きつくり(庭木の剪定)」カテゴリーアーカイブ

庭木の剪定(15)シラカシの伐採

今夏も草刈り・草取りに追われましたが、本日行われた田圃関係(水利組合)の共同作業をもって年内の草刈りは終了(のつもり)です。

ヤレヤレと思うのも束の間、次には庭木の剪定が待っています。
庭木の剪定は、例年この時期に行っており、昨年のブログにも書きました。
まだ夜明けが早いため朝活(朝の1時間を利用)として行う予定ですが、庭木が多いことから10月一杯(約1ヶ月)はかかる見込みです。
庭木の剪定により大量の剪定屑が発生しますので、これをマルチ材(&堆肥)とするため畑の管理作業も並行して行っていくつもりです(来夏の雑草対策が早くも始まるわけです)。

下写真の朱色矢印で示すアラカシから剪定を行なっていきます(毎年、この樹からと決めています)。

それぞれの樹の剪定に関しては、昨年のブログに一通り書いていますので省略するとし、それ以外のことを書きたいと思います。
下図は庭木の種類と配置を示す図になりますが、その大半が樹齢70年を超える老木です。

年月を経て庭木が大きくなって密集することで、剪定作業に支障が生じているところがあります。
こうしたこともあり、一昨年から老木で樹勢が衰えているものを中心に伐採・更新を進めています。
そして、今シーズンは上図の朱色矢印で示すシラカシを伐採することにします。

このシラカシの現状は下写真のとおりです。

写真では分かりづらいですが、幹から胴吹き枝が多く出ていることからも樹勢の低下がうかがえます。

違う角度から。

近接してモチノキやカイヅカイブキがあるのですが、梯子を設置するスペースもない状態で、剪定の際には難儀しています(樹がまだ小さいかった頃には問題なかったのだと思います)。

このように近接する庭木があるため、そのままでは伐倒できませんので、まずは手鋸で枝を落とします。

そして、チェンソーを使って根元から伐倒。

込み入った庭がスッキリした感じです。

伐採した樹は無駄なく使います。
太い幹はシイタケのホダ木(葉枯らししていないため無理かも)とし、その他の幹や枝は薪ストーブの燃料とします。

葉っぱはもちろん畑のマルチ材として利用します。

最終的にはもう1本伐採する予定で、下図で右端に位置するチャボヒバかアラカシ(両者が近接している)のどちらにする考えです。

<続きます>

庭木の剪定(14)マキ垣

前回、サツキなどを剪定しましたが、この時期の剪定で残すはマキの垣根です。
このマキ垣の剪定は年二回(6月、10月)行なっているのですが、延長が50m程度あるため一仕事になります。

これまでは刈込鋏だけを使って剪定していたのですが、今回から生垣バリカン(ヘッジトリマー)を併用することにします。
と言うのは、刈り込んだ枝葉を畑の被覆材などに活用しているのですが、バリカン+チップレシーバー(下写真)を使うと枝葉を容易に回収できるらしいのです。

垣根の側面部は刈込鋏を使っても下写真のとおり枝葉を回収できるのですが、上部は垣根内に落ちるものが多くほとんど回収できませんでした。

何しろ我が家のマキ垣は高さよりも幅のほうが大きいぐらいですので、上部の枝葉を回収できれば大きいのです。

バリカンの機種としては、植木屋さんが使っているエンジン式のものも検討したのですが、エンジン音が大きく朝活(早起きして1時間作業)で使えないことや、重い(5kg程度)ことから却下しました(エンジン式の価格は5万円程度)。
一方、電動式(充電式)のものには電動工具用のバッテリー(マキタ14.4V)を使えるものがあり、重さもエンジン式の半分程度(約2.5kg、バッテリーを含む)です。
そのうえ価格も本体のみ(バッテリー別)なら1万円程度とエンジン式に比べ相当安価です(相応の性能なのでしょうが)。
と言うことで、マキタのMUH364D(14.4Vバッテリー、刃幅360mm)を選定しました。

では、マキ垣を刈り込んでいきます。
側面はこれまで通り刈込鋏を使い、上部をバリカンでカット(下写真で左側が刈り込み後)。

バリカンの刃幅が小さいため両側から刈り込む必要がありますが、特に問題なく刈り込めます。
そして、刈り込んだ枝葉はうまい具合にチップレシーバー上に溜まるため、刈り込んだ枝葉のほとんどを回収できます。

刈込鋏を使った場合に比べると切り口の仕上がりが雑な感じですが、まあ近くで見ない限りは分かりません。
一方、ブレードが定規のようになるため平面が容易に出せるのが良いですね。

このような機械を使う場合、準備や後片付け、そして作業時の取り回しが案外、面倒だったりするものですが、それを補うだけのものがあるように思います。
エンジン式道具(刈払機等)や電動工具に慣れているためか、動作が遅くカッタルイ感じがしないでもないですが、刃物であることに違いなく油断は禁物ですね。

そして無事、刈り込み完了。

マキ垣以外は刈込鋏で用が足りますので、バリカンは注油して次回10月の剪定まで保管しておくことにします。

<続きます>