カテゴリー別アーカイブ: 里山再生

スギの幼木(実生)の成長

昨年、主屋の軒下で実生していたスギの幼木を畑に移植しました。
実生からは今年で3年目になります。

移植したときは高さ10cm程度だったものが、現在では高さ50cm程にまで成長しています。

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土地の痩せたところに元肥なしで移植したのですが、この勢いです。
木の生命力はすごいものです。

隣に写っているコスモスは、今春に発芽して、今は私の背丈(173cm)を超えています。
木に限らず植物の成長力には本当にパワーを感じます。

こちらは今年移植したものです。
実生から2年目で、現在、高さ20cm程度です。

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6本ほどありますが、草刈り時に間違って切ってしまった1本のほかは順調に育っています。

そしてこちらが今年発芽したスギの赤ちゃんです。
それでも既に高さ5cm程になっています。

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倉庫に隣接して、祖母が植えた杉が数本植わっています。
既に50年以上が経過し大きくなっています。
倉庫に隣接していることもあり、ここ数年のうちに伐倒して何かに使おうと思っています。

そのときに、いま畑に移植してある杉を植えようと思っています。
(杉花粉が飛散するので、今度は山のなかに植えるつもりです。)
まあ、こんなことをせずとも木や竹を伐れば自然と雑木や針葉樹が生えてくるのでしょうが・・・

シイタケ収穫

2年前の冬、シイタケの種駒を打ち込んだホダ木を裏山のなかに置いておきました。
すっかり忘れていましたが、先日たまたま思い出して見に行ったところ、シイタケがたくさんあがっているではありませんか!

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山と言っても目と鼻の先なのですが、家族が収穫を楽しめるようにホダ木の一部を主屋の近くまで引き上げてきました。

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ホダ木に種駒を打ち込んで、そのまま山のなかに置いておいただけなので期待していなかったのですが、意外や簡単に上がるものですね。

せっかくなので、2年前の原木の伐採から振り返ってみたいと思います。

畑にカキの木が植わっています。
隣接する山のシラカシの木が大きくなり、そのカキに覆い被さるようになっていました。

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シラカシの勢いにおされ、カキの樹形がいびつになっています・・・。

シラカシの胸高直径は20cm以上と結構大きいです。

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これ以上大きくなる前に伐採することにしました。

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上写真で切り株付近に斧が写っていますが、その斧を使って伐り倒したわけではありません・・・
もちろんチェーンソーです。

で、伐倒したシラカシをどうするか?
カシは薪ストーブの燃料として最高です。
しかし、当時は主屋の改修もまだ行っておらず、薪ストーブなんて夢のまた夢。
そんな訳でシイタケ栽培の原木として使うことにしました。

伐倒後ひと月程度、葉を付けた状態で水分を減らしたあと(葉枯らし)、種駒を打ち込みました。

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そのときナメコの種駒も打ったようですが、現時点ではナメコのほうは上がっている気配がありません。

種駒を打ち込んだあとには仮伏せや本伏せなど、いろいろと行うことがあります。
しかし、そんな手間暇のかかることはできず、もともとシラカシがあった周辺の木に立てかけた状態で放置してありました。

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それでもこんなにもシイタケが上がってくれるとは、本当に感謝感激です。

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伐倒したシラカシは広葉樹ですので、切り株から萌芽更新します。
現在、このようにスゴイ勢いです。

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2、3本を残すように間引きしないといけないのですが・・・

クヌギの種播き

明日(平成28年11月7日)は立冬です。
木々は葉を落とし、来るべき冬に備えているようです。

秋や冬の気配を感じるため裏山に入ってみます。

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竹や常緑樹が多く、残念ながら秋や冬の気配は感じられないですね・・・

しかし、俳句を嗜む方だとこれをみて秋だと感じられることでしょう。
ご存知のとおり「竹の春」という季語は、秋の季語になります。

竹は春に葉を落とし、秋に葉が青々としてくるという性質があります。
古人は、冬でも青々としている竹に生命力を感じ、門松などに竹を採り入れたのでしょう。

閑話休題。

上の写真に写っている2本の大きな木はクヌギです。
クヌギは典型的な落葉広葉樹です。

目を落とすと、地面には落ち葉に加えたくさんのドングリも落ちています。

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すでに発芽しています。

土のなかに埋まっていなくてもちゃんと発芽するものなのですね。
よく見ると、ドングリから出た根が地面に入り、それから芽が上向きに伸びているのがわかります。

こちらは根が地面に入った勢いで、ドングリが飛び上がっています。

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これから上空に向かって育っていくわけですね。

表面に積もっている葉をどけてみます。

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落葉樹や竹の葉による腐葉土です。
栄養過多とも言えるほど肥えた状態になっています。
一方の田畑はと言うと、化学肥料があればこそ作物は生育するものの、その実、地力は相当落ちているのが現状だと思います。
大地においても二極化が進んでいるのかもしれません。

