カテゴリー別アーカイブ: 道具

電動工具の修理:電源プラグ

ドリルドライバーや携帯掃除機など、マキタのリチウムイオン充電池で動作する製品を使っています。

充電しようと充電器の電源プラグをよく見ると、ビニール製の被覆が破れ、芯線が見える状態になっているではありませんか!

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ショートの恐れがありますし、ちょうどプラグの付け根ですので、手が触れて感電していたかもしれないと思うとゾッとします。

この充電器は、ヤフオクで落札した中古品のインパクトドライバーに付属していたものです。
中古品はこういうことがあるので、落札後には十分なチェックが必要ですね。
と言いつつ、購入後に手荒に扱ったため破損したのかもしれませんが・・・

コード自体には破損はありませんので、電源プラグだけを交換することにします。

予備のゴムキャップがありますので、それを使います。
(コードがビニール製の平形ですので、平形のキャップのほうが馴染みます。)

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コードを途中で切って、芯線を剥きだして、つなげば完成です。

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ヤフオクで落札した電動工具には、コードに補修痕があるものが結構あります。
工具自体で傷をつけたり、工具の取り回しでどうしても無理がかかったりして傷みやすいところなのかもしれません。
工具で怪我をすることはもちろん避けなければなりませんが、感電事故にも注意が必要ですね。

掛矢の修理

先日、掛矢(木槌の大きいもの、下写真左下)を使っていたところ、ヘッドが割れてしまいました。

この掛矢は昔からある骨董物ですが、使いやすく愛用していたので残念です。

掛矢は今でもホームセンターなどで購入できますが、ちょうど良い太さ(直径φ130mm)の樫の木がありますので、これを使って修理することにします。

この樫の木は2年前に伐採したもので、これまで屋外に放置してあったところ樹皮が自然に剥がれ良い感じになっています。

チェーンソーを使って、既存のもの(下写真左端)と同じ長さで切断します(予備を含め2個)。

残念ながら片面の樹心付近に腐れがあります。
腐れがないほうの面を使うとしても耐久性は劣りそうです。

あと既存のものに比べると材が緻密でなく、重さが軽いのも残念なところです。

柄は既存のもの(樫)をそのまま再利用します。
柄のヘッド側はφ30mmの円形になっていますので、先ほどのヘッドにドリルを使ってφ30mmの穴を開けます。

柄を差し込んで完成。

柄の直径は厳密にはφ30mm以上あったようで、楔を入れなくてもしっかりと固定することができました。

先ほど樫の木を切断するのにチェーンソーを使いましたが、今シーズンの里山整備は終わっていますので、これでしばらくチェーンソーを使うことはないはずです。
そこで燃料を抜いて、簡単にメンテナンスしておきます。

エアフィルターの状態を見ると・・・。

これは酷い!
シーズン途中にも点検・掃除するようにしなければなりませんね。

ダスターで木屑などを吹き飛ばして掃除完了。

チェーンソーと入れ替りで、これから活躍するのが刈り払い機です。
新しい替え刃に交換し本稼動に備えます。

ついでに軸受け部(ギアボックス)も古いグリスを拭き取って綺麗にしました(替え刃の取付後に新しいグリスを注入)。

これで準備万端。

今夏、何時間稼動することやら・・・。

テーブルソー:溝切り用治具の作製(1)

このブログを始めて早くも1年以上が経ちました。
記事数は250を超えているものの、その内容は個人的な備忘録的なものに止まり、参考にしていだけるような情報は皆無に近いかもしれません・・・。
記事ごとの閲覧数を確認すると、その過半数が薪ストーブの導入過程のもので、次いでサイクロン集塵機の自作など道具に関するものになっています。
ブログのタイトルにしている「里山」や「古民家」に関する記事は残念ながら閲覧数が少ないような状況です。

確かに、私自身も薪ストーブを導入する際にはネットでいろいろと調べまくりましたし、道具の使い方はネットで多くのアイデアを仕入れています。
特に私のような素人にとっては、具体的なノウハウを惜しげもなく公開されているサイトには何度助けられたかわからず本当に有り難いものです。

そんなことで今回は道具関連の記事として、テーブルソーを使って溝切り加工するときの治具を紹介したいと思います。

そもそも溝切り用の治具を作ろうと思ったのは、土蔵の網戸を作り直すのに溝切り加工(下写真矢印箇所)が必要になったためです(土蔵の修繕関連もブログにアップしているのですが、更新が追いついていません・・・)。

