今年の8月は酷暑に加え雨が全く降りませんでしたが、9月に入った途端、雨天が続くようになりました。
植物の播種や移植の適期到来と言うことで、まずは年内にできるだけ成長させておきたい播き芝から行うことに。
播き芝はここ2年ほど、春と秋に少しずつ行っています。
今春、主屋の表(南側)に行ったところ(下写真)は今夏の酷暑にも耐えて生育し、現在ほとんどの面積が緑で覆われるようになっています。
<今春:播き芝直後>
<現在>
主屋の裏(北側)も播き芝を行っており、既に下写真のとおり全面にターフが形成され、ほとんど草取りをしなくて良い状態になっています。
建物の北側であることもあって以前は空気が淀んでいる感じがあったのですが、緑があることで雰囲気も良くなりました(水槽の中に水草があると水が腐らないのと同じような感じでしょうか)。
上写真の場所に続く土蔵前(昨秋に播き芝)の芝も生え揃ってきました。
今春、播き芝をし直した箇所(下写真)は雑草(主にドクダミ)と混在していますが、来年から芝刈りすることでドクダミの勢いが落ちてくると思います。
こうしてこれまでに芝生でグランドカバーしたところが下図で緑色着色箇所になります。
主屋周りのグランドカバーは完了しましたが、まだ芝生によりグランドカバーしたいところがあります。
それが上図で①、②の緑色点線で囲う箇所です。
①については、公道と畑との間で、畑の通路として使っているところです。
畑は自然農(無除草)により耕作しており、草茫々(自然豊かな)状態なので、せめて公道沿いは見映えを良くするとともに除草の負担を減らそうと言う考えです。
同じ理由から最も公道に近いところは既にタマリュウ(下写真でピンク色)やシバザクラ(下写真で青色)を植栽してあります。
畑の通路も公道から目につくため草刈りをするのですが、草刈りをすればするほど根を張るイネ科の多年草(チワラ等)が蔓延ってきます。
こうした草が蔓延ると草刈りが大変になりますし、また畑にも侵入するようになって厄介です。
かと言って草刈りしなわけにもいかず・・・。
そこで思うのが、中途半端に草刈りするのがいけないのであって、雑草よりも芝が優勢になるぐらい草刈りをすれば良いのではないかと言うことです。
芝なら見た目が良く、草刈りも容易です。
ただ、心配なのが芝が畑に侵入してしまわないかです。
この点が心配で、これまで実行に移すことができずにいたのですが、自然農の畑や芝庭を管理するようになって感じるのが、芝は本来弱い植物で、自然農の畑のように除草しなければ、芝よりも雑草が優勢になる(畑に侵入できない)だろうことです。
この直感を信じて、畑の通路部にいつものように播き芝を行います。
雨天の間に行っていますので、ランナーが良い具合に土(粘性土)に張り付いてくれます。
この播き芝を実際行ったのは9月上旬のことで、それから1ヶ月近く経った現在の様子が下写真です。
上写真では雑草(スギナやドクダミ)だけが生えてきているように見えますが、芝も活着して成長し始めています。
ここは日当たり、水はけともに良いため、来年の今時分には芝生になっていると思います。
もう1箇所、芝生によりグランドカバーしたいのが下図で②の箇所です。
ここは庭でも畑でもない中途半端な状態になっているところで、現状は下写真のとおりです・・・。
以前は除草剤により草が生えていなかったのですが、除草剤を止めてから笹やイネ科の雑草が蔓延り荒れ地化しています(上写真で奥側は庭で、6年ほど前に笹を駆除して現在綺麗な苔庭になっています)。
笹や雑草だけでなく、タマリュウも生えてきていますので、昔は樹木周りにタマリュウが植栽してあったようです。
この場所も日当たりが良いため芝生をメインにし、樹木周りの日当たりが悪いところをタマリュウでグランドカバーしたいと思っています。
今シーズンはとりあえず全体の1/3程度の面積に対して播き芝を行うことにします。
ざっと耕起して笹などの根を除去したうえ播き芝。
あとは芝の成長力に期待して寝て待つことにします(^_^)