地面には他にも大量のドングリが見つかります。
しかし、それらのドングリは、竹や、大きくなりすぎた樹木に阻まれ、大きく成長できるものはほとんどないと思います。

そこでドングルを採集して、一時的に畑で育苗し、ある程度成長した段階で山に移植したいと思います。
まあ、そんなことをせずとも竹や大きな木を伐ってやれば自然と成長するのでしょうが。
しかし、3年前から竹の間伐などの手入れを始めましたが、荒れ果てた里山を戻すには時間と手間を要すことを感じています。
木や竹をどんどん伐って(薪ストーブなどで)使うのと同時に育苗・移植も行いたいと思っています。

そんなわけで、ドングリを採集します。

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さすがに畑の至るところに播くわけにいきませんので、以前スギの幼木を植えたところの近くに埋めておくことにします。

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クヌギも成長が早いので20年経たずとも薪の原木に成長してくれるでしょう。

シラカシの萌芽更新(芽かき)

以前のブログ記事でも触れましたが、昨冬に庭のシラカシを伐倒しました。

下写真が伐倒前のシラカシです。

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樹齢100年以上の老木で、胴吹き(幹からの萌芽)が多いなど樹勢が弱っていました。
また、幹のなかほどに大きなウロ(下写真、伐倒後に撮影)があり、剪定で木に登っているときに折れると危険なので伐倒することにしました。

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カシなどの広葉樹は伐倒しても切り株から新芽が出て再生されます(萌芽更新)。
このシラカシは老木のため萌芽は期待していませんでしたが、今春勢いよく萌芽しました。
現在の状況が下写真です。

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この1年で高さ1m程度まで成長しています。
新芽の数の多さと勢いの強さで、まるで爆発しているかのようです。

今は新芽の数が多くても、このまま放っておけば自然と数本が残るのだと思います。
しかし、一応は庭ですし、このシラカシも庭木として仕立てるつもりです。
そこで、「芽かき」を行うことにします。

芽かきは、勢いのある新芽を数本残すようにします。

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とりあえず3本を残しました。
萌芽更新では低い位置で萌芽しているものが良いと言われていますので、最終的には写真手前のものを残すことになるかと思います。

同じくシラカシですが、2年前の冬に伐倒したものもあります。
先日来たくさんのシイタケが上がっているホダ木の原木です。

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翌春に切り株から萌芽し、2年経過後の現在は下写真のとおりです。

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こちらは老木ではなかったため、先のシラカシよりもさらに勢いがあります。
既に高さ2m近くまで成長しています。
先のシラカシ(伐倒後1年)の高さが1m程度でしたので、1年で約1m成長するわけですね。
15年後には15mとなり、次の伐倒ができるかもしれません。

こちらも芽かきします。

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隣接して大きなスギがありますね。
これも伐倒する時期が来ているのかもしれません。

里山整備2017(1)今シーズン開始

自宅に隣接して約3反(3,000m2)の里山があります。

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里山と言うものの竹やぶと化しており、3年前から冬季の週末を利用して竹の間伐を中心に整備しています。
これまでに1シーズンにつき1,000m2程度の整備をおこない、竹に関しては昨年までに一巡することができました。

整備前の状況です。

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竹の勢いに押されて樹木が弱り、その樹木が倒れることで竹もなぎ倒されるという悪循環に陥っています。
人の進入を拒んでいるかの様相ですが、小動物すら生息できる状況ではありません。
遭遇するのはマムシだけといった有り様です・・・
(とは言え、作業中に何度かタヌキを目撃しました。なお、当地にはイノシシやシカは今のところ進出してきていません。)

これを、枯れ竹や老竹を中心に坪1本程度の密度になるように間引きました。
その結果、現在は下写真のとおり山のなかにも光が差し込むようになっています。

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竹やぶ対策として、タケノコのときに切り倒すと良いと言われています。
これを続けると山のなかは老竹ばかりが残り、いずれは消滅することになります。

竹はやっかいですが、この里山の竹や木は防風林の役目も果たしていますし、竹も木もなくなれば土砂崩壊に繋がる恐れもあります。

そこで、今年からは春にタケノコで収穫するほか一部は残すようにし、残した竹と同数程度の老竹(竹齢5年以上)を冬に伐ることにしています。
こうすれば、竹齢5年程度までの竹が坪1本程度の密度で維持されることになります。

ということで今シーズンの作業開始。
チェーンソーで伐って、鉈で枝を払っていきます。

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3年前に同じ場所を撮影したものが下写真です。

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竹は密集していますが、そのほとんどは稈(茎の部分)の表面が白く老竹です。

枝を落とした稈は山状に積んでおきます。

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枝葉部分は地面にバラまいておきます。

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間伐により光が差し込むようになり、その結果、草が生えやすくなります。
竹の枝葉を地面に被せておけば天然のマルチシートとして防草されます。

伐った竹のうち太さが1寸(3cm)程度のものは、使い勝手がよいため、後日まとめて倉庫に保管することにします。

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<続きます>

ツバキの剪定と枝葉の利用

先日、小・中学校の同級生のお母様(同じ町内に在住)から、自宅敷地内のツバキが大きくなったので切ってほしいと頼まれました。

同級生は結婚し街で暮らしていますので、実家にはお母様がひとりで住んでいます。
私が住む地域はそれほど田舎というわけでもないのですが、過疎・高齢化が進んでおり、特に近頃このお母様のような単身世帯が増えているように感じています。