上写真で矢印で示すような溝を設ける場合になります。
もちろん、トリマーや溝切り機を使って加工できますが、テーブルソー(マキタ 丸ノコ盤2708)の取説に溝切りカッターの取り付けが可能で、そうすれば簡単に溝切り加工ができると記載されているのを見つけたのです。
確かに、網戸などの小物を作る場合にはテーブルソーを使えば、より正確に加工ができそうです。

しかし、ただでさえ危険なテーブルソーで安全に溝切り加工ができるものか疑問に感じるところですが、それに対してちゃんと溝切り加工時の操作例が掲載されています。


(マキタHPより)

上図では、テーブルソーの使用において最も注意すべきキックバック(材が前方に弾き返される)を防止するために「木製スプリング」というものを使っています。
これで材が弾き返されるのを防ぐとともに、材の進路を固定できるため刃の近くに手を近づける必要がなくなるわけですね(溝切りでは刃が見えなくなるため特に注意が必要)。

図中にある道具のうち「プッシュスティック」と「Cクランプ」は市販品を所有していますので、自作する必要があるのは「木製スプリング」と「補助定規」になります。

木製スプリングは「フェザー(feather:羽根)ボード」とも呼ばれています(フェザーボードのほうが一般的?)。
「フェザーボード」で検索すると様々な作成例(一例として下記リンク先)が見つかりますので、これらを参考にして作ることにします。

自分で作るフェザーボード(YouTube動画)

材料としては20mm厚の杉板(端材)を用います。
適当な大きさに切って、羽根をつける側を60°の角度でカットします。
そして、糸鋸や帯鋸を使って羽根の切り込みを入れたら完成。

羽根の切り込みは最初、目見当で行ったところ、その間隔が広いところや狭いところができて無残なものになってしまいました・・・。
ブレードの厚さにもよりますが3mm間隔と決めてカットしたところ、見栄えの良いものになりました。

補助定規は適当な大きさで切った合板を平行定規(テーブルソー付属)にネジ止めします。
とりあえず、今回作ったものを仮置きしてみます。

上写真でテーブルソーにセットされているブレードは通常の鋸刃ですので、これを溝切りカッターに付け替えることになります。
ただそうすると、この刃口板(上写真でシルバーの鉄板)では溝幅が狭く、溝切りカッターと接触してしまうため、溝切りカッター用の刃口板が必要となります。
その刃口板を次回、作製することにします。

<続きます>

テーブルソー:溝切り用治具の作製(2)

テーブルソーで溝切り加工(溝切りカッター使用)をするため、前回、フェザーボード(木製バネ)を作りました。

一般的な溝切りカッターは刃が2個或いは4個程度付いたもの(下写真右)で、テーブルソーの取説で取り付け可能とされているものもこのタイプです。

一方、「自在溝切りカッター」と呼ばれる溝の幅が変えられるものがあります。


<山真製鋸(株)メリッター>

丸ノコのノコ刃(チップソー)を小さくしたような感じですが、刃を偏心できるようになっており、それで可変の溝を掘ると言うアイデア商品(特許?)なのです。

これなら丸ノコのチップソーと同じようなものですので、一般的な溝切りカッターに比べキックバックが起きにくく安全に使えそうです。
ただ、問題はテーブルソーに装着できるか?です。

溝切りカッターの内径は15mmで、テーブルソーのスピンドルの軸径と同じですので、取り付けが可能です。
ただ、マキタの丸ノコ盤2708の場合、そのままでは本体と刃が接触してしまうため、その間に内径が15mmのワッシャーをかませてやることで装着することができました。

・本体側から:スピンドル(軸径15mm)−ワッシャー(内径15mm)−自在溝切りカッター−アウターフランジ(本体付属)−ボルト(本体付属)

なお、自在溝切りカッターを装着することはメーカーの想定外の使い方になり、重大な事故や機械の損傷につながる可能性がありますので念のため。

自在溝切りカッターを装着できたものの、ノコ刃に比べて幅が大きいため、元々の刃口板(インサートプレート)を使うことができません。
そこで、自在溝切りカッター用の刃口板を作ることにします(ついでに通常のノコ刃用のものも)。

