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自然農:自然生えのハクサイ

下写真は自宅に隣接する畑(自然農にて栽培)の現在の様子です。

ひと通りの冬野菜が栽培してありますが、粘土質の土壌改善を図るため自生えのダイコンやゴボウ、ニンジンと言った根菜類がメインになっています。

慣行農法から自然農法(無肥料、無農薬、不耕起)に切り替えて7年が経過し、地力の回復とともに多肥を要する野菜も育つようになってきています。
とは言え、冬野菜のハクサイが収穫できるようになるには、まだ時間がかかりそう。
例年、収穫には至りませんが、地力を確認するためにもハクサイも少しだけ作るようにしています。
それが、なんと!この冬、ちゃんと結球して立派なハクサイに育ちました。

このようなハクサイを、この畑で見るのは7年ぶりのことです。
9年前に父が亡くなって1シーズンは慣行農法で栽培したのですが、そのときは化成肥料を使ったため立派なハクサイを収穫できたのです。
ひと掴みの化成肥料を使わずにハクサイを育てるのに、苦節7年・・・。
その分、喜びもひとしおです(^_^)

先に書いたとおりハクサイは収穫に至らずとも毎年育てているため、春になるとトウが立ち開花、そして種ができます。
そのこぼれ種から自生えしたものが下写真ですが、左側のものはなんと!ちゃんとしたハクサイになっています(トンビが鷹を生む!?)。

右側のものがデカイため小さくみえますが、普通に売っているハクサイと変わりません。

これまでハクサイを作るのに苦戦していたのが、種すら播くことなく勝手にハクサイができるようになるとは本当に驚きです。
勝手にハクサイができるのであれば、来年からはダイコンと同様に野草化したくなりますが、ハクサイは交雑したりして下写真で右側のようなものができるため野草化は難しいように思います。

さらに下写真も別の場所のハクサイですが、こちらは巻きが甘いです。

ハクサイの左に写っているホウレンソウの元気が良いことから、地力不足ではなく播種時期の問題(遅い)ではないかと思います(自生えのハクサイはかなり早い時期に発芽していました)。

自然農は無除草でもあるため、ハクサイの周りの地面は雑草や夏の枯れ草で覆われています。
雑草について、以前はカラスノエンドウ(スズメノエンドウ)やヤエムグラが多かったのですが、今は上写真にも写っているようにホトケノザが大半と言った状態になっています。
ホトケノザは田んぼの畦道などで見かけることからも比較的肥沃な土地を好む植物なのだと思います。
地力の回復とともに雑草も遷移しているようです。




自然農:サツマイモを収穫

前回、モンキーバナナに関するブログ記事をUPしましたが、もちろん畑でもいろいろと栽培しています。

畑は自然農で栽培しており、年々地力が増すにつれて多肥を要する野菜(今夏はナスが大豊作!)も育つようになってきています。
あと今シーズンの特記すべきこととして、7年ぶりにサツマイモを作っています。
久しぶりにサツマイモを作ることにしたのは、このブログを通じて知り合った方から昨冬頂いたさつま芋がとても美味しかったからです(^_^)
頂いたさつま芋のほとんどは薪ストーブで焼いて食べたのですが、2個だけ残しておき、梅雨時にそれから苗を採って畑に植え付けておきました(下写真:7 月上旬の様子)。

それから4ヶ月が経過(途中、蔓返し等の管理は一切していません)。
畑を覆い尽くすように元気良く成長しています。

畑の主屋(古民家)側はマリーゴールド(&芝)を植栽してあるのですが、そこまでサツマイモの蔓が侵入してきています・・・。

既には花の時期は終わっていますが、上写真で両側に茂っているのはアサガオです。
アサガオもサツマイモと同じヒルガオ科の植物だけあって調子が良く、夏の間たくさんの花を咲かせて楽しませてくれました。
アサガオと言えば、今年はグリーンカーテン用としてプランターでも栽培しましたが、やはり畑に地植えすると比較にならないほど元気に育つものです。

サツマイモ畑では今の時期、コスモスやキク、そしてヒマワリまで咲いています。

ヒマワリは今夏に咲いたものが種をつけ、それから自生えしたものです。
ヒマワリの右側には雑草に埋もれて分かりにくいですが、レタスが育っています。

ついでに紹介すると、上写真の右側が下写真で、レタスに続いて、コカブ、タアサイ、アスパラガスが育っています(間にモモの台木用として育てているウメの木もあります)。

さらに、サツマイモを挟んで反対側には上写真で奥からジャガイモ、ニンジン、ダイコンと続き、いずれもサツマイモと共生して元気に育っています。
サツマイモと共生と言えば、自生のゴーヤがサツマイモの蔓のうえを這っています(上写真でサツマイモよりも少し黄色い葉)。
これぞ自然農!?

さて、肝心のサツマイモですが、苗の植え付け後120日で、まだ少し早いように思いつつも待ちきれず、ひと畝(全体の2/3)分を収穫することにします。
まずは、蔓を切って畝の両側にある溝に片付けます。

サツマイモを掘る前にゴーヤを収穫できました。

ただ、ゴーヤはほかにもたくさんあるため、勿体無いですがサツマイモの代わりに土に埋めて土に還すつもりです。

そして、芋掘り。

豊作です!

大きさ、形とも「良」です!

種芋から何回かに分けて苗を取って植え付けたため、後に植え付けたものは収穫が早かったようで小ぶりです。

でも、おやつ代わりに薪ストーブで焼いて食べるには、これぐらいの大きさがちょうど良いようにも思います。

苗を取った2個の種芋は下写真のとおりボール状に巨大化しています。

サツマイモはジャガイモやサトイモなどとは違い、そのままでは冬越しできないこともあって、これまで栽培する気にならなかったのですが、冬の間、薪ストーブで焼いて食べれると思うとモチベーションが上がるものです。
収穫したイモの一部はなんとか冬を越させ、来年もサツマイモを栽培したいと思っています。