0、3、6、9時だけに飾り鋲を付けていましたが、すべての時刻に付けることにしました。

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差し鴨居のところに掛けてみます。

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時計(針)の大きさとのバランスも良くなったように感じます。

古民家や薪ストーブとは馴染んでいるでしょうか?

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まあ、こんなものでしょう(^_^)