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里山再生:地域の仕事と薪作り

例年、今の時期(1月〜3月)は里山の整備とともに、伐採した樹木を利用して薪ストーブや薪ボイラーの燃料作りを行なっています。
この取り組みを8年続け、自宅に隣接する里山は良い感じになってきています(下写真は里山の写真を利用して作った今年の年賀状)。

ただ、私が整備しているのは自己所有地だけで、隣接する里山のほとんどが荒れ果てた状態です。
我が家がある地区は周囲が里山に囲まれており、昔は、里山が近くにあるため柴刈りも便利で良かったそうですが、今のような時代になると逆に作用・・・
そして、地区への進入路も隣接する荒れた里山により通行に支障となる有り様です。
その進入路は市道のため、自治会長から自治体(市)に支障木の伐採を頼んでいただいたものの、基本的に隣接する里山の地権者(独居高齢者)が対応すべきもので、市としては現状でも通行できなくはないため対応できないとのこと。
そこで、昨夏、自治会長と副会長が伐採することになり、当然、若い私が手伝わないわけにはいかず3人で伐採を行いました。

伐採した樹木(雑木)は私が貰って薪ストーブの燃料にすることに。
真夏の薪割りは辛いものがあるものの、とりあえず割るだけ割って、そのまま現場に放置(雨ざらし)してありました。
そして、今冬、薪棚のひとつが空っぽになったため、現場に放置してあった薪を自宅に引き上げ、薪棚に収納しました。

この薪棚の容量は5m3弱ですので、その半分、2.5m3程度の薪を確保できたことになります。

1シーズンに5〜7m3の薪を作る必要がありますが、今冬の薪作りは少なくて済みそうです。

樹木を伐採すると細い枝も大量に発生しますが、それらは道路の脇に無造作に積んでありました。
このままでは夏の草刈り(地区で実施)に邪魔になってしまうため、先の薪とともに軽トラで自宅敷地に運んで片付けました(竹も伐採)。
そして、昨夏の伐採と、今冬の片付けにより道路沿い(下写真で道路の右手)が今までになくスッキリ!

自宅敷地に運んだ枝も大量(軽トラに10車程度)にあったため、一時期、敷地がスゴイことになっていたのですが、それらは既にウッドボイラー(下写真)で全て燃やして片付いただけでなく、ひと月分ぐらいの給湯を賄えました。

このところ燃料価格が急騰しているとは言え、ウッドボイラーの導入費や伐採の手間を考えると割りに合うものではありませんが、こうして自分が住んでいる地域の環境が良くなると本当にウッドボイラーを導入して良かったと思います。
我が家のような里山の環境においては、薪ストーブよりもウッドボイラーが適しているように感じますし、ウッドボイラーは地域の環境さえ変える力さえあるのかも。

ウッドボイラーと言えば、最近、ウッドボイラーを焚いているときに暖をとりながら竹串を作りました。

掃除に使っているもの(下写真で下側。焼き鳥の竹串)が割れてしまったため、適当な竹を使って代わりのものを作ったのです。

こうした手仕事が苦にならずに落ち着いてできるのも、直火の力かもしれません。

里山再生:門松(杉皮を利用)

毎年、自宅裏の里山の竹を使って門松を作っています。
今年のものが下写真になります。

基本的に例年と同じですが、いつも鉢を巻くのに使っている藁コモを入手できず、代わりに杉皮を使っています。
藁コモはホームセンターで購入しているのですが、昨年末はいくつかの店舗を回ってもどこも在庫切れ。店員さんに聞くと、そもそも入荷できない状態だそうで、これもコロナ禍の影響かもしれません(中国製の藁コモ)。
藁コモを入手できず、どうしたものかと思ったのですが、1年前に伐採した杉の木があることを思い出し、その杉皮を使うことにしたのです。
実際、杉皮を使ってみると藁コモよりも高級な感じがしますし、杉皮を使うことで門松の材料のすべてを自ら賄えたことになります(と思いましたが、棕櫚縄が購入品でした)。

また、例年は玄関用に門松を1対(2基)作っていますが、今年は玄関は1基だけとし、もう1基は門柱のところに設置することにしました。

門柱(米搗き臼の再利用)が小さいので、それに合わせて門松も小さいサイズにしています。

昨年はアプローチの敷石(石畳)を門柱のところまで延長できました。
門柱周辺がそれなりに整備されてきたため、門松を設置してもそれほど違和感ないような??

玄関は門松が1基になって寂しくなりますが、その分をカエルが花(パンジー等)を抱えて華やかにしてくれています(^_^)