材は硬木のほうが良さそうですので、ケヤキの古材(厚5分程度)を使うことにします。

この古材は主屋の縁側(北側)の床板として100年以上使われていたものですが、まさかテーブルソーの刃口板として使うことになるとは。

表面に傷や汚れがあるため、プレーナーにかけます。

100年以上の古材ですが、一皮剥けば綺麗なものです。

刃口板の大きさで、2枚分(溝切りカッター用、ノコ刃用)を木取りします。

テーブルソーは鉄板を板金加工した刃口板を取り付けるようになっているため、木製のものを取り付けるには相応の加工が必要になります。

まずはボルトの取り付け部の形と深さに合わせて溝を掘ります。
この溝の深さが合っていないと、テーブルと刃口板との表面に段差が生じてしまいます。
そこで、正確な深さになるようにトリマーを使います。

各2箇所、計4箇所に溝を掘りました。

さらに周囲の張り出し部分を設けていきます。

テーブルソーを使って加工したのですが、(私的には)かなりの精度で加工が可能です。
先のトリマーによる加工もそうですが、熟練の技がなくとも機械を使えば、このような加工ができてしまうことから趣味で木工を楽しむ方が多いのでしょうね。

ピッタリ収まりました。

ボルト穴を設け、取り付けます。

溝切りカッターを下げた状態でモーターを動作させ、カッターを徐々に上げながら刃口をあけていきます。

通常のノコ刃用のものも同様に加工します。

テーブルソーに付属の刃口板はノコ刃を傾斜させる場合にも対応できるように刃口の幅が大きくなっています。
このため、ノコ刃との間に生じる隙間に切断した木片が落ちて怖い思いをすることがあります。
これならノコ刃との隙間がありませんので、そうした恐れがありません。
もちろん、これは私が独創したものではなく、「ゼロ・クリアランス(clearance:隙間) インサートプレート」として多くの方が自作・公開されているものを真似しました。

これで自在溝切りカッターを使う準備が整いましたので、角材に溝切り加工を施してみます。

材の送りもスムーズにいきますし、高速回転する刃の近くに手を持っていく必要がないので、安心して作業できます。
このような治具があれば、トリマーを使うよりも早く安全に加工できるように感じます。

アッという間に全ての溝を付けることができました(まあ、治具の作製や機械の設定に相当な手間と時間がかかっているのですが・・・)。

テーブルソー:拡張テーブルの自作

プラダン(冷暖房時に竹天井を断熱する目的で設置)の枠を作製する際に、長尺(約3尺)の材にホゾ加工する必要が生じました。
ホゾの胴付きについては精度を上げるため、テーブルソーを使って加工する考えです。

しかし、私のテーブルソー(マキタ2708)は小型のもので、テーブルの大きさが660mm(幅)×460mm(奥行)しかありません。

このテーブルに3尺の材を載せると、その2/3がテーブルからはみ出すことになり、そのような不安定な状態でテーブルソーを使うのはさすがに危険です。

そこで今回、拡張テーブルを自作するのですが、テーブルソーの取説には同様の目的のものと思われる純正オプション品(ホルダー)が記載されています。

超概略的な図が添えられていますが、鉄の丸棒を曲げただけの代物のような??

いずれにせよ、これを取り付ける仕掛けがテーブルソー側にあるはずです。
テーブルの下を覗いてみると、確かにネジ穴(下写真で朱色矢印)があります。

ネジ穴は一辺につき4個ずつあり、それがテーブルソーに向かって左、右、そして後方にあります。
いずれもネジの大きさ(M6×20)や配置間隔は同じですので、拡張テーブルを一つ作れば、必要に応じて左、右、後方に付け替えることができることになります。

このネジ穴に対して、自作する拡張テーブルをどのように取り付けるか?
ちょうどアルミのアングル(L-25×25×2.0t)が余っていますので、これを下写真のとおり取り付けることにします。

アングルの両翼ともテーブルソーに密接させたいところですが、後方に取り付ける場合、平行定規が移動できるようにその分のクリアランス(下写真で朱色矢印)をとっておきます。

