果樹園再生」カテゴリーアーカイブ

果樹園の再生(15)イチジクの植え付け

先日、里山と畑(果樹園)との境界にあったクロガネモチを伐採しました。

このクロガネモチは大きく枝を広げていたため、伐倒の際に枝先がクリの苗木(2年前に植え付け)に掛かってしまいました。

一番高く伸びていた枝が折れてしまっています・・・。

ところで、このクリの木、随分と下方で幹が分かれしています。

おかしいなあ?と思って良く見ると、接木苗の台木から芽吹いたもの(下写真で緑色)が、接木したもの(穂木、下写真で朱色)より大きく成長しているのです。

これまで、なぜ気づかなかったのだろう?と昨夏に撮影した写真を見ると、夏は葉が茂っているため目に付きにくかったわけです(実がついているのは穂木側)。

台木から徒長しているものを根元から切断・除去しておきます。

台木は実生のクリを使っているのだと思いますが、さすがの勢いです。

切断・除去したことでスッキリした樹形になりました。

さて、クロガネモチを伐採したことで、当初の考え通り下図で41番に果樹を植えることにします。

果樹は何にしようかとホームセンターの果樹コーナーで品定めして選んだのはイチジク(品種:蓬莱柿)です。
購入した苗木を植え付けます。

品種の蓬莱柿(ホウライシ)は日本に古くからあるもので、ラベルには「日本種」(在来種)と表示されています。

蓬莱柿はある程度の耐寒性があるようですが、里山の木々が冬の季節風から守ってくれることでしょう(里山が北側になるため日照は確保できます)。

イチジクは挿し木で増やせるそうなので、ある程度大きくなったら増やしてみるのも面白そうです。

<続きます>

果樹園の再生(14)ナシの植え付け

2年前から、この時期に果樹の苗木を植え付けていますが、今シーズンも1、2本植えたいと考えています。
その候補として考えているのがナシです。

ナシは好物と言うこともあって2年前に2本植えたのですが、その時は当地での栽培は難しいのでないかと余り期待していませんでした。
ところが2本とも旺盛に成長し、既に身長を超える高さになっています。


(写真は昨年7月時点)

後になって知ったことですが、実は自宅から車で10分ほどのところに梨園があることからも、どうやらナシの生育に適しているようなのです。
土地や気候にあってさえいれば放任栽培も可能でしょうから、ナシをさらに植えることにします。

苗木を植え付ける場所は下図で40番の位置にします。

以前ここにはビワの木があったのですが、一昨年、枯死してしまいました(隣のビワの木も一時期弱っていたのですが、こちらは復活しました)。
枯死後、何かを植えようと思っていたのですが、隣接する里山に大木があったため、植える前に伐採しておいたほうが良いと考えて昨冬に伐採しました。

と言うことで、いよいよ苗木を植え付けることができます。
植え付ける場所は上写真で少し山状に高くなっているところです。
ホームセンターで買ってきた苗木を穴を掘って植え付けます。

何の工夫もしていませんが、余り深植えしないようにだけ気をつけています(接木苗ですので、少なくとも接木箇所は地上部に)。

落葉樹で休眠中とは言えども寒い時期ですので、根元に枯れ草をかけておいてあげます(夏草防止の目的も)。

ちなみに上写真で左側に写っているのは立木ではなく、昨年伐採した木を焚き付け用にバラして積んであるものです。

<続きます>