ともあれ、幼い頃、この同級生のご両親にはスキーやスケートに連れていってもらった思い出があります。
大したことはできませんが、少しでも恩返しになればと思い、ノコギリと脚立をもって向かいました。

切ってほしいというツバキは、樹高約4〜5m、胸高直径30cm程度の大きさです。
表鬼門にあたる木で、昔から大切にされてきたようです。
ということで、根元から伐倒するのではなく、枝を落としてコンパクトに収めてほしいとのこと。

ほとんどの枝は手鋸で切り、特に太いものだけチェーンソーを使うことにしました。
かなりの強剪定になりますので、要所に葉を残して、少しでも木への負担が小さくなるようにしました。
枯れることなく春には新芽を出してほしいものです。

切り落とした枝葉も処分してほしいとのことでしたので、軽トラに積んで引き上げてきました。

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軽トラで4車分です。
以前であれば、これらの枝葉の処分に困り、市のゴミ焼却場に持ち込んでいたことと思います。
しかし、昨年伐倒した木の枝葉を1年野ざらしにしておいたところ、枝は薪ストーブの焚き付けに、葉は畑の堆肥に無駄なく使えることが分かりました。

<枝 → 薪ストーブの焚き付け>
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<葉 → 畑の堆肥>
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そこで、今回切ったツバキの枝葉も同じように使うことにします。
さすがにそのままでは場所を取りますので、鉈で細かい枝葉を払って比較的太い枝と分けます。

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このままの状態で1年程度放置します。
枝葉の山は、うまい具合に葉だけが落ち堆肥に。
そして、枝には風が通り、腐ることなくカラカラに乾いて良い焚き付けになってくれることでしょう。

里山整備2017(2)雑木林と竹林

今シーズンの里山整備を昨年末からおこなっています。
(と言っても週末のみの作業で、また耕作放棄地の整備も平行しておこなっているため、ほとんど進んでいません・・・)

竹の間伐については、昨シーズンまでに一通り終えることができましたので、今年からは新しい竹へ更新する作業(前年に新しく生えた竹と同数程度、古いものを伐採する)をおこなっています。

さて、これまでの作業を踏まえ、今後、下図のように里山を整備していきたいと考えています。

現在は、竹が全域に広がっており、そのなかにクヌギやスギが点在するような状態です。
ただ、上図で色分けしているとおり、黄色と緑色の区域では少し様相が異なります。

黄色の区域は、竹の勢いが緑色の区域に比べ弱いです。
また、クヌギは黄色の区域にしか生えていません。
この近くには昔、炭焼き窯があったと地元の長老から聞いていますので、その原料としてクヌギが保護育成されていたのかもしれません。
また、その当時は黄色の区域には竹は生えておらず、その後、緑色の区域から竹が侵入したのではないかと思っています。

一方、緑色の区域は竹の勢いが強いです。
クヌギ(落葉樹)は全くなく、常緑の雑木や針葉樹が生えています。
自宅の西側に位置するこの里山は、冬の季節風「鈴鹿オロシ」を遮る防風林としての役割も担っています。
このため、自宅側(緑色の区域)は常緑樹や竹を配置し、畑側(黄色の区域)に落葉樹を配置してあったのかもしれません。

また、里山と畑の境界(上図で橙色の区域)には果樹が植えられていたようです。
現在は既に果樹はなく、ツバキやカシなどの照葉樹や竹が侵入してきています。

整備の方針をまとめると次のとおりです。

【黄色の区域】落葉樹を中心とした雑木林
・侵入している竹を伐採(最終的には竹を無くす。)

【緑色の区域】竹と常緑樹の混合林
・竹の間伐を継続

【橙色の区域】果樹
・果樹の植栽

ということで、今シーズンは竹の伐採とともに、橙色の区域で大きくなっている木を伐採することにします。

橙色の区域の現況は次のとおりです。

<西側>

ヤブツバキやシロダモ、ヤマビワなどが自生し、畑側にせり出してきています。

<北側>

手前側にミミズバイ、ウラジロガシ、ヤマビワ、ネズミモチなどが生えています。

木を伐倒する前に、これらの木の根元に積んである庭木の剪定枝などを片付けることにします。

これまでは燃やすに燃やせなかったため、このようなところに積んであったわけです。
このようにしておくと、ササやツル草がはびこっても刈り払い機で草刈りできないため苦慮していました。

取り出してみると、3年以上前のものにも関わらず腐ることなく残っています。

積んだ状態では風通しがあるためか腐りにくいのかもしれません。
カラカラに乾燥していますので、薪ストーブの焚き付けに使えます(^_^)

細かい枝と少し太いものに分けて集めます。

敷地が片付くだけでなく、ストーブの燃料にもなって一挙両得です。

<続きます>