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サイクロン集塵機の自作(2)

前回、カラーコーンに被せる蓋部分を作りました。

この蓋をカラーコーンに被せます。

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この蓋と、カラーコーンの下にある板を全ネジボルトで緊結し、強度面でカラーコーンを補強しています。
ネットで多くの方がこのようにやってみえるのを知ってアイデアを頂戴したのですが、確かにうまくいきます。
また、蓋を設置する前に、カラーコーンにインレット(流入)側とアウトレット(流出)側の塩ビ管を取り付けています。

そして、前回の失敗を踏まえてカラーコーンに力が掛からないようにするため、塩ビ管(インレット側)を保持する板を蓋に取り付けます。

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アウトレット側には家庭用掃除機を接続するため、塩ビ管はVPφ25を使っています。
掃除機のホースの内径とVPφ25の外径がほぼ同じ(約32mm)であるため、うまく接続できます。
家庭用掃除機よりパワーがある集塵機(マキタ、古民家改修用に購入)もあるのですが、騒音がスゴく、電動工具との併用を考えるとゾッとするため、家庭用掃除機を使うようにしています。

一方、インレット側に接続する集塵用ホースについては、電動工具との接続がしやすいようにマキタの集塵機の付属品を使うようにしています。
ちなみに、マキタの集塵ホースを塩ビ管に接続するには次の組み合わせで上手くいきます。

  • 電動工具側:集塵ホースの内側にVUφ40本体を挿し込む
  • 集塵機側:VUφ40継手ソケットの内面に集塵ホースを挿し込む

今回は、VUφ50にインクリーザー(φ50×φ40)をつなぎ、インクリーザー(φ40側)に集塵ホースを接続するようにしています。

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集塵容器が大きいため、取り回しが良くなるように移動用の台を設けることにします。
合板を切り取り、キャスターを取り付けます。

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集塵容器が大きく、その上に集塵機(掃除機)を載せられますので、集塵機の固定具を取り付けます。
また、集塵ホースを掛けるフックも取り付けます。

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そして、完成です。
以前のものに比べて頑丈な造りになりました。

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サイクロン集塵機の自作(1)

田舎に住んでいると様々な道具が必要です。
ましてや、里山や古民家の再生に手をつけると道具は増えるばかりです。
なるべく手道具を使いたいと思うものの限度があり、どうしても動力式の道具に頼らざるを得ません。
そして動力式道具の中でも使用頻度の高いのは次のものです。

  • 刈り払い機(畑の管理)
  • チェンソー(里山の管理)
  • 丸ノコ(古民家の改修)

危険な道具を集めたと言った感じですね。
少し興味深いのが、どれも切断するものだということです。
「自然のものを切って、それを利用する」というのが田舎の暮らしの基本なのかもしれません。

それはさておき、丸ノコなどの電動工具を使うと、すさまじい粉塵が発生します。
屋外で使うようにしているのですが、週末に限って雨天になり作業が進まないことがあります。
これから秋雨の季節に入ることもあり、屋内(倉庫)でも快適に作業ができるようにサイクロン集塵機を自作しました。

電動工具に接続するタイプのサイクロン集塵機は多くの方が自作されていて、ネットで多くの情報を得られます。
これらの情報のなかから、簡単、しかも安価にできそうなものを参考にして作ってみたものが下写真のものです。

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粉塵を貯める容器にはペール缶を使うことが多いようですが、倉庫に眠っていた大型の容器を使いました。
このように廃材を多用したため、購入するのは次のものだけで済みました。

  • 小型のカラーコーン(500円程度)
  • 塩ビ管(数百円)
  • ・インレット(流入)側:VUφ50にインクリーザー(φ50×φ40)を接続
    ・アウトレット(流出)側:VPφ25

そして試運転したところ、問題なく集塵できました。
ところが、本稼働を前にカラーコーンが塩ビ管(インレット側:VUφ50)を挿し込んでいるところから割れてしまいした・・・。

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インレット側の塩ビ管には集塵ホースを接続しますが、その取り回しの際に力が掛かったようです。
また、カラーコーンの土台部分を切り取って使っているため、より割れやすくなったのだと思います。

この弱点に対して次のとおり対策するものとし、作り直すことにします。

  • カラーコーンに力が掛からないようにする。
    →塩ビ管を固定する。
  • カラーコーンの土台部分を切り取らない。
    →カラーコーンの土台の上に蓋を被せるようにする(従前はカラーコーン内に蓋を設置)。

まずはカラーコーンに被せる蓋を作ります。
カラーコーンよりひとまわり大きい径で合板を切り取ります。
そして、切り取った合板にカラーコーンの径で溝を切ります(トリマーを使用)。

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タイヤのチューブを溝幅で切り、パッキンとして使います。

溝にパッキンをはめて、蓋部分の完成です。

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<続きます>