きつくり(庭木の剪定)」カテゴリーアーカイブ

庭木の剪定(13)サツキ&ツバキ

早くも6月も下旬になりました。
旧暦だと皐月(5月)の下旬になるのでしょうが、庭木のサツキも暦通り花の時期が終わりつつあります。
サツキもツツジと同様、来年の花付きを良くするには花が終わって間も無く剪定するのが良いようです。
そこでサツキを剪定することにします(刈込鋏使用、下写真は剪定後)。

新芽が固まったツバキやツゲも、ついでに剪定しました。
上写真に写っているキンモクセイも新芽が伸びてボウボウになっているため剪定したいところですが、初秋に例の香りを楽しむため放っておくことにします(花後に剪定予定)。

裏庭のサカキやツバキなどもザッと刈り込んでおきます。

我が家の庭木は老木が多く、既に一定の樹形に落ち着いているため、剪定は軽く刈り込んで現状を維持するものがほとんどです。
新たに仕立てているのは先般剪定(みどり摘み)したマツと、下写真のサザンカぐらいです。

このサザンカは自生したもので、3年前の冬は下写真のように1箇所から放射状に数本の枝が出た状態(車枝)になっていました。

このまま自然に任せて成長させたいところですが、満員御礼状態!?の庭ですので、この程度の大きさ(樹高約2m)で抑えざるをえません。
そこで、この高さで芯を止めて「玉散らし」の形に仕立てるべく、これまでに車枝の整理を行ってきました。
そして、今回初めて刈り込んでみます。

こんなものでしょうか。
次年以降も同様に刈り込むだけですむので負担になりません(剪定に10分もかかりません)。

続いて、サツキの垣根を刈り込みます(下写真は剪定後)。

下水工事の影響で枯れた木の箇所には、今年4月に苗木を植え込んでいます。

その苗木はこのところの日照りで葉が萎れ気味ですが、ちゃんと花を咲かせていましたので根付いていることでしょう。

剪定によりたくさんの枝葉が生じますが、それらは畑の被覆材(腐れば堆肥)として利用します。

剪定自体は面白くも楽しくもない作業ですが、タダで最高の被覆材や堆肥を得られると思うと俄然やる気になります(^_^)

さて、この時期の剪定で残すはマキの垣根となりました。

昨年10月に剪定していますので軽く刈り込むだけなのですが、延長が50mもあって一仕事になります・・・。

<続きます>

庭木の剪定(12)マツ(みどり摘み)

前回、ツツジを剪定しましたが、続いてマツを剪定することにします。

マツの剪定は秋の「古葉かき(下写真)」と春の「みどり摘み」の年2回行うのが一般的で、今回はみどり摘みになります。

昨秋の古葉かき後は上写真のとおりでしたが、春になり一気に新芽が伸びました(下写真)。

この新芽を摘む作業が「みどり摘み」になります。

ところで、このマツ(アカマツ)はこの場所に自然生えした実生木で、近接して大きなアラカシがあります。
マツが大きく成長するにつれ、アラカシとの間の風通しが悪くなり、アラカシのほうに毎年、ウドンコ病が発生しています。
このためアラカシから離すように通路側に枝を誘引していますが、その高さも4mを超えるようになってきました(上写真)。

特にマツは剪定の手間がかかるため大きくしたくないのですが、若木で元気がありますのでもっと成長させてあげたいという思いもあり・・・。
そこで上写真で緑色点線で示すとおり、さらに通路側に枝を誘引していこうと思います。
いわゆる「門冠り」に近いものになり、個人的にはこのようにいじるのは好きではないのですが、やむを得ません。
高さは4m以内に収めるつもりですが、工事車両などを入れる必要が生じた場合でも通行できる高さはあると思います(ちなみに一般道路の高さ制限は3.8m)。

まずはみどり摘みから。
新芽の先を適当な長さ(1/2〜1/3)で摘み取ります。

「摘む」と言うぐらいですので本当は手で折り取るものかもしれませんが、私は植木鋏で切っています。

続いて、新たに枝を誘引する箇所に細竹を添えます(竹自体は隣接するアラカシに取り付けています)。

剪定完了です。

<続きます>