拡張テーブルの骨組みは、胴縁材(40mm×15mm、廃材の再利用)を使います。

木材同士の接ぎ手は3枚の組み接ぎにしようかと思ったのですが、木材の幅が40mm程度しかないため2枚(相欠き)にしています。

この骨組みに対して、天板(ベニア5.5mm厚)を釘止めします。

裏側。

接ぎ手の強度がないため、テーブルソーとの取り付け側(応力作用)は金物(隅金、31mm×31mm)を使って補強しています。

この状態で一旦、テーブルソーに取り付けます。
テーブルソーの後方(下写真で手前側)に取り付ける場合は、傾斜定規(マイターゲージ)の脚が拡張テーブル側に出てくることになります。
この脚を逃がせるように、実は天板の高さを低くしてあるのです。

しかし、この状態ではテーブル間に段差が生じますので、溝以外のところにベニア板(5.5mm厚)を重ね貼りすることで高さを同じにします。

この溝は、あくまでも傾斜定規の脚を逃すためだけのもので精度はありません。

拡張テーブルはテーブルソー本体へボルトで取り付ければ自立しますが、重いものを載せれば下がってしまいます。
そこで、野縁材(38mm×38mm)を使った簡易な脚(取り外し可能)を設けます。

簡単な構造ですが、それでも一手間かけて欠込みを設けておくと直角が決まって気持ち良いものです。

テーブルソーの左側に取り付けてみます。

次に後方に取り付けます。

傾斜定規の脚もスムーズに逃すことができます。

拡張テーブルを後方に取り付けると、下写真のような薄板を挽き割る場合、材が安定することで安全に作業を行えそうです。

このような送材時に拡張テーブルに引っ掛かることがないように、拡張テーブル側が僅かに(0.1mm程度)低くなるようにしてあります。

今回の作製においては、手持ちの材料が使えたため、購入したものはボルトなどの金物だけで済みました(数百円)。
しかし、全ての材料を購入するのであれば、純正オプション品を購入したほうが安くつくかもしれず、さらに作製にかかった手間や時間を考えると市販品は本当に安価だと感じます(発展途上国の人々が低賃金で働いてくれているお陰なのでしょうが)。

いずれにせよ、これでプラダンの枠を作る準備ができました。

電動ハンマーのメンテナンス

ボイラー(ATOウッドボイラー)の導入において、パイプ(給湯管等)を敷設するため土間コンをハツる必要があります。

昨年、井戸ポンプを設置した際にも土間コンをハツりましたが、そのときツルハシでは手に負えず電動ハンマー(マキタHM0810)を入手しました。

電動ハンマーは上写真に写っているもので、相当使い込まれたものをヤフオクで5,000円程度で購入しました。
動作に問題はないのですが、1年ぶりに使うことからメンテナンスを行うことにします(私自身は機械ものが好きでメンテも苦にならないのですが、年1回程度の使用頻度ではメンテや保管のことを考えると費用はかかったとしても、その都度レンタルするほうが良いのかもしれません)。

電動ハンマーの取説を読むと、メンテナンスとしてクランク用のグリスを交換するように記載されています。
グルスも交換するつもりですが、本体とバレルとの間にあるOリング(下写真)が劣化しているのが気になっていましたので、この機会に交換することにします。
Oリングを交換するため、六角穴付ボルト(ナメてしまっているのでこれも交換)を緩めてバレルを取り外します(もちろん自己責任の上です。誤ると重大事故につながる恐れがあります)。

ちぎれそうになっています。

また、バレルの中には下写真のストライカが入っているのですが、これに取り付けられているリングにも亀裂が見られるため交換します(写真は新しいものをセット後)。

このストライカがバレル内を往復運動することでブルポイント(カナヅチに対するタガネに相当する部分)に打撃を与えているのでしょう。

リングは下写真の2個で1セットになっています。

左側(右側のリングの内側にセット)のリングは口先が開いていますが、おそらくバネのような役割を果たしているのだと思います。

汚れたグリスをウエスで拭き取り、取り寄せたOリング(約100円)とピストンリング(約1,500円×2)をセット。
新しいグリスをつけて元どおりに戻します。

次にクランク室内のグリスを交換するため、クランク室の蓋を外して古いグリスをウエスで拭き取ります。

上写真で右下に写っているものがマキタ純正のグリス(約200円)です。
この全量(30ml)をクランク室に入れます。

クランク室の蓋をつけてメンテナンス完了です。

ちなみにクランク室の蓋を開け閉めするには上写真に写っている専用レンチ(300円程度)が必要となります。

動作させてみると新しいグリスが効いているのか、以前に比べて動作音が小さくなったように感じます。
これで土間コンのハツリも捗ることでしょう。